辛酸なめ子が人形町の小網神社を訪問! 金運アップを願う2人の女性を見て……

辛酸なめ子が巷の金運UP術を考察|人形町・小網神社の銭洗い弁天で洗った意外なモノとは

辛酸なめ子の覗き見♡ OL妄想劇場

『steady.』で連載中の「辛酸なめ子の覗き見♡ OL妄想劇場」。コロナの影響もあってか、金運アップを願って人形町の小網神社が人気なんだとか。先日、なめ子さんも小網神社へ参拝に訪れ、そこで見かけたという2人の女性の様子について綴ってくれました。

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金運アップに励む人々。もう国は信用できない……

東京都の財政状況が新型コロナ対策で激変しているそうです。オリンピックも無観客になり、チケットの収益900億円分が見込めない状況に……。東京、そして日本経済はどうなってしまうのでしょう。日本自体がますます貧乏国になりそうです。そんな国に住んでいる私たちの個人的経済も心配です。私もコロナで収入減でしたが、周りの人を見ると開運術で金運を回復させようと努力しているようです。

先日「九星気学」の開運術のオンライン講座を受けました。他にもOLさんなど何人か参加。「天道吉方開運術」は、万人向けの開運の方角に旅行したり出かけて良い運気を得るという方法(ちなみに8月7日から9月6日は北が吉方位だそうです)。他にも「60年間、開運の流れるプールに入ったようになる」という何年かに一度しかできない秘術「輪重吉方法」のタイミングが今年10月にあるとか。ただ、吉方位に引っ越したり仮住まいに2カ月ほど住まないとならないというハードルの高い開運術でした。「人、物、お金、チャンス、名声、全てに恵まれ開運の無限ループが続く」と言われると心が動きます。貪欲に開運術を行うのも、副反応が出そうですが……。神社に参拝したり、善行を積むことで、地道に開運するのが良いかもしれません。

都内の隠れ家的パワースポット 神社はいつも混雑

小さな神社なのに、いつ行っても人流が途絶えないのが、人形町の小網神社です。占い師さんに、かなり霊験あらたかな神社と聞いて以来、何度か参拝。ビルが建ち並ぶ隙間に、伝統的な神社建築の木造の社殿が唐突に現れて、狭いながらもそこだけ異空間です。第二次世界大戦のとき、小網神社に参拝してから出兵した兵士は全員無事だったとか、東京大空襲でも焼けずに残ったと言われています。先日行ったときも、本殿には10人くらいの列ができ、お守り売り場も賑わっていました。さらに本殿の横にもうひとつ行列が。境内には「東京銭洗い弁天」もいらして、弁天様の像の前から流れる霊水でお金を洗うと、何倍にもなって返ってくるご利益が。やはりこのご時世、銭洗い弁天様にすがりたい人は多いようです。まず本殿にお参りしてから銭洗い弁天様の霊水で100円玉を洗わせていただきました。昨今、キャッシュレス化が進んでいて電子マネーオンリーでお財布は持たない人もいるそうですが、こんなときご利益にあずかれないというデメリットが。銭洗いのカゴは感染症対策で撤去されて、ななめの台から流れる水でお金を洗えるようになっていました。見ていると千円札を洗っている人もいて、100円玉なんてちまちましている場合ではありませんでした。さらに驚いたのは、女性2人連れが万札を洗っていたことです。「銭洗い弁天」の霊水で洗ったお金は、使わずに財布の中に入れておくと「種銭」となってお金を呼び寄せる、という説がありますが……一万円札が使えなくなるリスクをとってまで開運行為に勤しむ女性たちがセレブに見えます。当たり前ですが100円が数倍になって戻ってくるより、一万円が数倍になる方がリターンが大きいです。一万円を洗う人が出たあとは、水が流れる台に直接お金を並べて洗っている人など、参拝者の欲にまみれた行動が目に付きました。(と言いながら私も銀行のキャッシュカードを洗ってしまいました……)

その女性2人はしばらく神社のそばに佇み「本当の神様がいらっしゃるんですって」などと声をひそめて語りながら神社を撮影。「当たるんだねやっぱり」と話す声も聞こえたので、参拝した人が宝くじに当選したのでしょうか。2人は神社のパワーを吸収したあと「カフェに行こう」と立ち去りました。「チェーンのカフェがあるから」という声が聞こえて、高いおしゃれカフェに行かず、安いチェーンの店に行くという経済感覚がさすがです。人形町のチェーン店というと、サンマルク、ベローチェ、カフェ・ド・クリエあたりでしょうか。金運は一日にしてならず。一万円札を洗う大盤振る舞いを見せながら、ふだんは節約。お金をムダ遣いしなくなる、というのも銭洗い弁天様のご利益かもしれません。通ううちに、銭洗い弁天様がファイナンシャルプランナーのような存在になりそうです。

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PROFILE/辛酸なめ子(しんさん・なめこ)

辛酸なめ子(しんさん・なめこ)

漫画家、コラムニスト。皇室、セレブリティ、スピリチュアルなどの分野に精通。著書は『女子校育ち』(筑摩書房)、『セレブマニア』(ぶんか社)、『辛酸なめ子のつぶやきデトックス』(宝島社)など。『辛酸なめ子の現代社会学』(幻冬舎文庫)は、日本のカルチャー要素をキーワードに、漫画タッチで構成されています。ツイッターのシュールボイスもお見逃しなく。@godblessnameko

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steady. 2021年9月号

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WEB編集/FASHION BOX

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