さりげなく気づかいができる大人の女性って、同性から見ても憧れますよね。でも、気づかいしすぎて“気疲れ”している現代人が急増中。その気づかい、間違っているかも!?
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教えてくれたのは……
精神科医 水島広子先生
対人関係療法専門クリニック院長。慶応義塾大学医学部精神神経科勤務を経て、現クリニックを開院。対人関係療法の日本の第一人者。衆議院議員として児童虐待防止法の抜本的改正など、数多くの法案の修正にも尽力。著書多数。
“元気になる気づかい”と“疲れる気づかい”があります
“いつも楽しそうだね”なんて言われることが多いものの、実はいい人と思われたくて、相手に合わせることに必死。自分を犠牲にしすぎて、人と会うたびにドッと疲れてしまう。今、そんな人が増えています。
そこで、対人関係療法の第一人者・水島広子先生に、気疲れしない大人の気づかいの仕方について教えてもらいました。
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「人は誰もが親切にしたい善意の心を持っていて、気づかいとは、本来その心から自然に出てくるもの。しかし、人づき合いへの不安感から“相手の反応”ばかりに注目した、緊張感ある気づかいをしてしまっていることが。それでは自分も相手も疲れてしまう結果に。顔色をずっとうかがわれると誰でも不快に思いますよね? これは、無意識に“喜ぶ反応をしなくては”と相手に思わせ、自由を奪う行為だから。
一方で、互いが元気になる気づかいがあります。それは、“自分がしたい”気持ちが軸になっているもの。自分主体だから、相手は自由になれるし、自分も相手の反応に一喜一憂しない、そんな気づかいができれば、人と会って疲れることも減りますよ」
CHECK! あなたの気づかいはどっち?
■疲れる気づかい
疲れる気づかいは、本来の自分が抑制されている状態。何かすることで出すぎたマネに思われないかと心配したり、見返りを期待することで相手の領域に入ったり。相手にも“重い”と感じさせてしまいます。
□ 気づかい“しなければ”と思っている
□ 会ったあとに疲れている
□ いい人に見られたいと思っている
□ 相手の顔色をうかがってしまう
□ 期待したよい反応がないと不機嫌や不安になる
□ 必要以上にペコペコしてしまう
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■元気になる気づかい
よい気づかいは、互いに安心を提供します。自分が最も自然で心地いい状態で人と接することで、相手はそれを自然に受け取れます。互いを思いやる大人の人づき合いなので、会うと元気になれるのです。
□ 自分がしたいから気づかいをしている
□ 会ったあとに元気になる
□ 相手をコントロールしようとしない
□ 接していると自分らしくいられる
□ 自分を否定されても過剰反応しない
□ 相手の反応が悪くても気にしない
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edit&text_Tokiko Nitta
illustration_Ayumi Itakura
web edit_FASHION BOX, Ayaki Ando[vivace]
(リンネル 2019年11月号)
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