心地よい暮らしに「美しい」をプラス。
お洒落と暮らしの美マインド/辺見えみりさん
おうち時間が増え、自分のライフスタイルを見つめ直した人は多いはず。これからは、そこに自分らしい美意識を注ぎ、さらに生活を充実させていくことに注目しましょう。美しく生きるGLOW世代の辺見えみりさんにとって、日々の暮らしを豊かにする「美しい」エッセンスとはどんなものなのでしょうか。
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美しいとは……なるべく偏りをなくし力の抜けた“いい加減”のバランスでいること
日常の機微も何もかもクスッと笑って受け入れたい
どこか完璧ではないものに愛おしさや美しさを感じます
ご自宅には、お気に入りの器を収めた大きなアンティークの食器棚がある。
「よく鏡で自分をチラッと見る人とかいるじゃないですか。あれがわたしの場合は、食器棚。眺めてニンマリしています。美しい器を作られた作家さんたちとの会話を思い出すのも楽しくて」
器好きになったきっかけは、アスティエ・ド・ヴィラットの白いお皿。
「少しいびつで手作りの温かみのあるところに惹かれました。わたしは、器も人も、どこか完璧ではないものに愛おしさや美しさを感じます。美しさって、とおりいっぺんではないんですよね」
辺見さんの美しく生きるためのキーワードは、ずばり「バランス」。
「年齢を重ねるごとに、バランスの良さが大事になっている気がします。注力する対象も、物事の考え方も、どこかに偏っていない方が精神的に安定するから。その安定感がもたらす穏やかさが美しさに繋がるんじゃないかな」
とはいえ、良いバランスを維持するのはそう簡単なことではないはず。
「やはり、今の自分を認めることですよね。かく言うわたしも若い頃はもがいてばかりいました。だからこそ、結局笑っている人が幸せ、と今は思う。自分を受け入れ、くだらないことをクスッと笑いながら毎日を過ごしたいです」
Q:あの人美しいな、と思う人は誰ですか?
わたしの母・辺見マリです。母は若い頃から辛い経験を重ね、もがきながらも一生懸命に生きてきた人。老齢になった今ピカピカに輝いています。芯が純粋なのかな。私の母で良かった、と心から思います。
Q:これがあるとハッピーになれるというものは何?
お寿司です。美味しくて、美しい。新鮮なネタの透明感、シュッとした板の感じ、ショーケースの清潔感など、お寿司屋さんは、私の“好き”が詰まっている場所です。寿司職人さんが握っている姿も凜として美しいです。
Q:こんなわたしが好き!と思えるのはどんな時?
洋服を作っている時が、いちばんまっすぐな自分だと思います。人生で初めて名刺を持って、生地選びから服作りのすべてに関わって仕事をしています。好きなことに脳みそをフル活用できて、本当に楽しいです!
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PROFILE/辺見えみり(へんみ・えみり)さん
1976年生まれ。タレント、女優。ファッションブランド「OUTERSUNSET」ディレクター。暮らしのことを丁寧に綴った新著『重ねる時間』(大和書房)が三度の重版、好評発売中。
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撮影=菊池 史
スタイリング=乾 千恵
ヘア=masato〈marr〉
メイク=早坂香須子
取材・文=土谷沙織
編集協力=小池 遥
(GLOW 2021年11月号)
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WEB編集=FASHION BOX