『アラサーちゃん』峰なゆかも参戦! SNSでバズった「#赤ちゃん相談室」とは?

『アラサーちゃん』峰なゆかも参戦! SNSでバズった「#赤ちゃん相談室」とは?

いつまでも泣き止まない、ミルクを飲んでくれないなど、悩みが尽きない育児。そんな育児現場の「あるある」ネタを共有するハッシュタグが、2020年春、Twitter上で発生しました。
「#赤ちゃん相談室」というハッシュタグを付けたTweetは、育児中の人たちを中心に話題に。7月には一連の投稿をまとめた書籍『#赤ちゃん相談室』も発売され、ママ&パパの支持を集めています。

≪目次≫

 

「#赤ちゃん相談室」とは?

「#赤ちゃん相談室」とは?

育児にまつわる「あるある」ネタを、親たちが赤ちゃん目線でカスタマーセンターふうに表現したTweetが流行しています。それらの投稿に付けられているハッシュタグが「#赤ちゃん相談室」です。
「#赤ちゃん相談室」が付いた投稿では、赤ちゃんたちを「お客さま」、回答する親や祖父母を「スタッフ」、家庭を「店舗」と表現。かわいくも辛らつなお客さま方のクレームと格闘する様子がTweetされ、共感したり、苦笑しつつもほっこりしてしまうとファンを増やしているのです。

そんな一連のムーブメントに火を点けたのが、Twitterユーザーの“もーちゃん”さん。2020年3月19日に投稿した、こんなTweetがこのタグの始まりでした。

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Q.寝たいのに眠れません。
どうしたらいいかわからず毎回とりあえず泣いています。
(埼玉 生後6ヶ月 女性)

A.泣かずに寝たらいいと思います。
こちらも寝たいのでその辺は一致しているはずなのですが…
(埼玉 30代 女性)

#赤ちゃん相談室

もーちゃんさんTwitter投稿

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この投稿は8月現在で約2万リツイート&約9万いいねを獲得するほど大盛り上がり。「この(#赤ちゃん相談室の)形式であれば、ママ側のつらかったことも笑いにして処理できるのではと思いました」と、もーちゃんさんは投稿したときのことを振り返ります。

では、「#赤ちゃん相談室」に寄せられたクレームと、各店舗での対応を見ていきましょう! 書籍『#赤ちゃん相談室』に登場する「室長」と、オブザーバーである小児科医・森戸やすみさんのアドバイスも一緒にご覧ください。

 

Q.おっぱいを飲もうと思っているのに……

Q.おっぱいを飲もうと思っているのに口から離れていきます。
お腹が減っているのに大変不愉快です。
システムの見直しをお願いします。
(0か月 男性)

A.大変申し訳ありません。
お客様ご自身の手で押し返されてはいませんか?
今一度ご確認をお願いします。
(30代 女性)@Dq4O4ne

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≪室長からのひと言≫
抗議されながらの食事介助、服は食材でカッピカピ。
スタッフ一同、「自分で自分をほめてあげたい!」というスタンスで乗り切る所存です。

 

「反射」がそれをさせている。(小児科医・森戸やすみ先生のアドバイス)

「生まれて間もなくは、意思ではなく「反射」によりいやがって見えたり、そっぽを向くことがあります。手で押すのもそのひとつ。おっぱいが欲しくないわけではないので、反射がおさまったらあげてみましょう」

 

Q.夜のおむつ替え担当者が下手

Q.最近、夜のおむつ替えが男になったのですが、下手なせいで僕のおしりがびちょびちょになります。いつもの女に戻してください。
(10か月 男性)

A.働き方改革にもとづき、夜間は男性スタッフが担当です。ご不便をおかけしますが、ご了承ください。
(女性)@yuhaku12

 

私の腰痛&腱鞘炎(けんしょうえん)で夜のオムツ替えの担当が夫に代わると、3日連続でオシッコ漏れ。以降、夫がオムツを替えようとすると、本気でイヤがるように……!

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≪室長からのひと言≫
衛生環境を維持しながら、素早く、漏らさず、そして心地よくお召し替えするのは至難のワザ。スキル獲得まで、今しばらくのご辛抱(しんぼう)を。

 

Q.笑っている人達が小さい箱の中から……

Q.たまに笑っている人達が小さい箱の中から、一生懸命に話しかけてきます。面倒だけど、愛想笑いで返します。何ですか?
(5か月 女性)

A.お客様の投資家である、祖父母様とのLINE会議でございます。今後もそのように忖度(そんたく)をお願いいたします。
(30代 女性) @Ryu2017M

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≪室長からのひと言≫
これは「コミュニケーション」という名の、お客さまにとっても大切な営みでございます。毎日アレコレ何事かと、驚かれるかもしれませんが。

 

『アラサーちゃん』の漫画家・峰なゆかも参戦

漫画『アラサーちゃん 無修正』(扶桑社)の作者・峰なゆかさんも、2020年4月に出産した長男の子育てにまつわる思いを寄せました。

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Q. 大柄なスタッフ2名は食事の用意や抱擁(ほうよう)などしてくれて
よく働いているようですが、
小柄なスタッフ1名が寝てばかりで
まったく労働意欲を感じられません。
注意してください。
(0か月 男性)

A.それは猫です。
お客さまがもう少し大きくなられたら、お客さまも食事の用意や抱擁などしてあげてください。
(峰なゆか)

『アラサーちゃん』峰なゆかも参戦! SNSでバズった「#赤ちゃん相談室」とは?

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猫×赤ちゃん。どうなるか!? 初対面はドキドキしたけれど

うちの猫はダンボールでも電化製品でも、見慣れないアイテムが家にやってくると、とりあえず上に乗ってマーキングする習性があるので、退院直後は赤ちゃんの上に乗るのではないかとハラハラしていたのですが、ちゃんとアイテムではなく「小さい人間」だと認識しているようで、今のところ遠巻きに眺めたり、たまに近寄ってのぞき込んだりしています。

峰さん赤ちゃんと猫ちゃん

 

 

峰なゆか Profile

峰なゆかProfile

(みね なゆか)

女性の生態や男性のホンネを赤裸々に描いた代表作『アラサーちゃん 無修正』(扶桑社)が大ヒット。テレビドラマ化もされている。2020年4月、結婚と出産を発表。一般人の夫をモデルにしたキャラクターは「チャラヒゲ」として漫画に登場している。
Twitter @minenayuka

 

“孤独を感じているママ&パパは「#赤ちゃん相談室」へ”

書籍『#赤ちゃん相談室』に掲載されたインタビューで、原案者のもーちゃんさんは“私自身も「#赤ちゃん相談室」をきっかけに、たくさんの方たちと育児のあれこれを笑い合えたり共有できたことがとても嬉(うれ)しかった”と明かしています。
「今でも育児で泣きそうになったり心が折れそうになったりすることがありますが、今回『#赤ちゃん相談室』にたくさんの人たちが参加してくださったことで、つらい思いが笑いに変わっていきました」
「もし孤独を感じているママさんパパさんがいたら、ぜひ活用をオススメしたいですね。もちろん私もTwitterに生息しているので、悩めるママは気軽にTwitterで話しかけて!」

Twitter投稿をきっかけに、見ず知らずの育児仲間が大勢できる「#赤ちゃん相談室」。このハッシュタグが流行った理由のひとつは、育児の大変さを共有しつつ、同士と笑い合いたいママさん&パパさんがそれだけ大勢いたから、なのかもしれませんね。

 

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原案/もーちゃん Profile

夫、小学生の長女、0歳の次女と暮らす二児の母。アカウント名の由来は「マイペースで牛っぽい」といわれることから、その「鳴き声」でネーミング。甘いものとしょっぱいものが大好きなので、「柿の種チョコ」が最高の癒やし。
Twitter @moo_moo_Nmooo

 

オーガニックに詳しいママが子どもと使う安全コスメ

 

 

監修/森戸やすみ先生 Profile

1971年、東京都生まれ。小児科専門医。一般小児科、NICU(新生児特定集中治療室)などを経て、2020年にどうかん山こどもクリニックを開業(https://www.doukan-yama.jp)。医療者と非医療者のかけ橋となる記事を書き、Twitterでも積極的に育児情報を発信している。著書『小児科医ママが今伝えたいこと! 子育てはだいたいで大丈夫』(内外出版社)ほか多数。
Twitter @jasminjoy

<2歳児のママ・犬山紙子>子どもは褒めて伸ばすけど褒めるときも注意が必要?

子育て中にスマホはダメ?2歳児のママ・犬山紙子が育児について語る

 

(抜粋)

書籍『#赤ちゃん相談室』

書籍『#赤ちゃん相談室』
監修者:森戸やすみ、イラスト/大野太郎、原案/もーちゃん

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企画・執筆協力/山田ノジル
編集協力/三浦ゆえ
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください
Web編集/FASHION BOX

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