親子関係を良好に保てるスマホのルールとペナルティのつくり方

<スマホのルールとペナルティのつくり方>親子関係を良好に保つために

出典: FASHION BOX

スマホは生活に欠かせない便利な道具ですが、リスクもあるので、子どもとスマホ使用時のルールを決めている家庭もあると思います。ルールを確実に守ってもらうためには、ペナルティが必要不可欠です。親子関係を良好に保てるペナルティのつくり方を専門家に伺いました。

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確実に実行するためペナルティに強弱をつける

罰則規定のない法律は実効性がないと言われますが、スマホのルールも同じです。親子でスマホのルールを決めても、ペナルティがなければ、単なるスローガンです。また、ペナルティが決まっていても、実際に発動させなければ、形骸化します。

道路交通法第7条には、「道路を通行する歩行者は信号機の表示する信号に従わなければならない」と定められていて、違反した場合は、「2万円以下の罰金又は科料」に処せられるはずなのです。しかし、実際に歩行者が処罰を受けることはほとんどないため、多くの人は、歩行者の信号無視が処罰対象であることを知りません。ルールは、ペナルティがあり、違反した場合はペナルティを確実に実行してこそ、効力を発揮するのです。

親子でスマホのルールを決めるときは、確実に実行できるペナルティも決めるようにしましょう。そのためには、ペナルティに松竹梅=段階的な強弱をつけることです。もっとも強い松のペナルティはスマホを取り上げることや解約することですが、その手前に竹や梅を設けることで、ペナルティは確実に実行できるようになります。

たとえば、軽微な違反に対する梅のペナルティとしては、家のWi-Fiのパスワードを変えて、一定期間、使えなくするというものが有効でしょう。動画を見たりすれば、使用可能な通信量がどんどん減っていきますから、子どもにとっては辛いのです。ただし、このペナルティを設けるためには、データ量を家族で分け合う契約はできません。

管理アプリ(iPhoneは「ファミリー共有/スクリーンタイム」、アンドロイドは「ファミリーリンク」)を使うと、竹や梅のペナルティを細かく設定することが可能です。任意のアプリを使えなくすることができるので、アプリの選択によってペナルティの強弱をつけることができます。

繰り返しになりますが、ペナルティを決めたら、確実に実行することが大切です。小さなルール違反でも確実にペナルティが科せられると、子どもには親の本気度が伝わるため、スマホを取り上げられるような重大なルール違反をすることはなくなります。また、前回はセーフだったのに、今回はアウトというように一貫性がないと、子どもは納得できず、ルールを尊重しなくなります。

<スマホのルールとペナルティのつくり方>親子関係を良好に保つために
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話し合うことでお互いの理解を深める

ルールとペナルティを決めると、親も楽になります。親にとっては、子どもを監視し、叱ることがストレスになるからです。たとえば、子どもが長時間、スマホでゲームやSNSを続けているとき、どのタイミングで、どのように叱るかを考えることは、親としてかなりの精神的な負担になります。しかし、ルールとペナルティによってゲームの時間が管理されていれば、そのストレスから解放されるのです。

ルールとペナルティは、子どもとよく話し合って決めましょう。親の世代は、子どもの頃にスマホを使っていません。子どもにとってスマホがどういうものか、話し合わないと実感として理解できないのです。

親が学生の頃は、通学中にウォークマンで音楽を聴き、マンガを読んでいました。家に帰ればファミコンでゲームをやり、家の固定電話で友だちと長電話をしていました。いまの子どもは、それらのことをすべてスマホで行っています。スマホ学習塾を利用して勉強することもあるでしょう。スマホ利用時間の長時間化は当然なのです。

親子でよく話し合えば、親は、子どもにとってスマホがどのようなものか理解できるようになります。さらに言えば、会話は、それ自体がお互いの理解を深める方向に作用します。

ルールとペナルティは、家庭によってさまざまでいいのです。また、学年が上がる、夏休みに入る、部活動を始めるといった生活の変化に応じて、ルールとペナルティもどんどん変えていけばいいのです。親子の理解が深まり、ルールもペナルティも必要なくなるというのが理想でしょう。

<スマホのルールとペナルティのつくり方>親子関係を良好に保つために
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このコンテンツの監修者は……

<スマホのルールとペナルティのつくり方>親子関係を良好に保つために
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小木曽 健(おぎそ・けん)
【Profile】
1973年、埼玉県生まれ。IT企業でCSR部門の責任者を務める傍ら、書籍執筆や連載、メディア出演などを通じて情報リテラシーに関する情報発信を幅広く行っている。著書は『11歳からの正しく怖がるインターネット』(晶文社)、『ネットで勝つ情報リテラシー』(ちくま新書)など。

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(抜粋)

<全家庭に必須のスマホルール >安全に使うために親子で考えよう!
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TJ MOOK『安心! 安全! わが家のスマホルール

監修/小木曽 健
取材・文/浅羽 晃
イラスト/大室絵理、Illust AC
編集/青木康洋、小山田花子(OT EDIT)、高野成光(OT EDIT)
WEB編集/FASHION BOX
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※ 記事に掲載されている情報は、いずれも2019年9月時点のものです
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