現金が使えない世の中が来る!? 決済難民にならないために「今すべきこと」とは

出典: FASHION BOX

現金ではなく、クレジットカードやデビットカード、電子マネーなどを使う「キャッシュレス決済」。政府が推進しているこの決済スタイルは、どんどん浸透しつつあります。

政府は、今後10年間(2027年6月まで)にキャッシュレス決済の比率を40%まで拡大することを目指していますが、そうなった時、私たちの暮らしにはどのような変化が訪れるのでしょうか? 近い将来、現金が使えない世の中が来るのでしょうか?

そんな疑問に、キャッシュレス事情に詳しいニッセイ基礎研究所の福本勇樹さんが答えてくれました。

 

海外旅行時は要注意! トイレさえ使えない事態も

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福本さんの予想では、今後キャッシュレス化が進むとはいっても「現金が使えない社会になるまでは相当な時間がかかるでしょう」とのこと。少なくとも、40~50代の人が生きている間は心配無用だそう。

私たちが影響を受けるとすれば、「まず考えられることは、海外旅行先で不便を被る可能性です。たとえば、中国やスウェーデンのように、その国でしか使えない決済サービスが普及している国に旅行した場合には、現金を使うことができなくて、困るかもしれません」

中国ではバーコードを活用したスマートフォン決済が急速に普及していて、「現金決済お断り」の小売店も増えつつあるのだとか。

「ちなみに、欧州ではトイレ使用にチップが必要ですが、スウェーデンには現金ではチップを払えないトイレすら登場しています。米国では、“おひねり”をバーコードで受け取る大道芸人も増えています」と福本さん。

スマートフォンが使えない高齢者が“決済難民”になるという問題が、既に中国では起こっているのだとか。

 

払いたくても払えない! 国内でも“決済難民”出現の予感

日本でのキャッシュレス決済はクレジットカードやデビットカード、電子マネーが中心のため、中国と同じことが起きる心配はないかもしれません。

しかし、「デビットカードは、そもそも自分名義の銀行口座がなければ使えません。クレジットカードの場合は、さらにハードルが高く、安定した収入がないと発行もされない。そのため、高齢者や専業主婦、学生などが“決済難民”になる可能性はあります」と語る福本さん。

今のうちに何らかのキャッシュレス決済の手段を手に入れて、慣れていくことが必要かもしれません。

日本国内でも少数派ではあるものの、「現金決済お断り」の小売店が登場しているそう。今まで現金への信頼が厚くカード払いを避けていた人も、この機会にキャッシュレス化を一歩進めてみてはいかがでしょうか。

 

【教えてくれたのは……】
福本勇樹さん

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ニッセイ基礎研究所、金融研究部准主任研究員。住友信託銀行(現・三井住友信託銀行)を経て2014年9月より現職。

 

(大人のおしゃれ手帖編集部)
text:Hiroko Ohyama
edit:P.M.A. Tryangle
illustration:Natsuki Suyama
編/FASHION BOX
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