悲しくて辛いときに思い出して。悲しみを乗り越えるためのヒント集

生きていれば、悲しい気持ちになることがたくさんあるでしょう。悲しいできごとから逃げ出したくなったり、投げやりにふるまったりする人も少なくないかもしれません。この記事では、人が悲しい気持ちになってしまう瞬間や、悲しくなってしまったエピソードをご紹介します。また、悲しい気持ちになったときに試してほしいことや、悲しいときにしてはいけないことも詳しくお伝えしていきます。この記事が、悲しみを癒やすヒントになりますように……。

※本記事は『FASHION BOX』編集部員が自身の経験を踏まえて執筆しており、専門家監修の基に書かれたものではありません

≪目次≫
●悲しい気持ちになってしまう瞬間とは?
○失恋したとき
○親しい人に裏切られたとき
○夢や目標を果たせなかったとき
○劣等感を感じたとき
○プライドを傷つけられたとき
●悲しい気持ちになってしまったエピソード
○「彼氏と親友に裏切られて」(20代・女性・営業職)
○「仕事で結果が出せず」(30代・男性・広告代理店勤務)
○「自然の摂理」(20代・女性・販売員)
○「被害妄想かもしれないけれど」(30代・男性・経理)
○「こんなに信用がないなんて」(40代・女性・看護師)
●悲しい気持ちになったときに試してほしいこと
○思いっきり泣く
○信頼できる人に話を聞いてもらう
○悲しい気持ちを客観的に考えてみる
○仕事や趣味に没頭してみる
○スポーツやカラオケで沈んだ気持ちを発散する
●悲しいときにしてはいけないこと
○ひとりで抱え込む
○無理をしすぎる
○厳しく自分を責める
○お酒や甘いものに頼る
○自暴自棄になる
●悲しみを知るほど、人はやさしくなれる

 

悲しい気持ちになってしまう瞬間とは?

不幸なできごとに見舞われたときや、辛い状況を目の当たりにしたとき、人は心を痛め、悲しみを感じてしまうものです。ここでは、悲しい気持ちになってしまうのはどのような瞬間なのかを考えてみました。

失恋したとき

人が悲しい気持ちになってしまう瞬間のひとつに、恋を失ったときが挙げられるのではないでしょうか。相手と過ごした時間が長いほど、そして、相手に対する思いが大きいほど、失恋したときの悲しみも深いはずです。恋を失ったときに感じる喪失感や後悔、自責の念は、何度経験しても胸が強く締めつけられることでしょう。

親しい人に裏切られたとき

親友に隠しごとをされたり、恋人に嘘をつかれたりなど、親しい人の裏切りを知った瞬間に押し寄せる衝撃と悲しみの深さは、計り知れしません。ただの知り合いではなく、心を許し、信頼していた相手による裏切り行為は、辛く耐えがたいものです。もう誰も信じることができなくなるほど、大きな悲しみを味わうことになるかもしれません。

夢や目標を果たせなかったとき

夢や目標を果たせなかったとき、厳しい現実を目の当たりにして、悲しみに暮れてしまうことがあります。報われなかった結果に対する挫折感や焦燥感、周囲の応援や期待に応えられない自分に対する不甲斐なさ……。あまりの悲しみに、人生を見失ってしまいそうになることもあるでしょう。

劣等感を感じたとき

「あの人には勝てない」「自分よりもすぐれた能力や魅力を持っている人だ」と感じてしまうような、太刀打ちできない相手に劣等感を感じたとき、自分の無力さから悲しい気持ちになってしまう人もいるのではないでしょうか。とくに、承認欲求が強い人や、自分に自信が持てない人などは、より悲観的になってしまうかもしれません。

プライドを傷つけられたとき

プライドを傷つけられたときも、大きな悲しみに襲われてしまう可能性がありそうです。自分の容姿や価値観、学歴や職業などを否定されたり、軽視された瞬間、人は怒りにも似た悲しみを抱えてしまうことでしょう。発言した人にとっては悪意のない冗談だったとしても、その瞬間に感じた悲しみは、心に深い傷跡を残してしまうかもしれません。

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悲しい気持ちになってしまったエピソード

人は、実際にどんなことで悲しい気持ちになってしまうのでしょうか? ここからは、男女5名に「悲しい気持ちになってしまったエピソード」について語ってもらいました。恋愛や仕事、自己評価の問題など、人が悲しい気持ちになる理由はそれぞれ異なるようです。

「彼氏と親友に裏切られて」(20代・女性・営業職)

「彼氏の浮気相手が私の親友でした。恋愛も友情もずっと続くものだと思っていたのですが、それが一瞬で崩れ落ちました。人間不信になってしまい、悲しみが止まりません」

「仕事で結果が出せず」(30代・男性・広告代理店勤務)

「仕事で結果を出せなかったときですかね。小さなミスやトラブルを上手く対処できず、気づいたら大問題に……。職場で上司から叱咤されたときに味わった挫折感は、今でもトラウマになっています」

「自然の摂理」(20代・女性・販売員)

「子どものころから家族同様に暮らしていたペットを亡くしたとき、しばらく立ち直れませんでした。命あるものには、いつか必ず終わりがくる。自然の摂理とはいえ、やはり辛く悲しいものです」

「被害妄想かもしれないけれど」(30代・男性・経理)

「劣等感が強いせいなのか、何でも悲観的に受けとめてしまいます。自己評価も低いため、周りの人たちはいつも自分のことをバカにしているのでは?と勘ぐり、常に悲しい気持ちになっています」

「こんなに信用がないなんて」(40代・女性・看護師)

「職場で起こった人間関係のトラブル。その原因が私であると噂され、どんなに否定や反論をしても、誰も信じてくれません。私はこんなに信用がない人間だったんだ、と悲しみに暮れてしまいました」

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悲しい気持ちになったときに試してほしいこと

「もう大人なんだから」と悲しい気持ちを我慢していませんか? ここでは、悲しい気持ちになったときに試してほしいことをご紹介します。悲しい気持ちになったときには、自分の感情に正直になってみてはいかがでしょうか?

思いっきり泣く

悲しい気持ちになったときは、思いっきり泣いてみるのもいいかもしれません。「我慢せずに泣いたら、心も体もスッキリした」という誰かの感想を聞いたことがある人もいるでしょう。遠慮は必要ありません。ときには自分の感情にしたがって、泣きたくなったら大声を上げて泣けばいいのです。

信頼できる人に話を聞いてもらう

心から信頼できる人に話を聞いてもらうことも、悲しい気持ちになったときに試してもらいたいことのひとつです。家族、恋人、友人などと悲しい気持ちを共有すると、気分が楽になるはずです。正直な気持ちを打ち明けるようにしてみてください。

悲しい気持ちを客観的に考えてみる

なぜ悲しい気持ちになってしまったのかを、客観的に考えてみるのはいかがでしょうか。悲しい気持ちになった原因を自己分析して、「なぜこんなに悲しいのか」「それほどまでに悲しく感じる必要があるのか」と突き詰めて考えてみましょう。考えがまとまらない場合、手帳やノート、スマホのメモ機能などを使い、書き出してみてもいいでしょう。案外、「そこまで悲しむ必要はない」と前向きになれるかもしれません。

仕事や趣味に没頭してみる

仕事や趣味に没頭してみるのもひとつの方法です。思い悩む暇もないほど忙しい状況に身を置いてしまえば、悲しい気持ちを忘れることができるかもしれません。ひとりよりも複数で行う仕事や趣味のほうが、より悲しい気持ちを思い出さずに過ごせそうです。

スポーツやカラオケで沈んだ気持ちを発散する

スポーツやカラオケなどで、悲しい気持ちを吹き飛ばしてみましょう。体を動かして汗をかけば、心身のリフレッシュにもつながります。また、感情を爆発させて熱唱するのもいいでしょう。

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悲しいときにしてはいけないこと

悲しい気持ちになってしまったら、目の前の現実から逃げ出したくなるものです。しかし、それでは悲しみを断ち切ることが難しいかもしれません。ここでは、悲しいときにしてはいけないことを挙げてみました。

ひとりで抱え込む

悲しみの感情をひとりで抱え込まないようにしましょう。家族、恋人、友人などに自分の気持ちを聞いてもらってください。相手が見つからない場合は、カウンセラーや自治体の機関に相談するのもいい方法です。ひとりで乗り越えようとせず、誰かの協力を仰ぎましょう。

無理をしすぎる

悲しい気持ちを忘れるために仕事や遊びをがんばりすぎるなど、極端に無理をしてはいけません。肉体的にも精神的にも弱っているときだからこそ、自分をいたわるようにしましょう。早く立ち直るためにも、急がば回れ、焦りは禁物です。

厳しく自分を責める

たとえ、悲しみの原因が自分にあるとしても、自分を責めないでください。誰にでも間違いや失敗はあります。あなただって、わざと間違えたり失敗したわけではないはずです。反省や後悔は、元気になってからいくらでもできます。まずは、自分に対して思いきりやさしく接してあげてください。

お酒や甘いものに頼る

悲しい気持ちから逃れるため、お酒をたくさんを飲んだり、甘いものをお腹がはち切れんばかりに食べる人がいるかもしれません。しかし、それらの行為は問題の解決にはつながりませんし、何より体調を崩してしまう可能性もあります。

自暴自棄になる

悲しみのあまり「もう何もかも、どうでもいい」と自暴自棄な気分になることがあります。しかし、そんなときこそ、自分を大切にすることを忘れないでほしいものです。「何もかもどうでもいい」と思うのであれば、それを悲しみの原因に向けてみてください。どうでもいいのはあなた自身ではなく、あなたを悲しませた何かであったり、過去の自分です。悲しみを感じている今のあなたは、決してどうでもいい存在ではないのですよ。

どうしても耐えられないような悲しみを感じた場合は、メンタルクリニックなどに相談することも視野に入れてみましょう。病院に行くことは、恥ずかしいことではありません。むしろ、自分を大切にしている証拠と考え、クリニックの受診を検討してみてもいいかもしれません。

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悲しみを知るほど、人はやさしくなれる

どんな人でも、悲しい気持ちになることがあります。まずは、自分の悲しい気持ちを認めてあげましょう。そして、大声で泣いたり、誰かに話を聞いてもらったりして、無理をせず、自分にやさしくしてあげてください。

悲しみは、ひとりで抱え込まずに、誰かと共有すること。すると今後、誰かから悲しみを打ち明けられたときに、やさしく対応できるはずです。他人に頼って悲しみを癒やすことは、自分のためになることはもちろんのこと、次の誰かのためにもなります。決して自分を追い込んだりせず、周りに助けてもらいながら、ゆっくりと元気になっていきましょう。

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編集/FASHION BOX
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