SEKAI NO OWARI、Fukaseが俳優デビュー!
独特の世界観を持つ楽曲で幅広い人気を誇っているSEKAI NO OWARIのフロントマン、Fukaseさんが映画『キャラクター』で俳優デビュー! 菅田将暉さん演じる漫画家が顔を見てしまう連続殺人犯・両角を演じています。
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「菅田将暉との対峙で両角が掴めた」(Fukase)
――この作品に出演しようと思った経緯は?
「最初はお断りするつもりだったんですが、プロデューサーの村瀬(健)さんの強いネゴシエートにあいまして(笑)。役者をやってみたい気持ちがゼロではなかったんですが、僕は映画が大好きなので僕が出演することで作品が台無しになって、ご迷惑をおかけするわけにはいかないと思ってました。でもメンバーから『音楽活動にも影響があるんじゃない?』とか『うちのボーカルが役者やっているのを見てみたい』と言ってもらったのもあって、しっかりと演技レッスンさせていただくことを条件にお引き受けしました」
――撮影まで1年半ほどあったそうですね。
「そうです。先生に1年半あったら僕はこの役ができるようになりますか?とお聞きしたら『じゃあできるようにしましょう』と言っていただいて。芝居なんてひとつもやったことなかったので基礎の基礎からやらせていただきました」
――それにしても初演技で殺人鬼役、インパクトがすごいです!
「10年くらい前だったかなあ。マネージャーから『Fukaseは役者とか興味あるの?』って聞かれた時、セリフを覚えられないと思うから無理だと思うと言いつつ、殺人鬼役ならやってみたいかもと言ってたんです。だって殺人鬼って実生活では絶対に体験できないし、自分の中に全くない感情を演じてみるのは面白いかもしれないと思ったから。そしたら話が来たんです(笑)」
――どのように両角を作っていったのですか?
「撮影中は気持ち悪いって言われたらそれが褒め言葉だと思っていたので、カットがかかったら『気持ち悪かったですか?』『はい、バッチリ気持ち悪かったです』みたいな会話を監督としていました(笑)。人間は何を気持ち悪いかと感じるかをすごい考えて、絶妙にズレた間だったり、絶妙に嚙み合わない会話のキャッチボールなどを意識しました」
――菅田将暉さんとの共演の印象は?
「実は菅田さんときちんとセットで対峙するまで、イマイチ両角像を掴み切れていなかったんです。両角の核って菅田さんが演じる山城の存在なので、僕にとって山城は台本上にしかなくて、棒人間みたいな印象だった。でも山城になっている菅田さんと対峙したらそのピースがハマった気がして、急に両角の身体を動かすクセとか出てきたんです。だから菅田さんにだいぶ引き出された部分はありましたね。菅田さんは僕が初演技なのですごく気を遣ってくださっていました。話しかけていいものかスタッフさんを通じて遠回しにお聞きしたら、『やりやすいようにしてください』と言ってもらったので、もうガンガン話しかけて、現場ではとても和やかでした(笑)」
『GTO』ほか、5000冊を超えるFukaseの漫画愛
――本作は山城が描く漫画が重要なアイテムになりますが、Fukaseさんは漫画を読みますか?
「すごく好きで読みますよ。電子書籍だったら5000冊くらい持っていて好きな漫画は何度も読んだりします。最近だとコメントも寄せさせていただいた『王様ランキング』が好きですね。あと、僕はまだ読めていないんですけど、(SEKAI NO OWARIの)メンバー3人に『早く読め』ってすごいオススメされている『BEASTARS』が気になっています。みんなが移動中に車の中でネタバレしないように『BEASTARS』の話をするから、まるで暗号みたいに聞こえるし、話題に全く入っていけなくてめっちゃつまんないから、車内を面白くするためにも早く読みたいなーと思っています」
――子どもの頃も含めたオールタイムベストの漫画を挙げるとしたら?
「『GTO』の鬼塚英吉先生が大好きなんです。漫画だからぶっ飛んだこともしますけど、鬼塚英吉の人生哲学が、すごくシンプルかつすごく優しさがあって。僕は学校にほとんど行っていなかったので、僕の先生は鬼塚英吉だと思って学生時代は生きていました。鬼塚英吉の22歳を超えた時、先生の年齢を超えてしまったと思ってすげえ悲しい気持ちになりました」
映画『キャラクター』/Information
もしも売れない漫画家が殺人犯の顔を見てしまったら? しかも、その顔を"キャラクター“化して漫画を描いて売れてしまったとしたら? そんなアイデアを基軸に、登場人物(キャラクター)それぞれが幾重にも交錯する物語を描いたダークエンターテインメント。
■CAST
菅田将暉 Fukase(SEKAI NO OWARI)
高畑充希 中村獅童 小栗旬
■原案・脚本:長崎尚志
■監督:永井 聡
Fukase(SEKAI NO OWARI)/Profile
1985年10月13日生まれ。東京都出身。
4人組バンドSEKAI NO OWARIのボーカリストで、セカオワの数多くの楽曲の作詞・作曲を手がける。SEKAI NO OWARIが2019年に行った全国ツアーでは約30万人を動員。ファッションや、独特なタッチで描かれる絵画も注目されている。
(参考)
書籍『キャラクター オフィシャルガイドブック』
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取材・文_熊谷真由子
撮影_三橋優美子
ヘアメイク_江口洋樹
スタイリング_百瀬豪
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WEB編集_FASHION BOX