「ひと夏を越えると女性は歳を取る」……なんて言葉もあるくらい、紫外線やエアコンによる乾燥など、夏に受けた肌ダメージはあなどれません。秋を迎えるこの時季のケアが「夏老け」するかどうかの分かれ道。化粧品選びのプロ・小西さやかさんにスキンケアのポイントを教えてもらいました。
黒ずみ毛穴を放置すると毛穴ジミに……⁉︎正しいケアを美人皮膚科医が解説
教えてくれたのは……
コスメコンシェルジュ 小西さやかさん
日本化粧品検定協会代表理事、東京農業大学客員准教授。化粧品開発の経験を活かし、化粧品選びをアドバイス。
その毛穴の開き、何が原因?正しいケアを知るための毛穴タイプ診断
“夏老け”の4大現象
《シミ》
紫外線によるシミは、定着する前に代謝アップとメラニン排出ケアで撃退。
《毛穴》
分泌の多くなった皮脂をそのままにしておくと、毛穴が拡大!
《シワ》
紫外線で活性酸素が増えるとエイジングが進行。抗酸化ケアを。
《肌あれ》
汗や大気汚染物質で起こる微弱炎症は、秋のカサカサ肌の原因に。
紫外線に大気汚染……肌年齢の加速にご用心!
「夏のダメージというと紫外線が思い浮かびますが、それだけではありません。実は、汗や皮脂の多い夏の肌は、ほかの季節に比べてPM2.5などの大気汚染物質が付着しやすいのです」と、小西さん。
それらが酸化して毛穴の広がりにつながったり、微弱炎症を引き起こし、肌あれや秋になってからのカサつき、ごわつき肌の原因となることも。パウダーで肌表面をサラサラにしたり、帰宅後はすぐに顔を洗うようにするのが効果的だそう。
また、この時季は紫外線ダメージをシミとして定着させないため、代謝を上げることも大切。美白化粧品の選び方にもコツが。
「夏の終わりのホワイトニングは、茶色の色素であるメラニン排出や還元をうたっているものがおすすめ。できたばかりのシミをケアできます」
※ 画像・文章の無断転載はご遠慮ください
photograph_Akira Yamaguchi
styling_Minami Nosaki
hair&make-up_Tomoko Takano
model_Hanna Kelk
text_Ema Tanaka
cooperation_UTUWA
edit_Satoko Ishikawa[vivace], FASHION BOX
(リンネル 2019年10月号)
【いま読まれている人気記事】
[掃除のコツ]ダニの死骸が大量発生!? 季節の変わり目には中掃除を
トイレは掃除機をかけてはいけない⁉ 細菌・ウイルスを寄せつけない部屋づくりのポイント
結婚式お呼ばれコーデ4選☆ どんな服着ていけば良い?
30代以上の女性はほぼ全員発症!? 血管の病気「下肢静脈瘤」とは
春に起こりやすい自然現象を表す漢字クイズ5問
足がつりやすい、むくみやすい人必見!血流を滞らせない座り方&寝方