インテリア雑誌に出てくるようなリビングに憧れて家具や雑貨を揃えたけど、イマイチおしゃれに見えない……。そんなときは、置き方を見直してみては?「今あるもの」の置き方を変えるだけで、インテリアはぐんとあか抜けた雰囲気になるんです!今回は、おしゃれなリビング作りの基本ルールを、インテリアコーディネーターの荒井詩万さんに伺いました。
教えてくれたのは……
インテリアコーディネーター 荒井詩万さん
あらいしま/インテリアコーディネーター。CHIC INTERIOR PLANNING主宰。著書に『今あるもので「あか抜けた」部屋になる。』(サンクチュアリ出版)。
【LIVING ROOM】目線の集まる場所に、部屋の“見せ場”を作って
もっとも長い時間を過ごすリビング。目線を上手にあやつることで、ぐんと素敵な空間に生まれ変わります。
《ルール1》1か所に目線を集中させる
ものがあちこちに分散していると、目線が定まらず落ち着かない空間に。雑貨や植物は1か所にまとめて“見せ場”を作りましょう。部屋に入って最初に目に入る場所に“見せ場”を作ると、あか抜けて見えます。
棚の上を“見せ場”にし、雑貨や花をディスプレイ。
《ルール2》ラグを置くと区切りが生まれる
ラグは敷くだけで部屋の雰囲気を手軽に変えられるアイテム。特にリビングとダイニングがひと続きになった空間は、ラグを敷くことで“くつろぎスペース”として区切りを生み、リラックス度を高める効果が。
ラグを敷くことで空間にメリハリがつきます。ソファの前に敷くとリラックス度もアップ。
《ルール3》植物は高さ130~150cmがベスト!
部屋に新しく買い足すとしたら、インテリアの主役になる高さ130~150cmの観葉植物を選んで。部屋の角や余白に置くのが基本ですが、テレビやパソコンなど家電の近くに配置すると、無機質な雰囲気が和らぎます。
目線に入りやすい高さ130~150cmの観葉植物は、ほどよく存在感があっておすすめ。
《ルール4》クッションは3個並べるのが正解!
クッションは3個並べてベーシックをふたつ、柄をひとつ取り入れると、バランスがよくメリハリが出ます。季節ごとにクッションカバーの素材や色を変えて、手軽な模様替えを楽しんで。
3つ並べたうちふたつはベーシックなデザインにし、ひとつを柄物やアクセントカラーに。
〔使用アイテム〕
ヴィンテージテーブル¥92,000、ログスツール¥32,000/ともにオルネ ド フォイユ
FABULA TILIA ラグ[140×200㎝]¥59,000、ベージュのクッションカバー45㎝角 各¥4,800、格子クッションカバー 45㎝角 ¥3,800、中材 各¥2,100、コットンスロー[140×190㎝]¥6,800、キャビネット上 STILLEBEN×YU NAGABA フレーム A3¥18,000、ウォーターヒヤシンスバスケットのオブジェ S ¥2,800/すべてスローハウス・二子玉川
お花を生けたフラワーベース STILREN ¥1,299(税込み)/イケア ジャパン
PEBBLE ティーポット¥4,000、カップ&ソーサー¥1,600/ともにKINTO
※ 画像・文章の無断転載はご遠慮ください
photograph_Akira Yamaguchi
styling_Yui Otani
text_Hanae Kudo
edit_Ayaki Ando[vivace], FASHION BOX
(リンネル 2019年7月号)
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