自然災害に備えあれば憂いなし!アプリにマップ、改めて知りたい防災知識

改めて知りたい、防災知識をまとめました!頻発するさまざまな自然災害。ひとごととは思わずに防災について改めて学びましょう。気持ちもものも、備えあれば憂いなし!

教えてくれたのは……

出典: FASHION BOX

和田隆昌さん
災害危機管理アドバイザー。30か所以上の被災地を訪れ、緊急時のサバイバル術も得意。講演会や監修も行う。著書に『まさかわが家が!? 命と財産を守るサバイバル・マニュアル21』(潮出版社)など。

災害は“気候変動”と捉えて事前情報を大切にしよう

地球規模で気候が変わり始めている昨今。初めの一歩でやるべきことは、実はとても気軽なことでした。

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住んでいる地域の土地情報を集めることが最優先!

地震、津波、土砂崩れや地滑りなどの風水害。毎年のように災害にみまわれる日本ですが、「もはや天災、異常気象とはいえず、雨や雪が降るように起こってしまう“気候変動”のひとつと捉え、準備をするのが賢明です」と話すのは、災害危機管理アドバイザーの和田隆昌さん。前もって天気予報を確認し、雨具を用意するのと同じ感覚で、防災の準備に必要なのは、持ち出し袋や備蓄品よりも先に「情報」を手に入れておくこと。

「具体的には、ハザードマップと防災アプリです。津波の危険性があるところは津波ハザードマップ、山に近いところは土砂災害ハザードマップなど市町村によってさまざまな種類があります。ご自分の住んでいる地域のハザードマップを見て危険な場所を頭に入れておきましょう。また、どの地域でも地震、水害には特に注意が必要。日本列島ではどこでも起こる可能性が高いですから」

河川については国土交通省のものも確認しておくとよいのだそう。

続いて災害用アプリ。必要な場所を登録しておくと、その付近に関する速報や情報を通知してくれるほか、避難所情報やニュースと連動した映像が見られるなど、知りたい情報が即座に手に入ります。「いざというときに使えるよう、ある程度アプリに慣れておきましょう」

チェックすべきは居住する市町村の2種類の「ハザードマップ」

市町村と国土交通省の2種を

自分が暮らす市町村のハザードマップ(洪水、火災、津波など可能性が高いもの)のほか、河川の氾濫は国土交通省のハザードマップを。

ぜひ!すぐ!ダウンロードをしてほしい3つの災害用アプリ

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NHKニュース・防災
NHK公式アプリ。速報や情報をプッシュ通知で。

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Yahoo! 防災速報
自宅など国内最大3地点と現在地の情報を通知。

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防災情報 全国避難所ガイド
今いる場所から近い避難所へのルート案内が可能。

【必要なニュースと情報を通知】
何が起きているのか、どうすればいいのかの理解、判断を手助けしてくれるのが防災アプリ。そのうち、ではなく、今すぐにダウンロードしましょう。

※ 画像・文章の無断転載はご遠慮ください
illustration_Kayo Yamaguchi
text_Tomoko Yanagisawa
edit_Kana Honma[vivace], FASHION BOX
(リンネル2019年4月号)

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