女性を解放する! 長谷川京子さんのランジェリーブランド「ESS by(エスバイ)」誕生!
生理、更年期、性……今まで密やかに語られていた女性特有の問題がフェムテックという世界的なムーブメントによって大きく動き出しています。自身の理想を詰め込んだ、機能的でいて美しいランジェリーをプロデュースした長谷川京子さん。ランジェリーを含めフェムテックに対する思いとは?
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フェムテックとは?
「Fem Tech」=Female(女性)とTechnology(テクノロジー)をかけ合わせた造語。生理痛や更年期障害など、女性が抱える健康問題を、テクノロジーで解決できる製品やサービスなどの総称。
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“フェムテックは、自分のカラダを慈しむためのきっかけに”
顔や髪には手をかけるのに、デリケートゾーンは?の疑問
2019年の40歳の時、写真集『Just as a flower』(宝島社)を発売し、メリハリのあるしなやかボディを披露した長谷川京子さん。この5月に初めて自身がプロデュースする下着を発売し話題に。日頃から自分のカラダと向き合い、慈しむ気持ちを忘れない長谷川さんが考えるフェムテックとは?
「私自身、顔や髪、カラダはこんなにお手入れするのに、胸やデリケートゾーンはどうなの?という疑問を長年抱えていたので、フェムテックは前向きに捉えています」
ボディトリートメントに通うサロンの施術者の女性が「私はお風呂上がりに顔より先にデリケートゾーンのケアをする」と話すのを聞き、なるほどと思ったそう。
「私もお風呂上がりはまず顔にパックして、デリケートゾーンにクリームを塗るようになりました。フェムケアを行うとデリケートゾーンが喜び、それによって顔色が明るくなったり、気持ちがポジティブになるという経験があったので、もっと自分を慈しんであげるべきだなと思ったんです」
長谷川さんはフェムテックという言葉を“自愛”だと話す。
「両親からセックスや性に対する発言はデリカシーやTPOを踏まえてと育てられたので、自ら積極的に発言するわけではありません。でも女性の膣トレを女性誌が取り上げるようになって私自身が試してみたり、お友だちの誕生日プレゼントにバイブレーターを贈ったりする感覚は持っています」
見えない部分を慈しむと、身のこなしが変わります
下着にこだわることも、女性としてのカラダに対する自愛だと思うと話す長谷川さん。
「人からは見えない部分だけど、そこを慈しむかどうかで、その人が醸し出す印象が変わると思うんです。昔、女性が下着をつけずにタイトスカートで1日過ごすと、身のこなしがとても女らしくなるんだという話を聞き、妙に納得しましたから(笑)」
肌のデリケートな部分に密に当たるものだけに、長谷川さんは下着をプロデュースする際、自分なりのこだわりを詰め込んだ。
「国産の下着は機能性が高いけれど、レースの素材やデザインになかなか満足できず、海外のものはデザインが素敵なのに、胸がきちんと収まらない。そんな双方のいいとこ取りはできないかと考えたんです」
「ESS by」のブラジャーでこだわったのは脇の高さ。ショーツはヒップの丸みを出すデザインを大切にした。
「胸が横に流れては美しくないので、脇高のデザインを採用しました。逆に胸もとのカッティングは大胆に入れ、曲線を描くカービングラインでメリハリをつけました。ショーツはヒップの高さを見せたい部分に丸みが出るようにして、フロントはハイライズで誰もがはきやすいデザインに」
これからは身につける下着も含めたフェムケアで、とことん自分自身を慈しみたいという長谷川さん。そんな丁寧な生き方が、女らしい立ち振舞いや、魅力ある雰囲気を醸し出す秘訣なのかもしれない。
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着けている自分を愛しく思えるようなランジェリーを
ESS byのブランドコンセプトは自愛(Self-Love)。
・ストラップが外寄りなので背中あきトップスで見えにくい
・脇高で胸が流れにくい
・ヒップの丸みがキレイに出るブラジリアン
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撮影=目黒智子
スタイリング=樋田直子
ヘア=宇津木 剛
メイク=佐々木貞江
取材・文=今井 恵
(GLOW 2021年7月号)
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WEB編集=FASHION BOX