友だちや家族と楽しくおしゃべりするのにも、おいしいものを食べるのにも、歯の健康はとても大切。素敵世代から増える歯の問題を改善するために大切な、日々のお口ケアについて調べました。
歯周病は全身に影響って本当?歯科医が教える最新「歯ぐきケア」
教えてくれたのは……
歯学博士 照山裕子先生
プロフィール:都内で歯科勤務のかたわら、口腔ケアに関する講演や執筆を行う。著書に『「噛む力」が病気の9割を遠ざける』(宝島社)
ライオン オーラルケア事業部
ブランド マネージャー 橋本みづきさん
プロフィール:2010年~オーラルケア事業部に従事。商品開発、商品育成担当を経験し、2018年に「デントヘルス」のブランドマネージャーに就任。
私たち、自分の歯を一生守ります
素敵世代60代からのデンタルケア
60代からの歯のケアは健康寿命を左右する大切なポイントに
「自分の歯で食事ができるかは、健康面でも生活面でも重要なこと。入れ歯やインプラントもありますが、やはり自分の歯がいちばんです」と、照山先生。
歯が抜けると嚙む力が弱まるだけでなく、口まわりや喉の筋肉も衰えて飲み込む力が弱くなり、食事が不自由に。
また、嚙む刺激は歯を支える骨を伝わって、そのまま脳への刺激になっているので、嚙めないことが認知機能の衰えにもつながるといわれています。このように、歯が抜けることは、全身の健康に影響するのです。
白く輝く歯になりたい!本当は教えたくないスゴ腕デンタルクリニック
もともとある歯周病菌が、年齢とともに活発に
歯を失う理由として大きい歯周病ですが、実は歯周病菌は若いころからの口の中に存在しています。
「歯周病菌は体が元気なときは静かですが、年齢とともに免疫力が衰えると、活発になって徐々に悪化していきます。歯茎が腫れたけれど治ったと安心せずに、対策を続けましょう」と、橋本さん。
また、素敵世代の女性は、ドライマウスで口腔環境が悪化したり、骨密度の低下で歯の土台である歯槽骨が衰え、歯が抜けやすい傾向も。さらに、歯周病だけではなく、かたいものを食べて歯に力がかかったり、長年の食いしばりが理由で歯が折れてしまうことも。
そんな事態を避け、自分の歯でずっと食事をして元気に過ごせるように、歯を守る習慣を始めましょう。
“スマホ口臭”にご用心!? お口の健康に関するあれこれを歯科医師に聞いてみた!
【50代以上が歯を失う原因】
※公益財団法人 8020 推進団体調査
ナンバー1は歯周病ですが、むし歯や歯が折れたり欠けたりしてしまう破折(はせつ)も合わせてケアが必要です。
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《お口ケアの新習慣》
食いしばりで歯が欠ける!? 歯に負担をかけない習慣を
実は、歯への負担になっているのが、嚙みしめぐせ。力を入れるときに歯を食いしばったり、歯ぎしりをするのはもちろん、口を閉じている状態で上下の歯がついているのも、嚙みしめぐせの一種です。
また、かたいものを食べて嚙む力をつけなければいけないのは子どもだけ。大人がかたいものを食べると、歯が折れる危険が!
▶睡眠の質を高めよう
夜の歯ぎしりは、疲れや寝ぐるしさも理由。寝る環境を整える、同じ時間にベッドに入るなどして、睡眠の質を高めると改善することも。
▶かたいものを食べるのはNG
かたいおせんべいや豆を食べると、それがきっかけで奥歯が折れたり割れたりと、歯を失う原因に。かたいものがいいのは幼少期のころだけです。
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▶上下の歯は口を閉じても合わない
口を閉じているときの歯の位置に注意。上下の歯がくっついていませんか? 上下の歯は常に離れているのが正しい状態です。気がついたときに、歯を離すよう努力しましょう。
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イラスト_ ヤマグチカヨ
構成・文_ 田中絵真
web編_FASHION BOX、安藤彩紀[vivace]
(素敵なあの人 2019年12月号)
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