冬は風邪をひきやすい季節。原因となるウイルスを体内に入れない、入っても感染をできるだけ防ぐ心がけが大切です。
【教えてくれたのは…】
清益功浩先生
All About 「家庭の医学」ガイド。医学博士。奈良・大和高田市立病院小児科医。日本小児科学会認定専門医、日本アレルギー学会認定専門医・指導医。All About「家庭の医学」ガイドとしても活躍。
感染予防の基本は手洗い・うがい
正しい手洗い方法をおさらいして
1 まず、流水を両手に当て、手指を充分にぬらした状態にする。
2 石けん液を適量手のひらに取り、両手ですり合わせ、よく泡立てる。
3 手の甲をもう片方の手のひらを使って、もむようにして洗う。
4 両手の指を組んで動かし、指の間(側面)や股(付け根)をよく洗う。
5 親指をもう片方の手で包み、親指と付け根をもむように洗う。
6 指先を手のひらに当ててよくこすり、爪の先に汚れが残らないように洗う。
7 手首まで泡を広げ、もう片方の手のひらで、丁寧にもみ洗いする。
8 流水で洗い流し、ペーパータオルで水けを残らず拭き取り、乾燥させる。
うがいはのどの奥までしっかり洗う
うがいは、乾くとウイルス防御の力が低下する粘膜の乾燥を防いだり、粘膜に付着したウイルスを減らす効果に期待が。のどの奥や左右にしっかり水が行き届くように行います。
マスクはつけ方が肝心!
外出時は、0.3μm以上の粒子を95%ブロックできる「N 95規格」のマスクで鼻と口を覆って。着用するときは、すき間に注意。顔にぴったりフィットするマスクの大きさを測っておけば安心。
親指と人差し指で、L字形を作る。これで、サイズを計測。親指の先を耳の付け根の高い箇所、人差し指を鼻の付け根から1 ㎝下に当て、親指と人差し指の間の長さを測る。
測った長さが
9~11cm → 子供用サイズ がおすすめ
10.5~12.5cm → 小さめサイズ がおすすめ
12~14.5cm → ふつうサイズ がおすすめ
14cm以上 → 大きめサイズ がおすすめ
出典:一般社団法人 日本衛生材料工業連合会
「マスクの効果と選び方編」
部屋の温度・湿度管理も大切
風邪やインフルエンザのウイルス生存率は、湿度50%以上、温度22℃以上だと10%以下に。ただし、高温・高湿度ではカビやダニの繁殖の心配もあり、温度23~25℃、湿度は50~70%がおすすめ。暖房や加湿器で調節して。
インフルエンザのワクチン接種は必要?
ワクチンは、昨年の世界の状況を踏まえて流行予測した、インフルエンザA型、B型の各2種ずつに有効になるように作られます。約4か月間のみ有効で、接種は毎年必要。効果は接種の2~4週間後に表れます。
(リンネル2019年2月号)
illustration: Kayo Yamaguchi
text: Kaori Akiyama
edit: FASHION BOX
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