生理に伴う不調は、毎日の食事が大切。特に新生活が始まる春は、緊張や不安などメンタル的な悩みも多く、体調を崩しやすい季節。女性ホルモンにも影響が出やすいこの時期に摂るべき食材や栄養成分を紹介します!
EPA,DHA
EPA,DHAなど魚油に多く含まれるn-3系脂肪酸という油を接種することで下腹部痛、腰痛など月経困難症の症状軽減に繋がります。EPA,DHAはサバやサンマ、イワシなどの青魚に含まれています。魚料理が苦手という人は、缶詰などを利用して手軽に毎日の食事に取り入れてみましょう。
カルシウム・マグネシウム・ビタミンD
生理前にイライラしたり、理由もないのになぜか落ち込みやすくなりがちな場合は、カルシウムを取り入れるようにしましょう。カルシウムには脳神経の興奮を抑える働きがあり、生理痛やPMSの精神症状が抑えられるという研究結果があります。ただ注意したいのはカルシウムは体内で吸収されにくい栄養素なので、ビタミンDと一緒に摂取しましょう。ビタミンDが、カルシウムの吸収を促し骨にカルシウムが沈着するのを助ける働きがあります。また、マグネシウムにはカルシウムと同様に骨や歯の生成を助ける働きがあり、濃度が一定になるように調整されています。またマグネシウムはカルシウムと拮抗して血圧を調整する働きがあることもわかっています。
カルシウムは乳製品や小松菜、魚に多く含まれています。マグネシウムはキヌアやそばなどの穀類、納豆や豆腐などの豆類、アーモンドやくるみなどの種子類、アオサ、ひじきなどの海藻類に多く含まれています。ビタミンDはサケやブリ、サンマなどの魚類、牛のレバー、卵黄のほか、干し椎茸やきくらべなどのきのこ類に多く含まれています。また、ビタミンDを増やすには食べ物から摂る方法と日光を浴びることで、皮膚で合成を促す方法もあります。
亜鉛
亜鉛にはPMSの精神症状や頭痛や乳房痛などの身体症状を軽減する高価があります。また、月経困難症の軽減にも効果的です。亜鉛は牡蠣などの魚介類、牛肉や豚肉、ココアに多く含まれています。
フェムケアとして食べ物や栄養分を選ぶことで、毎日をヘルシーに。積極的に取り入れてからだも心も前向きに過ごしましょう。