(2020年4月9日 更新)
“今必要なものだけ”を持つことがシンプルライフのベース。
そう語るのは、シンプルライフ研究家のマキさんです。
ワードローブも多くは持たず、本当に気に入っている服だけで過ごしているそう。
スッキリ整理されたクローゼットへと近づける、マキさん流の服の選び方を教えてもらいましょう。
≪目次≫
服・小物の選び方を工夫してコーディネートを楽に
私は多くの服は持ちません。クローゼットに収まる服だけというルールもありますが、何より、「本当に気に入っている服だけを着たい」というのがその理由。実際、ほぼ毎日、同じデザインのワンピースを着ています。どうしてワンピースかというと、パッと一瞬で着ることができて、上下をコーディネートする必要もないから。それに、何といっても着心地がいいからです。
自分にとってベストな服を選ぶということが、私の服選びの基準。「自分にとって」という自分主体の気持ちが大切です。
例えば「毎日違う自分に見せたい」とか「会社で浮かないようにしたい」とか、まわりの目を気にするのは正直、疲れてしまいます。たぶん、一生懸命コーディネートして出かけても、意外と他人は何を着ていたか、覚えていないと思うからです(私だけ?)。
だから私は潔く、毎日ワンピース!
とはいえ、一着だけではなく、持っているのは色違いで3着。夏は半袖バージョンがあって、やはり3色をひたすら着回しています。もうひとつは白のブラウス。形も着心地も最高のブラウスで、生地や色違いで3着持っています。本当に気に入った服はいつも色違い、生地違いで買うほうが絶対ハズレなし。そして何より一番のお気に入りを着ると、いつでもベストを出せる自分でいられるような気がします。
また、さらに欲をいえば、何通りも着回せるデザインを選ぶと効率的。着方を変えるだけで普段着にもセミフォーマルにもなる兼用服がいくつもあれば、服の数も少なくてすみます。
こうして着る服を厳選し、パターン化してしまえば、忙しい朝にコーディネートで悩む時間もなくなります。気分よく着られて、ムダもカットできる! 一石二鳥の服選びだと思いませんか?
さて、そんなお気に入りのアイテムをどこで見つけるかというと、私はほぼ決まったブランドのお店で買い物をします。同じブランドなら世界観が一緒だから、私の好きなテイストばかり。それに足繁く通えば、店員さんは私の好みがわかって適切な服をおすすめしてくれます。
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マキさんが選んだ家事ラク&ヘビーユーズ服
■インナー/組み合わせやすくコーデが楽に
これらのインナー類を季節によって一年中組み合わせて着回ししています。
春:C
夏:D
秋:A+C
冬:A+B+C
■ボトムス/オールシーズン&晴雨兼用
ボトムスの一番のお気に入り。普通のデニムは乾きにくいのですが、リネンデニムなら、雨の日に裾が濡れてもすぐ乾く優秀アイテム。日本は四季があるので、オールシーズン&晴雨兼用だと便利。
■トップス/生地が違うだけのシンプルなデザイン
生地違いで持っている白のブラウス。どちらもリネンですが、織り方が微妙に違います。このデザインが一番好きなので、ほかにブラウスは必要なし。
■ワンピース/袖が違うのみで1年中同じデザイン
前ボタンで全く同じデザインの黒のリネンワンピース。夏は半袖、それ以外の季節は長袖と、一年中同じデザインのワンピースを着続けています。首ゴム入りで着るときもボタンの開け閉めなし。
■下着/オーガニックコットンを使用
下着はブラもショーツもオーガニックコットン製。基本的に半年に1度2セットを新調します。
■靴下/おしゃれのアクセントに
靴下は多めに持っていてもスペースを取らないし値段も手頃。おしゃれのアクセントに唯一複数持ちしています。長めの靴下はワンピースを合わせたときにタイツのようにはくことも可能。色や柄でちょっぴり遊んで。
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マキ Profile
(まき)
シンプルライフ研究家。6歳と10歳の娘、夫との4人暮らし。東京都在住。広告代理店でテレワークをするワーキングマザー。不要なものは持たない、不要な家事はしない暮らしを綴ったブログ「エコナセイカツ」が人気。『しない家事』(すばる舎)や『母から子に伝えたい 持たない四季の暮らし』(大和書房)、『マキ流 やめていい家事』(宝島社)など著書累計発行部数は22万部。全国のNHK文化センターでの講演活動や、アパレルブランドとの商品コラボなど幅広く活躍中。
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編:FASHION BOX
(参考)
TJ MOOK『虫のいい家仕事』
著者:マキ