ホルモンの影響によるむくみ、食べすぎ……どう対処すればいい?
前回、自律神経の乱れからくる不調についてお話しました。
今回はホルモンの影響によるむくみ・食べすぎについてその対処法をご紹介します。
1、ホルモンの影響による“むくみ”には……マッサージ&ウォーキングでスッキリ!
プロゲステロンの分泌が活発になることで水分を溜め込みやすくなり起こるむくみには、排出を促すアプローチを。
「物理的なケアではマッサージをして血行を促してあげるのがいいですね。入浴も水圧によるマッサージ効果と発汗作用でむくみケアにはオススメ。あとは、ウォーキング。運動が苦手な人にはハードルが高く聞こえるかもしれませんが、五感を感じながらのお散歩なら気軽では? また、生理前はセロトニンという幸せホルモンが減少し、イライラや落ち込みなどの要因にもなりますが、ウォーキングや深呼吸のような規則正しいリズムの動きで分泌することができます」
むくみ対策のおすすめ3アイテム
1、ReFa
エステのプロの押し上げる手技を再現。手になじむハンドルと、ボディにフィットする構造で、グッと深部から押し上げて、流すことができる。リファボディカッサ ¥8,580(MTG)
2、eume
おやすみ時も心地よくはけるむくみ対策。段階着圧と光電子繊維の遠赤外線効果で、触れている部分を全部ケア。めぐりソックス〈おうちおやすみ用〉 1足組 ¥4,980(コスメキッチン)
3、AVEDA
ペパーミント、ラベンダー、ローズマリーの爽快感のある精油ブレンド。足の疲れ、むくみを癒やしながら、かかとや足に潤いをプラス。フット リリーフ 125mL ¥4,070(アヴェダ)
2、ホルモンの影響による“食べすぎ”には……一口のご褒美スイーツで心とお腹を満たす!
生理前は栄養素を溜め込むモードになる期間のため食欲が増すのは女性の体として仕方がないところ。ポイントは無理に食欲を我慢しない。
「荒ぶる食欲を抑え込んで我慢すると本能の逆襲がきて爆食に走り、ダイエット中の人はリバウンドしてしまうことも。えのきパスタ、こんにゃくパスタみたいに、へんに小細工した食事をするくらいなら、高級なチョコレートをひとつ口にすれば、心が満たされて、食への過度な欲求もおさまるはず。生理が終わった後は気分も上がり、痩せやすいターンになるので、生理前は罪悪感をもたずに好きなスイーツを楽しんで。大切なのはストレスを溜め込まずに過ごすことです」
食べすぎ対策におすすめ3アイテム
1、Minimal - Bean to Bar Chocolate -
カカオ由来のナッツのようなコク深い甘さに満足感あり。カカオ75%&粗びきのザクザクとした食感も食べ応え十分。コーヒーとの相性もバッチリ。NUTTY 50g ¥1,490(Minimal)
2、CHOCOLATIER PALET D'OR BLANC
ファインカカオからできた自家製カカオパウダー。甘みやミルクを調整してMYココアに。プードル カカオ ナチュール 80g ¥1,426(ショコラティエ パレ ド オール ブラン)
3、JEAN-PAUL HÉVIN
ふんわりと軽やかな口あたりのガナッシュを、香り高い上質のカカオパウダーでコーティングした芳醇なトリュフ。トリュフ 9個 ¥3,780(ジャン=ポール・エヴァン伊勢丹新宿本店)
教えてくれたのは……成城松村クリニック院長 婦人科/日本産科婦人科学会専門医 松村圭子先生
診察の傍ら、雑誌、WEBなどのメディアを通して、女性のからだの問題をわかりやすく説明、対策をアドバイス。歌手・氷室京介の“推し活”効果で、更年期の不調を知らずに過ごす。
illustration_HIROKO ZAMA
text_AYAKO SHIRAKURA
(SPRiNG2024年1月号)
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