だしのように料理に深みを与えてくれるお酒。豚肉の臭みが気になる……、お米が古くておいしくない……、そんなお悩みはお酒で解決できますよ。
【教えてくれたのは……】
松田美智子さん
料理研究家。旬の食材の持ち味を大切にした、季節感あふれるレシピに定評がある。著書に『松田美智子 調味料の効能と料理法』(誠文堂新光社)など。
お悩み1 冷しゃぶをおいしくしたい
これで解決!
【水に酒をたっぷり加えてゆでる】
夏にさっぱりと食べやすい、冷しゃぶ。ただ、冷えると豚肉の臭みや硬さが気になることも。おいしく食べるには、酒の出番です。水に半量の酒を加えて煮切ると、うまみの濃いだしのようになります。肉を1枚ずつくぐらせれば、臭みがとれ、やわらかくなり、脂も落ちておいしく仕上がります。
お悩み2 お米が古くておいしくない!
これで解決!
【酒を加えて炊く】
新米が出回る直前の夏には、昨年度のお米、いわゆる「古米」を食べる機会もよくあります。その場合、米を炊くときに少量の酒を加えてみましょう。米の甘みが増して、ふっくらとし、新米のようなおいしさが感じられます。加える量の目安は、米2カップに対して、大さじ2程度に。酒の風味が気になるなら減らして。
お悩み3 鶏むね肉がパサパサする
これで解決!
【酒を加えてゆでて、余熱で温める】
大ブームの鶏むね肉は、ゆでると硬くなるのが悩みどころ。表面に塩を振り、1Lの水に酒1カップ以上を入れて煮立たせた中に、鶏むね肉1枚を入れて20分ほどゆでて火を止め、余熱でそのまま温め、冷めたらゆで汁に浸けたまま保存すると、ふっくら! ゆで汁には、鶏や酒のうまみが溶け込んでいるので、油分をこして、野菜などを加えてスープなどに使ってください。だし要らずでうまみが味わえます。
(リンネル編集部)
illustration: Kayo Yamaguchi
text:Kaori Akiyama
edit: FASHION BOX, P.M.A.Tryangle
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