整えてから崩す、大人の無造作感。菅野美穂さんの最新ヘア
髪さえ決まれば、全て洒落見え!
メイクの一部であり、ファッションの一部であり、そして何より、「その人らしさ」の一部であり。だからこそいま、色も形も長さも「ヘアスタイル」はかつてないほど自由度を増しています。そこで今回は、「余裕」や「洗練」を感じさせる、大人の無造作感の提案。菅野美穂さんの最新ヘアスタイルに学びます。
『& ROSY』最新号を購入する!宝島社公式通販サイト「宝島チャンネル」なら電話注文もOK! 詳しくはこちらをクリック
【電話注文専用TEL】0120-203-760
【受付時間】9:00~18:00(土日祝日を除く)
肌のツヤと眉の凜で、髪の無造作を生かす
「髪の根元からリバースとフォワードの巻きをアトランダムに作ってボリュームを出して、毛先は逃がし、ニュアンスを。髪の無造作感とのバランスを取る意味で、肌は極力ナチュラルに仕上げ、色を感じさせないメイクを施して、眉で凜とした印象を」(ヘア&メイクアップアーティスト・岡野瑞恵さん)
マニッシュな要素を加え、大人の洗練を
「大人がヘアで無造作感を楽しむなら、胸もとや脚の肌を露出し過ぎず、どこかにマニッシュな要素を足すのがポイントだと思います。ベージュやグレー、キャメル、ブラウンなど、肌に溶け込むアースカラーでまとめ、ガーリーやフェミニンに偏り過ぎない、大人の洗練を表現」(スタイリスト・青木千加子さん)
ヘアを楽しめたら、毎日が、人生が楽しい
くせを生かして、手ぐしでざっくりと整えただけのような、無造作感。菅野さん自身から放たれる穏やかで伸びやかな空気と相まって、大人ならではの余裕を感じます。
「余裕? いえいえ、私の日常は、まだまだ子供のことに追われていて、自分のためだけにヘアサロンに行くという時間は、なかなかないんですよね。肌は、乾燥しているとか、くすんでいるとか、あれっ、たるんだ?とか、気になることがあるので、シンプルながらも日々、スキンケアをしますが、髪は、こまめにメンテナンスもできなくて。カラーも少し時間が経って、部分的に退色してきていても、『立体的に見えて、かえっていいかも』なんてごまかしたり(笑)。年齢とともにうねりなどの悩みが増え、最近、意外と髪は肌より年齢を語るのかも、と気づき始めました」(菅野さん)
年齢を重ねるほどに、ともすると、無造作感のつもりが「疲れ感」や「生活感」に映ることも。それを洗練や余裕に見せるためには?
「一番大切なのは、ストレートにせよ、カールにせよ、一度綺麗に整えてから崩すこと。大人は無造作をきちんと作るという意識を持ったほうが成功しやすいと思います。また、髪の生え際に年齢が出やすいので、ドライもブローもスタイリングも、特に丁寧に」(岡野さん)
「ラフなヘアスタイルの場合、首もとや胸もとのファッションで印象が大きく変わるもの。首もとがタイトなもの、ジャケットやベストなど、きちんとしたアイテムを合わせると、清潔感が加わって、全体の雰囲気が洗練されると思います」(青木さん)
髪を楽しむこと=毎日を楽しむこと、人生を楽しむこと。大人になるほどに実感させられます。
「『ニュアンスのあるヘアスタイル』なんて、今の自分とはあまりにかけ離れていて、恥ずかしいくらいでしたけど……。でも、撮影ではありましたが、こうしてヘアスタイルが変わると、気持ちまで変わるんだ、と改めて。ヘアもメイクも、ファッションによっても、どこに行くか、誰と会うかによっても違うんだと、はっとさせられました。そうそう、最近になって、3歳の娘が『プリンセスの髪型にして』と言い始め、YouTubeを見ながら、三つ編みや編み込みをするという楽しみができました。精神的にも時間的にも少し余裕が生まれたら、自分の髪も、楽しめたらいいですね」(菅野さん)
菅野美穂「これが更年期というものかと(笑)」20年近く続けるヨガから学んだ心と体の整え方|インタビュー
長谷川京子|浴衣を夏着物風に着こなした凛々しい姿にくぎ付け! 「ユーモアが大人の知性」[インタビュー]
PROFILE/菅野美穂(かんの・みほ)
1977年8月生まれ。埼玉県出身。1993年、『ツインズ教師』(テレビ朝日)の生徒役で女優デビュー。以降、女優、歌手として幅広く活動。2023年2月には映画『仕掛人・藤枝梅安』の公開が控える。
『& ROSY』最新号を購入する!宝島社公式通販サイト「宝島チャンネル」なら電話注文もOK! 詳しくはこちらをクリック
【電話注文専用TEL】0120-203-760
【受付時間】9:00~18:00(土日祝日を除く)
吉瀬美智子|突然の更年期症状で食の大切さを痛感 室井滋に学んだ健康の基本[インタビュー]
吉田羊が「自分がいちばんうまい!」という考えを改めたきっかけは? [インタビュー]
中村アン|30代、大人の健康美で魅了! 美ボディを保つ秘訣を 『& ROSY』表紙初登場インタビューで語る
photo:MASASHI IKUTA
hair & make-up:TAMAE OKANO
styling:CHIKAKO AOKI
model:MIHO KANNO
text:CHITOSE MATSUMOTO
(& ROSY 2022年9月号)
※ 画像・文章の無断転載はご遠慮ください
web edit:FASHION BOX