あらゆるエイジングサインが本格的に気になり始める50代。“元気に見える肌”をめざして、新しいベーシックケアを身につけましょう。今回は、50代ならではの「化粧水」の選び方・使い方を美容のプロが指南します。
教えてくれたのは……
トータルビューティ アドバイザー 水井真理子さん
長年のエステティシャンの経験から、肌を見るだけで、その人のスキンケア法や食生活まで見抜く鋭い観察眼をもつ。お手入れアドバイスが好評。
《化粧水》は、顔全体に行き渡らせているかが大切
洗顔後の敏感な肌を鎮め、美容液やクリームの栄養の通り道をつくる化粧水は、与えるケアの初めのステップ。残念ながら、50代の肌は昔に比べて肌の水分をキープする力が衰え、硬くなりがち。化粧水で肌の奥までしっかり水分を与えて栄養の通り道をつくってあげましょう。我流のままの方法で、使う量が少なかったり、塗りムラがあったりと、意外と効果を半減させる使い方をしている人も。肌にもっちり感が出るまで、ハンドプレスして！
化粧水の選び方とは？
▶︎50代からはしっとりタイプを選んで。敏感肌はアルコールフリータイプを
乾燥やエイジングサインが気になる人は、潤いを実感できる高保湿なしっとりタイプがおすすめ。敏感に傾きがちな肌には、肌に負担をかけないアルコールフリー処方を。
オススメの化粧水アイテム
独自の保水処方により、過酷な乾燥環境でも潤いをたっぷり抱え込ませる濃密な化粧水。明るくハリのある肌に。エスト ザ ローション 140mL ¥6,000／花王
均一なハリを与え、透明感に満ちた肌に。エリクシール シュペリエル リフトモイスト ローション T （医薬部外品）170mL ¥3,000（編集部調べ）／資生堂
コラーゲンなどの美容成分をナノ化。肌の深くまで届け、乾燥を防ぐ。ディープナノローションⅡ（とてもしっとり）100mL ¥4,500／マナラ化粧品
ビワ葉エキスやメリッサ葉油など希少な精油がふんだんに。凜とした香りに癒やされながら、ハリ肌に。エレメンタリー スキンローション 125mL ¥18,000／ITRIM（イトリン）
わずかにとろみのある濃厚さでハリと美白にアプローチ。弾力のあるしっとり肌に。デルメッド プレミアムローション（医薬部外品）200mL ¥7,000／三省製薬
化粧水でよくあるQ＆A
Q. スキンケアはコットンと手、どちらがいいの？
A. 浸透力を高めたいときは手を使いましょう
手を使うと肌のぬくもりで、化粧水の浸透力がアップします。肌の炎症を落ち着かせたいときは、一度手のひらでなじませてから、コットン使いを。たっぷり化粧水を含ませてやさしくおさえるようになじませて。
＊＊＊
Q. 「オーガニック」は肌にやさしい？
A. 敏感肌用に開発された低刺激処方がおすすめ
とにかく負担をかけたくないときは、無香料、無着色、低刺激処方の化粧水を選びましょう。ハーブや植物エキスを使ったタイプは、植物のパワーが強く、肌に合わない場合も。
化粧水を使ったケア方法はこちら
>>化粧水がグングンしみ込む簡単5ステップ
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photograph_Shohei Yokoyama[t.cube](model), Shoko Matsuhashi(still)
hair＆make-up_Atsuko Hirose
text_Chie Sakuma
edit_Satoko Ishikawa[vivace], FASHION BOX
（大人のおしゃれ手帖 2019年4月号）
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