賢い歯磨きで磨き残しゼロ！フロス・歯間ブラシの正しい使い方 [歯科医監修]

髪や肌にはお金も時間もかけるけど、外見ではわからない「口の健康」をおろそかにしていませんか？この先、何十年先の口内の健康は、カラダの転換期である50代でのメンテナンスが重要なのです。歯科医師の小川朗子先生にお話を伺いました。

フロスや歯間ブラシを使いましょう

口内ケアの三種の神器といえば歯ブラシ・フロス・歯間ブラシ。賢く使えば磨き残しなし！

「治療を重ねた大人の口内の状態は複雑。歯の形状や状態によって歯間ブラシやフロスを使い分けないと、汚れを落としきれません」（小川先生）。

例えばかぶせ物や義歯と自前の歯の微妙な段差やすき間、ブラシの毛先が入らない歯と歯の接触部などは歯間ブラシやフロスを使えばスッキリ。

「歯磨きは歯ブラシ＋フロスのセットが基本。毎回、フロスを使うのは難しい方は、朝昼は歯ブラシのみ、就寝前は歯ブラシ＋フロス＋歯間ブラシの3点セットでケアを」

フロスや歯間ブラシは歯や歯ぐきを傷つけない道具選びや使い方も大切です。

フロスは歯と歯の接触部分についたプラークをこそげとるようなイメージで動かしましょう

フロス初心者は歯に挟まったり切れたりしにくいワックスコーティングされたものがベター。

▶▶見落としがちな場所

歯ブラシで磨いても落としきれない、歯と歯の間の根元付近。歯間ブラシで汚れをかき出して。

＜編集部オススメアイテム＞

▲スウェーデン発のカラフルな歯間ブラシ。歯肉と歯面を傷つけない柔らかブラシとワイヤーで、初心者も簡単・安全に使える。

▲歯ぐきに優しく、奥歯の歯間にもラクに届く設計。1本1本キャップ付き、また専用ケースも付いて外出時も便利。

▲フロスに着色除去パウダーをコーティング。歯垢だけでなくステインも除去。スマートなスティック型ケース。

▲フワッと広がる384本の繊維が、歯肉を傷つけることなく歯周病の原因菌が住みつく歯垢を隅々まで除去。

▲歯間が特に狭い人に向けた、やわらかな極薄素材のフロス。ミクロの凸凹が歯垢をそぎ落とす。

▲超極細毛が歯周ポケットの奥の汚れをかき出す。磨き残しの多い箇所をピンポイントでケア。

歯科医師、抗加齢医学界認定専門医。アンチエイジングの考え方を歯科分野に取り入れ、若々しい口元作りを指導しながら、審美歯科、矯正歯科、予防歯科の診療を行う。

公開日：2020.06.17