45才は社会人になってから定年までのちょうど中間地点。60才以降も働く必要があるといわれている現代、退職後もまだまだ長い人生が続いていきます。働き方を見直すなら、今がそのベストタイミングです。
教えてくれたのは・・・
木村勝さん
リスタートサポートの木村勝事務所代表。『働けるうちは働きたい人のためのキャリアの教科書』著者。人事経験は30年以上。
まだまだスキルを磨きたい!転職のためにやっておくべきこと
「仕事が好きだけど、今の職場は不安……」
そんな風に自分のことがわかっている人なら転職OK。ただし準備はしっかり!
転職で成功するための秘訣は“準備”に尽きます。だからこそ「思い立ったら即転職」はおすすめできません。また、「なぜ自分は転職をしたいのか」という理由を明確にしておくこともポイント。いうまでもなく「今の会社が嫌だから」では成功しません。
そのためにも一度立ち止まって、これまでのキャリアを振り返り、今後の方向性をきちんと見極めることが大切です。
まずは“人生の履歴書”をつくるつもりでキャリアの棚卸しをし、自分の無形資産をすべて洗い出しましょう。そして、失業保険をもらいつつ「少し休んでから……」と思う気持ちもわかりますが、次の就職先はかならず在職中に決めるようにしてください。
焦って就職先を決めるようになっては本末転倒だからです。
転職成功例!勤務時間の短縮と、年収UPを同時に実現!
長年、本社や子会社で人事担当を経験してきたAさんは、他の業界に転職を希望。それまでの実務経験が評価され、即戦力として採用されました。
転職前、ピーク時にはタクシーでヘトヘトになって帰宅。休日出勤までしていましたが、転職先ではそのような残業はありません。さらに通勤時間も半分以下になり、年収もUP。これまで会社に貢献した内容を軸に転職活動をし、強みをしっかりアピールできたのが成功のポイントとなりました。
もう一度能力をいかしたい!再就職の心構え
「長い間、家族に尽くしてきたから、もう一度自分のためにも働きたい」という主婦も多いはず! 家事もスキルのうちです。
再就職を希望する人の多くは、結婚を機に退職した方でしょう。なかには学校を出てすぐに家庭に入ったため、就職すらしたことのない人もいるかもしれません。
そのような場合はまず、家族と話し合うことが第一歩となります。今まで主に家を守っていた存在がいなくなるわけですから、最初に理解を得てサポートしてもらうことが大切になってくるのです。
もちろん、主婦として培ってきた家事のスキルや育児の経験は無駄にはなりません。飲食業などでは即戦力として大歓迎されるはずです。
ただし、就職先の環境には要注意。若い世代が中心の職場よりも、同年代が多い職場の方が話も通じやすく、仕事復帰がしやすいといえます。
再就職成功例!お試しで踏み出した一歩が、正規雇用への道に
主婦として家事を切り盛りしてきたBさんは、子どもたちが手を離れたため、もう一度社会に出て働くことを決意。体力面で不安を感じていたものの、夫の勧めで準備運動として選挙投票所でのバイトを始めました。
わずか数日の労働でしたが、社会の役に立っているという充実感と自信がつき、人とのつながりもできたといいます。そこからいくつかのバイトを経験したあと、正社員として希望の会社に就職することができました。
(GLOW編集部)
イラスト=平松昭子
取材・文=福田麻紗美〈オフィス三銃士〉
編/FASHION BOX
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