心地よい暮らしに「美しい」をプラス。
お洒落と暮らしの美マインド/神崎 恵さん
おうち時間が増えたことで、これまでのライフスタイルを見つめ直し、暮らしを整えた人は多いはず。これからは、そこに自分らしい美意識を注ぎ、さらに生活を充実させていくことに注目していきましょう。美容家の神崎恵さんにとって「美しい」とは? 暮らしのなかの美意識、そのために実践していることなどを教えていただきました。
宝島社公式通販サイト「宝島チャンネル」なら電話注文もOK! 詳しくはこちらをクリック
【電話注文専用TEL】0120-203-760
【受付時間】9:00~18:00(土日祝日を除く)
美しいとは……世間の目や女性性から解放されて本来の自分を取り戻すこと
心の声に耳を傾けて本当の自分を大切にする
きれいであることよりも自分らしいことの方が美しい
神崎さんがここ数年使わなくなった言葉の中に、「女らしく」がある。
「そもそも女性らしさが美しさの一つである、ということに違和感を覚え始めたんです。若い時は外向きのベクトルで生きていたけれど、この歳になってそれが内向きに変化し、女性らしいことより自分らしいことの方が本質的に美しいんだと気がつきました」
40代はホルモンバランスが変化し、閉経へのカウントダウンが始まる年代。
「不安に思う人もいるだろうけれど、わたしは性や他人の目線から解放され、より自分らしさを追求できることにワクワクしています」
新しい自分の生き方を模索していく時、いつも思い浮かべるのは“コンパス”だとか。
「軸足をしっかりと置き、もう片方の足は自由に広げたり、宙に浮かせたり、いつでも動かせるような柔軟性を持っているコンパスです。大人になると行動範囲が狭まるから、コンパスみたいに守るべきものを大事にしながらも、軽やかに動けたら素敵だなと」
美しさの可能性を自ら伸ばすには、幾つになっても学び続ける姿勢がカギだそう。
「知らないことを知るのは楽しいですから、常に何かを学んでいたいです。わたしはメイクさんにはいつも、“好きにしてください”と贅沢なお願いをするんです。そうすると新しい自分に出会えて楽しいですし、そこから学べることがすごくたくさんあるんですよ」
Q:45歳の今、愛すべきボディパーツとは?
ひとつ挙げるなら、肩甲骨です。肩甲骨が動かないと背面の筋肉が弱まって、結局すべて重力に負けてボディラインが崩れていきます。肩甲骨を動かすたびにそれを痛感するので、トレーナーさんのアドバイスの元で重点的にトレーニング中。背中がきれいということは、前面もきれいということ。美しい全身バランスを目指すには、とにかく肩甲骨を動かすことです。
Q:美しい肌のためにしていることをひとつ教えてください。
水分と油分のバランスが重要だと思っています。みなさん水分は意識されているんですけど、油分がまだまだ足りていない。ベタつくとか、重いとかいう感覚を若い時に感じて、そのまま遠ざかっている人が多いんです。油分と言ってもいろんなテクスチャーがあるので、自分に合うものを選んで、しっかりとお手入れすると◎。
Q:あの人美しいな、と思う人を教えてください。
インスタグラムで国内外問わず80代、90代のいろんな女性をフォローしているんですけど、みなさんすごくチャーミングで、メイクも自分なりの色使いや表現をされている姿を見て、とても憧れます。わたしもいつまでもヘルシーでチャーミングな人でいたい。今から健康第一で、たくさん笑ってかわいいおばあちゃんを目指したいと思います!
美容家・神崎恵の2021上半期ベストスキンケアアイテム6選|ドラコスからヤーマンの美容家電まで!
[2021上半期ベスコス]神崎恵&イガリシノブが推すファンデが1位に! 『& ROSY』ランキング
PROFILE/神崎 恵(かんざき・めぐみ)さん
1975年生まれ。美容家。プライベートでは3児の母。10月9日、美しく年齢を重ねるテクニックを詰め込んだ待望の新刊『老けない美容、老ける美容』(講談社)が発売。
宝島社公式通販サイト「宝島チャンネル」なら電話注文もOK! 詳しくはこちらをクリック
【電話注文専用TEL】0120-203-760
【受付時間】9:00~18:00(土日祝日を除く)
[高岡早紀]40代からの美しさは自分を愛すること! 極上のリラックスは愛犬との触れ合い
辺見えみりにとって“いい加減”が美しい? 母・辺見マリの魅力を語り「私の母で良かった」
撮影=竹内裕二〈BALLPARK〉
スタイリング=石関靖子
ヘア&メイク=犬木 愛
取材・文=土谷沙織
編集協力=小池 遥
(GLOW 2021年11月号)
※ 画像・文章の無断転載はご遠慮ください
WEB編集=FASHION BOX