女性の健康課題をテクノロジーで解決する「フェムテック」が注目されているなか、その男性版である「メンテック」への関心も高まっています。「メンテック」とは、「Men(男性)」と「Technology(技術)」を組み合わせた造語で、男性の健康課題をテクノロジーを使って解決することを指し、薄毛やED、男性不妊、更年期など、人に相談しにくい問題に対処するためのサービスや製品が増えています。
最近は男性の美意識が高まり、VIO脱毛やデリケートゾーンケアに興味を持つ人が増えてきました。しかし、デリケートゾーンについては他人にはなかなか相談しにくいため、実はニオイやムレ、かゆみに悩んでいる人も多いのではないでしょうか? 髪をシャンプーで洗ったり、顔を洗顔料で洗うのと同じように、デリケートゾーンにも専用アイテムを使って日常的なケアを心がけましょう!
デリケートゾーンのケアはどうして必要?
デリケートゾーンはその名の通り、皮膚が薄く繊細で敏感なパーツ。下着などによって常に覆われていて通気性が損なわれるため、湿度や温度が高まりムレやすい環境に。汗や汚れもたまりやすい場所でもあります。
特に夏場はムレやすく、菌が繁殖しやすい季節。適切なケアを行うことで、感染症や不快なニオイ、かゆみなどの問題を防ぐことができます。 快適な日常生活とトラブルを予防するために、デリケートゾーンケアをはじめてみませんか?
また、デリケートゾーンは男女ともに清潔感や見た目が気になる部分でもあるので、エチケットとしても気をつけたいところですね。
ムレやニオイを防ぐためのポイント
毎日のバスタイムでデリケートゾーンをきちんと洗い、清潔にすることがいちばん大切ですが、一般的なボディソープや石けんは洗浄力が高く、アルカリ性のものがほとんど。洗浄料は弱酸性または低刺激なものを選びましょう。洗浄力の高いものを使っていると、乾燥して敏感になったり、常在菌まで奪われて自浄作用が低下し、ニオイの原因となる細菌が繁殖しやすくなります。
ゴシゴシ洗うとかえって摩擦による黒ずみの原因になったり、乾燥が進む可能性があるので、丁寧になでるように洗いましょう。
また、デリケートゾーンがムレると、雑菌が繁殖しやすくなるので、通気性のよい下着をつけるようにするのもオススメ。
編集部オススメのデリケートゾーンケアアイテム
洗ったあともしっかり香りが続く
男性用デリケートゾーン用洗浄料
消臭や整肌目的成分のグリチルリチン酸2K、プラチナ、銀、カキタンニンなどの成分を配合。デリケートゾーンをさっぱり優しく洗えるから、スポーツ後や暑い日のリフレッシュにもぴったり。「香水で洗う」をテーマに、しっかり香りが続くようにこだわっているので、ムレによるニオイが気になる人にも最適。華やかで優しい蘭の香りは、女性からもセクシーと思われること間違いナシ。
爽快感を体感できる
韓国生まれの石鹸が日本上陸!
19種のボタニカル成分を配合した韓方処方のメンズ用デリケートゾーンソープ。ちなみに、ナムジャとは韓国語で「男性」という意味。雑菌が繁殖しやすいデリケートゾーンをしっかりとした泡が優しくきれいに洗い上げながら、清潔感と潤いとクール感を与えてくれる。また、ペルー産のマカを配合して活力と自信をプラス。顔以外の全身に使用できる。メントール5%の超冷感タイプもアリ。
オリジナルの立体構造で
デリケートゾーンのムレを防止!
独自開発による立体構造により、しっかりとした収まりと抜群のフィット感を実現。前中心パーツ内側には、生地自体に遮熱と放熱効果のある素材である「NEO COLD」を採用。また、同素材にはテラヘルツ人工鉱石の粉末が練り込まれたプリントがされており、外気の熱を遮断して跳ね返すと共に、体から発する体温を吸い上げて外側へ放出することで接触冷感が持続。新感覚の着用感が話題!
スクラブで古い角質をオフ
陰部のくすみが気になる人に
VIO脱毛をはじめたら、肌のくすみが気になりはじめたという人も多いのでは? Vラインは下着などの摩擦で色素沈着しやすく乾燥しやすい場所。ココナッツ殻由来の天然のスクラブが古い角質をおだやかに取り除き、肌を柔らげ、キメを整えてくれる。週1~2回のスペシャルケアとして取り入れたい。パッケージもおしゃれ!
いかがでしたか? 頭皮や全身のスキンケアを行っている人でも、デリケートゾーンまで気を配っている人はまだ少ないかもしれません。でも清潔感のある男を目指すのであれば、見えないところ(デリケートゾーン)のケアこそ重要です。これを機に新たなエチケットとして取り入れてみましょう!
文=鈴木恵理子