InRed女子の働くこと、育てること
『InRed』で連載中の「InRed女子の働くこと、育てること」。今回はアパレルブランドを数多く展開する、株式会社アルページュで代表取締役社長を務める野口麻衣子さんにお話をうかがいました。
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“心と体に余裕を持てるように逃げ道を作っておくことが大切”
「アプワイザーリッシェ」など5ブランドを展開するアルページュの代表取締役社長の野口さん。「大学卒業後はアパレル企業に入社しました。その後、両親の経営していたアパレル会社が事業転換を試みた1999年に転職しました」。妊娠、出産したのは、会社に入って10年目のようやく事業が落ち着いた頃のこと。「半年間家に籠もりきりで、育児ノイローゼになる寸前でした。ある時、母が服を一式買って来て、『お洒落をして外に出なさい』と言ってくれて。新しい服を着て外出しただけで気分がすごく変わりました。洋服には人の心を幸せにする効果があると再確認した出来事でした」。代表取締役社長に就任したのは次男を出産してすぐの頃。「社長就任もあり、次男を出産して1カ月で復職。ベビーシッターの力を借りることで、仕事と育児の両立が成り立っています。働くお母さんは職場でも家でもやることがたくさん。毎日やり続けるには、逃げ道をどこかに作ったほうがいいと思うんです。例えば、シッターさんに週1回でも月1回でもいいから数時間頼むことで、心にも体にも余裕が生まれると思います。我が社の女性社員も3人に1人が子育て中。子どもの病気や用事で、みんな申し訳なさそうに会社を休むんです。でもそれは子育てでは当たり前のこと。細く長く続けることが大切だと思っています」。
シッターさんと協力し家事を円滑に進める
5:30 起床、お弁当と朝食作り
6:30 朝食
7:00 長男が登校、次男の身支度
8:00 次男を保育園へ送る
8:30 夫婦でティータイム
9:15 出社
16:00 シッターさんが次男のお迎え
18:00 退社後、市場調査
20:00 帰宅
21:00 子どもたちが就寝
23:00 余裕があれば自分時間
1:00 就寝
毎日を頑張れるのはコレのおかげ!
「アートは生活の中でも欠かせない要素です」
アーティストichi tashiroさんの作品。「数年前からオフィスに飾っています。この作品の前を通る度にインスピレーションをもらいます」
「好きな服を着ることは活力にもなります」
洋服はデザインや色によって気分が上がる。「疲れている時は特に、元気をもらえる色やデザインを選びます」
「お香を焚いて気持ちを整える」
「五感に刺激を受けることで、自分の体調や感じ方が変わるのではないかと考え、心がざわつく時は、『香雅堂』のお香を焚いて気持ちを整えます」
「息子のお弁当はインスタにアップ」
インスタグラムにアップしている長男のお弁当。「写真をアップすることで、モチベーションを保つようにしています」
アパレル広報のワーママが語る、出産後半年での職場復帰【体験談】
マイナビ勤務のワーママが仕事や子育てを語る! 実家近くにマイホームを購入したら……
教えてくれたのは……株式会社アルページュ 野口麻衣子さん
【PROFILE】
アパレルブランドを数多く展開する会社で代表取締役社長を務める。中学1年生の長男と4歳の次男のママ。都内で夫と4人で暮らす。
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撮影=大村聡志
取材・文=中村三枝子
(InRed 2021年9月号)
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WEB編集=FASHION BOX