ためるとおっくうになる家事は、ワンアクションですべて解決!シンプルライフ研究家のマキさんが実践する、 時間と体力を無駄にしない家事のコツを教えていただきました。一歩も動かずにすべてに手が届くマキさんのキッチンとは。
教えてくれたのは……
マキさん
シンプルライフ研究家。ふたりの娘を育てるワーキングマザー。不要なものは持たない、不要な家事はしない暮らしを綴ったブログ「エコナセイカツ」が人気で、著書も多数。新刊『虫のいい家事』(宝島社)が発売中。
すべてに手が届くキッチンづくり
マキさんのキッチンはコンパクト。冷蔵庫、食器棚、調理器具から調味料まで、いつもの立ち位置からすべてのものに手が届きます。
「動線ができるだけ短くなるようにものを置いているので、食事の準備からお皿洗いまで、ほとんど動かずにできます。そのおかげで家事にかける時間を短縮でき、体力的にも疲れることがありません」
食材は冷蔵庫と、シンク下に収まる量だけ。食品ストックから食器まで、キッチンにすべて集約されています。また鍋のそばにだしパック、フライパンの近くに油など、必ず使う場所の近くにものを置くのがマキさん流。動く時間とものを探す時間を減らして、余計な頭を使わずに家事ができるようになったといいます。
そんなマキさんのメソッドは、“好きではない家事をストレスなくする”ことを意識した結果、行き着いたものだとか。「普通だと思ってやってきた家事の無駄を省いて、ルーティンを決めると、自然と自分の家事動線が見えてきます。少しぐらい常識から外れていても、自分に都合のいい仕組みを作ってみてください」
時短テク1 食材をまとめ買いして半調理
週1回の宅配サービスで食材をまとめ買いして、届いたらすぐに半調理。そのすべての作業が、手を伸ばすだけでできるから、ストレスになりません。
1)お湯を沸かして食材を洗う
葉ものなどの日持ちのしない野菜は、さっとゆでておきます。
「お湯が沸くまでの間、野菜を洗います。トマトやイチゴなど、そのまま食べられる食材も洗っておくとすぐに使えて便利」
2)順番にゆでる
同じお湯を使って順番にゆでるので、色の薄い野菜から入れていくのがポイント。
「ゆでてかさを減らし、保存容器に入れれば、たくさんの野菜の冷蔵庫収納が可能。すぐに使えるので便利です」
3)振り返って冷蔵庫を開ける
調味料は、冷蔵庫のドアポケットの中に。
「コンロの前の立ち位置から、振り返るだけで取り出せます。油はねの拭き掃除をストレスに感じるので、より近いコンロ横には置きませんでした」
4)上の棚のふきんを取る
食器拭きのふきんは、シンクのすぐ上のスペースに置くだけ。
「洗い物をしたあと、濡れた手でもさっと取り出せます。置くときも、あえてきっちりたたまないようにしています」
5)後ろの棚のお皿に盛り付けて完成!
食器は、シンクの真後ろにある棚に。
「朝ごはん用のお皿は2段目に置くと決めているので、迷うことがありません。目玉焼きを焼けば、半調理した食材を加えてすぐに朝ごはんになります」
時短テク2 手間のかからないお助け食材を常備
カット済みの肉や下処理済みの魚介は、そのまま調理ができ、包丁やまな板が不要。牡蠣や手羽、あさりなどは、入れるだけでだしにもなる時短アイテム。豆腐やしらすなど、そのまま食べられる食材も定番です。質のいい食材を選べば、手間をかけずにおいしく食べられます。
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photograph_Hiroshi Hayashi
illustration_Qoonana
text_Mayumi Akagi
edit_Satoko Ishikawa[vivace], FASHION BOX
(リンネル2019年5月号)
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