(2020年1月31日 更新)
「よく寝た気がしない」「ぐっすり眠れない」など睡眠に関する不満を抱える大人世代は非常に多く、大規模な調査によると、不眠を訴える40・50代は70%を超えています。大人世代が抱える睡眠に関する問題への対処法を日本睡眠科学研究所所員の志村洋二さんが教えてくださいました。
≪目次≫
教えてくれたのはこの方
日本睡眠科学研究所所員
志村洋二さん
【Profile】
大学と連携し、睡眠についての研究とそれに紐付いた寝具の開発を行う。最新の睡眠研究の情報を収集・分析し、暮らしにどう活用すべきかを提案している。
40・50代女性のリアルな睡眠問題
女性特有の睡眠問題をクローズアップ。どのように対処すべきか考えます。うまく眠れない原因は男女差もあるので、うまく眠るヒントを探りましょう。
夫が早寝すぎる!
Q:
最近夫が早く寝るようになりました。8時や9時など驚くほど早く寝て、朝は早くに起きています。早寝早起きは健康的な生活なので、わたしもそれに合わせて布団に入りますが、うまく眠れません。
A:
早寝早起きになるタイミングは女性と男性で10年も違います
早寝早起きの睡眠サイクルになるのは、一般的に、女性よりも男性の方が10年程早く起こるといわれています。これは、男性の方が女性より睡眠力が弱いため。そのため、夫に合わせようと妻が早く寝床についても、なかなか寝付けないのは当たり前。それを不眠と勘違いする人も多いとか。眠りのサイクルは人それぞれ。無理に家族に合わせず、自分のペースを保ちましょう。バラバラの時間に寝起きしても、互いに満足な睡眠を取ったほうが、豊かな関係を築けます。
旦那のいびきがうるさくて眠れない!
Q:
夫が50歳を過ぎた頃から、いびきが大きくなったように感じます。お酒が入った日は特にひどく、深夜に度々起こされてしまうことも。無呼吸の症状もあるので夫に忠告しても深刻に受け止めてくれません。
A:
不快と思う音を我慢してはいけない
隣で寝ている人が、大きないびきをかいていたら熟睡できないのは当然のこと。寝室は、図書館のような(40dB以下)静かな環境が理想。できれば、寝室を分けるなど対策を取りましょう。いびきは、舌が落ち、気道がふさがるために起こるので、抱き枕などで横寝をさせるなども有効です。ただし、無呼吸症候群の場合、治療が必要なので、一度専門のクリニックで調べることをお勧めします。また、更年期になると、のどの筋肉が緩んでくるため、女性でもいびきをかきやすくなります。
(大人のおしゃれ手帖編集部)
photograph: Yumi Furuya
illustration: Izumi Okaya
text: Mizuki Sakaguchi
edit:FASHION BOX
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