自分のからだを知ることでもっと幸せに! 女性ホルモンの全て
最新フェムテック事情/みんなが考えるフェムテック&リコメンドアイテム
フェムテックブームの影響で女性の健康に寄り添ったアイテムが続々と登場しています。そこで、今回はフェムテックに造詣の深い方々にフェムテックとは? どんなアイテムを使っているのか?をお聞きしました。
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<中林美和さん>デリケートゾーンはケアで若くなる!
ずいぶん前からデリケートゾーン専用のソープと保湿を使っています。かかりつけの婦人科クリニックにも通い、膣ケアしています。デリケートゾーンのケアは早ければ早いほどいいです。私は娘達にも教えているのですが、自分自身を大切に思うきっかけになってくれればいいし、大人世代はいまからでも遅くないのでお肌や髪と同じ感覚ですぐに始めてもらいたいです。私はフェムゾーンのケアを始めてから自分に自信が持てるようになったし、心が満たされることを知りました。ケアをするとデリケートゾーンは若くなります。顔と一緒で毎日手をかけないと、たるむしむくみます。恥ずかしいと思わず、自分のからだと向き合ってほしいと思います。
PROFILE/モデル、me代表 中林美和さん
モデルの他、植物成分とオーガニック精油にこだわったナチュラルスパブランド「MAROA」プロデューサーとして活躍。
<森田敦子さん>まずは女性のからだのテクノロジーを知って
一般的にフェムテックとは女性のからだの課題に対してテクノロジーで解決するグッズやサービスのことを指しますが、その前に「女性のからだにもともと備わっているテクノロジーを知ること」から始めることが大切なのではないでしょうか。まずは自分の膣まわりを見てみる。そして生理や妊娠・出産、更年期があるように、どの世代にとっても大事な女性ホルモンのはたらきについてきちんと知る。女性のからだの仕組みや、自分の体質や体調、心とからだはどう繋がっているかなど、自分自身をすみずみまで知ろうとすることは、丁寧に生きることに繋がります。そうすることによって女性であることに誇りを持てるようになると思います。
会陰用のマッサージオイル。
デリケートゾーン用保湿ジェル。
PROFILE/植物療法士、サンルイ・インターナッショナル/Waphyto代表 森田敦子さん
植物療法専門校「ルボア フィトテラピースクール」を主宰する他、植物療法と医療とのコラボや商品開発、著書執筆などで活躍。
フェムテックって何? 知っておくべき6つのキーワードや生理を快適に乗り切るおすすめアイテムを紹介[婦人科医 監修]
<渡邉季穂さん>女性を応援するのが私のフェムテック
六本木のサロンではヘア、ネイル、ヘッドスパ、アイラッシュ、フェイシャルエステを用意して“トータルビューティ”を提案しています。お姫様に憧れた女の子は多いと思いますが、大人になってトータルビューティを体験された方の多くが「お姫様みたい!」と満足して素敵な笑顔になります。キレイになること、自分を大切にする時間を過ごすことで自信を取り戻したり、元気を出していただけるのはとても嬉しいです。注目を集めるフェムテック製品(モノ)のよさも分かりますが、コミュニケーションやサービスで女性を応援するのが私の考えるフェムテックです。
デリケートゾーン用マッサージオイル。
デリケートゾーンのほか全身に使える。
PROFILE/uka 代表 渡邉季穂さん
トップネイリスト。雑誌・CMのクリエーティブの他商品開発やサロンワーク、人材育成、講師なども務める。
<早坂香須子さん>自分を大切に扱いたくなっています
私にとってのフェムテックとは性科学や生理学、解剖学などを通して自分のからだの奇跡的な仕組みを理解することで主体性を持ち、自分を大切に扱いたくなること。そのためにデリケートゾーンの脱毛、バストマッサージ、膣トレ、骨盤底筋群を鍛えるバレリーナストレッチもしています。デリケートゾーンは専用ソープで洗浄して保湿。膣内のオイル保湿もします。からだのケアを続けていると性に対しての罪悪感が消えて、パートナーと性やからだの仕組みについて医学的見地から話せるように。女性としての自信や自尊心にも繋がりました。
約110mL(ナプキン11枚分程度)吸水するショーツ。
PROFILE/メイクアップアーティスト 早坂香須子さん
元看護師としての知識と経験を持ち、アロマセラピーインストラクターの資格も取得。植物療法やバレリーナストレッチも学んでいる。
<新井ミホさん>自分の心身と向き合うことが大切です
「フェムテックとは女性の生理不調をテクノロジーによる製品やサービスで解決していく」という定義になっているなかで、安易に製品やサービスに飛びつく前に「なぜそれが必要なのか?」と考えることが大事だと思います。立ち止まって自分の心身と向き合うことを忘れないようにしたいです。これまでからだの声や心の悲鳴に意識を傾けずに過ごしてきたことを反省し、いまは自分に意識を向けて心身のケアをしています。デリケートゾーンケア、からだを冷やさない、めぐりのよいからだづくりを意識する、消化吸収やデトックスを心がける、食生活や生活習慣など。ケアのおかげで更年期のいまも不調を多く感じずに、自分の足並みを自分で理解しながら歩んでいます。
6年根の高麗人参を加工したパウチタイプのエキス。
ダマスクばらのミスト。
PROFILE/ラキャルプ代表 新井ミホさん
ナチュラル&オーガニックライフ専門のPR会社を設立し、オーガニックコスメと食などのPRを通して美と健康を追求している。
女性ホルモンでカラダはどう変化する? 痩せやすくなる時期などを解説[婦人科医 監修]
<杉谷惠美さん>膣ケアをすると世界が変わります!
私はフェムテックを自分を慈しみ大切にすること、そして心身共に健やかになることととらえています。デリケートゾーンケアはだいぶ前からしていて、友達とフェムテックや女性ホルモンの話、婦人科系のトラブルの話題になると具体的な方法を聞かれてレクチャーすることが増えました。私からアドバイスするなら、デリケートゾーンケアは早く始めてほしい! 清潔にすること、保湿、膣ケアで世界が変わります。月経カップも試してみたら私には合っていたようで、生理痛とPMSが緩和されました。心身が健やかになったと心から感じています。
会陰、膣マッサージ用オイル。
PROFILE/シンシア ガーデン代表 杉谷惠美さん
オーガニックアロマスパ「シンシア ガーデン」の他、数多くのオーガニック&ナチュラル製品を開発。
ノンスタ石田「生理用品を買うのは恥ずかしくない」馬淵優佳、婦人科医と女性のカラダの悩みを鼎談
<松浦美穂さん>フェムテックとは女性の生き方
私はフェムテックを「女性の生き方」だと考えます。個人個人の生き方に合った処生術。私が二度の出産を経験したこと、母の死と娘の出産が同時だったこと。私自身が母が40歳のときに産んだ娘であること、私が第二子を産んだとき42歳だったこと。28歳で第一子を産んだ場所がロンドンで、そこからハーブ療法を学んだこと。その時々でその後の生き方に与える影響を、“生理”を通して受け、感じてきました。女性性が経験するすべてがフェムテックそのものなのではないでしょうか。現在もなお楽しんで仕事をしていられることもフェムテックの一環と考えています。
松浦さんが積極的にとっているレスベラトロールも配合。
PROFILE/ヘアサロンTWIGGY.代表 松浦美穂さん
ヘアケアブランド「ユメドリーミン」、自然の恵みを直接いただくカフェの展開、ラジオパーソナリティなど幅広く活躍している。
女性ホルモンがもたらす健康効果を医師が解説! 自律神経が安定・肌にハリ etc.
<北原みのりさん>フェムテックきっかけで性の話がしやすくなる
フェムテック実践の第一歩としては生理用品を見直す、デリケートゾーンのケアをするのがオススメです。新しいアイテムを使うと自分のからだについての理解がより深まります。また、女性同士でも生理やデリケートゾーンのトラブル、セックスの話はタブーという雰囲気が依然としてあり、話せない、相談できないと多くの女性が悩んでいます。生理用品やフェムケアアイテムは話題にしやすいですし、話すうちに問題が明らかになって解決する近道になると思います。最近、フェムテックが話題になっているおかげで「セルフプレジャーは性の健康に関する人権問題です」という考え方が広まってきて、長年取り組んできた私としては嬉しく思っています。
ナプキン2〜3枚分の経血を吸収するショーツ。
プラスチックフリーのミニトイ。
PROFILE/ラブピースクラブ代表 北原みのりさん
1996年にフェミニズムの視点で、女性のためのセックストイショップをオープンした、セクシャルウェルネスのパイオニア的存在。
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最新フェムテックアイテム! 生理の不安解消、オンライン診療など
text:TOMOKO KUROKAWA
(& ROSY 2022年3月号)
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