[新川帆立]弁護士から作家へキャリアチェンジ! お尻に火がついたというエピソードとは?

弁護士→作家へ! 新川帆立の転機は‟血尿&めまい“ 「このまま死んだら一生後悔する」

軽やかに自分らしくチャンスを掴む! around30流 キャリアチェンジの新ルール!/新川帆立さん

仕事にも慣れ、結婚や出産などライフステージが変わることも多い30歳前後。「このままでよいのかな?」と先の人生を考えるaround30女子に向けて、弁護士から作家にキャリアチェンジした新川帆立さんに、キャリアチェンジをするための新ルールをうかがいました。

書籍『倒産続きの彼女』

著者:新川帆立

≪『このミステリーがすごい!』大賞 大賞受賞作&累計40万部突破、『元彼の遺言状』続編!≫

彼女が転職するたび、その企業は必ず倒産する―― 婚活に励むぶりっ子弁護士・美馬玉子と、高飛車な弁護士・剣持麗子がタッグを組み、謎の連続殺「法人」事件に挑む!

書籍『元彼の遺言状』

著者:新川帆立

≪2021年 第19回『このミステリーがすごい!』大賞 大賞受賞作≫

「僕の全財産は、僕を殺した犯人に譲る」
奇妙な遺言状をめぐって、おカネ好きの凄腕女性弁護士が活躍!
前代未聞の遺産相続ミステリー

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本当にやりたいことに正面から向き合うのが怖かった

[新川帆立]弁護士から作家へキャリアチェンジ! お尻に火がついたというエピソードとは?

16歳のときに、夏目漱石の『吾輩は猫である』を読んで小説家になりたいという夢を持った新川帆立さん。けれど進学したのは東大法学部、卒業後は弁護士事務所に就職する道を選択します。その選択に一体なぜ……?と首をかしげる人も多いはず。そこには新川さんなりの理由がありました。「小説家という仕事は収入も不安定。そもそもすぐにデビューできるわけでもないですし、経済的な理由で小説家を諦めなくてもよいように、予防線として決めた進路でした。試験は得意、という自分の強みもあったので。でも今思うと、16歳から目指していた夢に向き合った結果破れたら受けるダメージが大きいのでそれが怖かったのかなって。本当にやりたいことにまっすぐ向かう勇気がなかったように思います」

そのまま小説を書くことはなく、新川さんは弁護士として忙しく働き、27歳の頃に体調を崩してしまいます。それまで健康体だったため、突然の体調不良に、今後の人生について考えたそう。「あんなに小説家になりたいと思っていたのに、今の私は一行も書いていない。このまま死んだら、絶対に後悔すると思ってお尻に火がつきました」

その後は、弁護士事務所を退職し小説教室に通い始め、職場も小説の執筆時間が確保できる一般企業の法務課に転職。その2年後に『このミステリーがすごい!』大賞で大賞を受賞し、小説家デビューという夢を果たしました。

「夢に向き合うのは誰だって怖いと思うんです。でも、やりたいことがあるなら、不安や恐怖を深掘りして、現実的な対策を考えて叶えたほうがいいですよ! 私の夢を叶える道を遠回りだと言う人がいるかもしれないけど、小説家がどうしても難しくなったら弁護士に戻るという手段があるので、今は必死ではありますが、気持ちは穏やかです。これからの時代は夢を叶えるのに、リスクをとる必要はないっていうことを同世代の女の子に伝えたいです」

[新川帆立]弁護士から作家へキャリアチェンジ! お尻に火がついたというエピソードとは?

24歳:司法試験に受かり、そのまま弁護士事務所に就職!
27歳:体調を崩して弁護士事務所を退職。一般企業の法務部へ転職
28歳:『このミステリーがすごい!』大賞に初応募。結果はなんと落選……!
29歳:『このミステリーがすごい!』大賞で『元彼の遺言状』が見事大賞に!
現在:『元彼の遺言状』の続編『倒産続きの彼女』が出版!

弁護士として高収入だったものの、心は満たされず、体調を崩した新川さん。作家の夢に真正面から向き合ってからは、気持ちは上昇! 現在、小説家デビューを果たしてからは売り上げも好調、収入も右肩上がりだそう!

新川さんのキャリアチェンジの新ルール

体調不良をきっかけに、自分のやりたかったことに向き合い夢を叶えた新川さん。彼女がキャリアチェンジを考えたときに大切にしていたルールを詳しく聞きました。

Rule 1:大事な決断は朝にする

夢が叶う未来を信じて具体的な行動を起こしていく

「大切な決断は夜ではなく、朝にすることにしています。自分の悩みや不安をノートに書き、今の自分ができる具体的な行動まで落とし込んでいくんです。それを、一個ずつトライしていく。例えば、私が小説をうまく書きたいということであれば、『うまく』とはどういうことなんだろう、と考えてみる。ストーリーが面白いとか、キャラクターがリアルとか、描写力があるなど様々な要素を出してみて、自分の今の状況と重ね合わせてみる。すると、自分がクリアできている部分とこれから強化するべき課題が明確になって、今やるべきことが見えてきます。あとはそれを一つずつ潰していくんです。それから、夢が叶う未来は信じ込んでください(笑)。そうじゃないと、具体的な行動なんて起こせないですから」

[新川帆立]弁護士から作家へキャリアチェンジ! お尻に火がついたというエピソードとは?

Rule 2:仕事は能力ではなく“好み”で選ぶ

体を壊してはじめて本気になった“やりたいこと”

「弁護士をしている頃は、毎日残業、土日も仕事という日々。25歳の頃に、血尿が出て、右耳が聞こえなくなって、めまいが起こるようになりました。ただ、同じ量の残業をしていても弁護士の仕事が好きな同僚は生き生きと働いていたから、能力的になんとかこなせてはいたものの、私には弁護士の仕事が性に合わず、体が先に悲鳴を上げたんだと思います。今は執筆で徹夜もしていますが、楽しくて仕方ないですから(笑)。仕事って、能力じゃなくて、“この作業が好き”という好みが、大切なのかもと感じています」

[新川帆立]弁護士から作家へキャリアチェンジ! お尻に火がついたというエピソードとは?
「人生最大に体調が悪かった頃の私です!」

事務所を辞めた日の写真。「目がちょっと死んでますよね(笑)」と新川さん。お隣はなんと今の旦那さんだそう!

Rule 3:他人と比べない

自分のできることに集中すれば仲間ができる

「今回の『倒産続きの彼女』の主人公の美馬玉子のように、妬み、嫉みまではいかないまでも、他人と自分を比べて羨んでしまう瞬間ってありますよね。でも、夢を叶えるタイミングでは、他人とは比べないことが大切かなと。自分のやりたいことに集中し、夢中になっていけば、剣持麗子と美馬玉子がバディになったように、仲間も増えて、より頑張れるように思います」

[新川帆立]弁護士から作家へキャリアチェンジ! お尻に火がついたというエピソードとは?
撮影:大泉美佳
「私も小説教室でできた仲間と、今も応援したり、励まし合っています!」後ろの列の左から坂井希久子さん、千葉ともこさん、新川さん、前の列は左から成田名璃子さん、西尾潤さん、美輪和音さん

みなさん、現役の作家さんになられていて、今でも連絡を取っているそうです。


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現代人は一日4時間労働を目指すべき!? 勝間和代流・人生100年時代のライフスタイル

教えてくれたのは……新川帆立(しんかわ・ほたて)さん

【PROFILE】
小説家。1991年2月生まれ。アメリカ合衆国テキサス州ダラス出身、宮崎県宮崎市育ち。東京大学法学部卒業。元弁護士。プロ雀士としても活動経験あり。2020年、第19回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞し『元彼の遺言状』(宝島社刊)で作家デビュー。現在、続編『倒産続きの彼女』(宝島社刊)が好評発売中。

【New】書籍『倒産続きの彼女』

書籍『倒産続きの彼女』

著者:新川帆立

≪『このミステリーがすごい!』大賞 大賞受賞作&累計40万部突破、『元彼の遺言状』続編!≫

彼女が転職するたび、その企業は必ず倒産する―― 婚活に励むぶりっ子弁護士・美馬玉子と、高飛車な弁護士・剣持麗子がタッグを組み、謎の連続殺「法人」事件に挑む!

 

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【Check】宝島社文庫『元彼の遺言状』

書籍『元彼の遺言状』

著者:新川帆立

≪2021年 第19回『このミステリーがすごい!』大賞 大賞受賞作≫

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SPRiNG 2021年12月号

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