神尾楓珠がイケメンオーラを封印してオタク大学生に！映画『恋は光』現場エピソードほか［インタビュー］

神尾楓珠、恋を解く

最新主演映画『恋は光』では、 “恋する女性が光って視える”特異な体質を持つために“恋”を遠ざけていた大学生を好演した俳優・神尾楓珠さん。撮影時の様子や作品の魅力について教えてもらいました。

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恋に向き合う4人を通して恋の難しさと尊さを感じる映画

このアンニュイで思慮深い眼差しで見つめられたら、だれもが一瞬で虜になる！今や人気・実力ともに若手俳優のトップをゆく神尾楓珠さん。現在公開中の主演映画『恋は光』では、その眩しいイケメンオーラを見事封印し、短髪＆スクエア眼鏡でくどくどとオタクしゃべりをする変人大学生・西条を演じている。
「西条は自分とはまったくタイプが違うけど、ビジュアルが特徴的なぶんイメージは掴みやすかったですね。昔からいろんな役をできる人になりたい気持ちがあったので、西条のように癖の強い役を演じられるのはうれしかったです。ただ、“いや、それには及ばぬ”みたいな独特の言い回しは人生で一度もしたことがなかったので、自分の中で自然になるまでが大変で（笑）。今までにないぐらい何回も台詞を家で声に出して言って、口になじませて現場に入りました」

“恋の光”が視える特異体質ゆえ、恋を疎んでいた西条が不思議な四角関係に巻き込まれる本作。恋とは？と悩むことで、他者と衝突し、自分を知り、成長してゆく若者たちの姿に心揺さぶられる。
「今回は女性が多い現場だったので、最初は僕もどこまで踏み込んでいいか気を使っちゃってたんです。でも監督がみんなと同じ立ち位置で率先して現場を盛り上げてくださったので、僕も気を使わず自然体でいられました。ロケ地の岡山も本当にいい場所で、毎日天気にも恵まれたので清々しい気持ちで撮影できました」

そんな穏やかであたたかな環境のもと生まれた作品の魅力について聞いてみると――。
「いわゆる胸キュン的なラブストーリーではないけど、まっすぐに恋と向き合って悩む4人の会話がおもしろくて、見終わると不思議と恋がしたくなる映画だと思います。結局、恋に対する考え方って人それぞれ違うので、自分だったらどうだろうと考えながら見てもらえたらうれしいですね」

本作以外にも今年は主演ラッシュの神尾さん。
「やっぱり責任を感じることは増えましたね。自分のことだけでなく共演者やスタッフさんのことも考えるようになりました。最近は芝居もやればやるほど難しいなと感じるようになって。二十歳のころのほうがなにも考えずに楽しくできてたけど、難しいからこそ達成感もあるのかなって」

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INFORMATION／映画『恋は光』

神尾楓珠｜主演映画『恋は光』で変人オタク大学生を好演「癖の強い役を演じられてうれしかった」［インタビュー］ — （c）秋★枝／集英社・2022 映画「恋は光」製作委員会

恋をしている女性が光を放って視えるという特異体質ゆえ、恋愛とは無縁に生きてきた西条。西条にずっと想いを寄せながらも幼馴染ポジションから抜け出せないでいる北代。恋の定義を知りたいというピュアな文学少女の東雲。人の彼氏を奪いたくなってしまう悪癖を持つ宿木。恋についての考え方も経験値も異なる、男女4人が繰り広げる異色のラブストーリー。

●原作：秋★枝「恋は光」（集英社ヤングジャンプ・コミックス・ウルトラ刊）
●脚本・監督：小林啓一
●出演：神尾楓珠、西野七瀬、平祐奈、馬場ふみかほか
●2022年6月17日（金）から全国東宝系にて公開中

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