心が強くなりたい。くじけそうなときに知りたい、心が強い人の特徴と乗り越え方について

心が折れそうなとき、誰もが「精神的な強さがほしい」「屈強なメンタルを持ちたい」と願うことでしょう。この記事では、どんな困難にも立ち向かい、失敗してもくじけずに立ち上がる「心が強い人」について考えてみます。心が強い人と心が弱い人の性格や言動の特徴をはじめ、心が強くなるために必要なことをお伝えしていきます。

心が強いとは？

心が強いとは、どういう意味なのでしょうか？ 実用日本語表現辞典（weblio辞書）によれば、以下のように説明されています。

一般的に、精神的に大きなショックをうけても挫けたり意欲を失ったりすることなく、意志を持ち続けるさまなどを意味する表現。強い心を持つさま。

※参照：実用日本語表現辞典（weblio辞書）

心が強いとは、自分の軸を持つことなのではないでしょうか。嫌なことやつらいこと、ショックな出来事に対して、落ち込んだりブレたり、動揺したりしない強靭な精神力。このようなゆるぎない意志や打たれ強さを持つ人が「心が強い人」だと考えられます。

心が強い人の特徴【性格編】

何事にもひるまない、屈強な精神力の持ち主である心が強い人は、どんな性格をしているのでしょうか？ ここでは、心が強い人の内面の特徴について考えてみます。心が強い人すべてに当てはまる特徴ではないかもしれませんが、あなたの周りの心が強い人との共通点を見い出せるかもしれません。

自分の価値観がある

心が強い人は、ゆるぎない自分の価値観を持っていることでしょう。自分の強さや長所はもちろん、弱さや短所も認めているからこそ、何があっても動じず、ブレない価値観や世界観を確立できているのかもしれません。

周囲の評価を気にしない

周りの目をあまり気にしないのも、心が強い人の特徴のひとつと考えられます。「他人は他人、自分は自分」という線引きができているため、周囲の評価や意見に振り回されたり、悩んだりしないのかもしれません。

いつもプラス思考

常にプラス思考でいることができる、心が強い人。物事が思うようにいかなかったとしても、その結果をポジティブに受け止め、次に活かそうとする心の余裕を持っているでしょう。また、気持ちの切り替えが上手なため、失敗したことをウジウジと考え続けたりしない人が多いのではないでしょうか。

小さなことにとらわれない

打たれ強い強靭な精神力を持つ心が強い人は、小さなことにとらわれないはずです。些細なことを気にしてしまうと、物事の本質を見失ってしまう可能性もあります。今起きていることを俯瞰できるのも、心が強い人の特徴といえるでしょう。

肝がすわっている

心が強い人は、肝がすわっている印象を持たれることが多いでしょう。常にどっしりと構え、何事にも動じず、滅多なことでは臆さないような雰囲気を漂わせている心が強い人。彼らは、何が起きても自分に責任があるという覚悟を持っているのかもしれません。

心が強い人の特徴【言動編】

心が強い人が持つ強靭なメンタルは、日頃の言動からも垣間見えるでしょう。彼らの言葉や行動から、心を強くするヒントを得られるかもしれません。ここからは、心が強い人の言動の特徴について考えてみましょう。

自然体の姿を見せることができる

心が強い人は、自分を偽ることをしないのではないでしょうか。他人の視線や周囲の評価などの世間体を気にしないため、自然体でいる姿を周りに見られることに恐れを感じていないのかもしれません。

常に挨拶と感謝、謝罪の言葉を忘れない

心が強い人は、挨拶を欠かさず、感謝と謝罪を言葉にして伝えます。言葉や態度には気持ちがあらわれるといいますが、心が強い人はその気持ちをきちんと口にすることを心がけているのではないでしょうか。また、心が強い人は、間違っていることを注意されたり、誤りを指摘されたときにも、自分の非を認められる素直さを持ち合わせているはずです。

他人の悪口や陰口を言わない

悪口や陰口を言わないことも、心が強い人の特徴として挙げられるでしょう。他人の失敗や弱みにふれたり、叩いたりすることを好まず、そのような行為を行っている人に対して注意を促したりする場合もあるかもしれません。心が強い人は、悪口に傷つく人たちがいること、そして、陰口に生産性がないことを知っているのでしょう。

積極的な行動力を持っている

心が強い人は好奇心が旺盛であり、何事にも積極的に挑戦することが多いと考えられます。失敗や挫折を恐れるよりも、「新しいことにチャレンジしよう」「物事を楽しもう」というポジティブな考え方が、その行動力の素になっているのでしょう。

自立している

自分の時間を大切にしている心が強い人は、精神的に自立しているため、友人とも必要以上に群れることがないようです。ひとりで過ごす時間が、タフな精神力を養うことにつながるのをわかっているのかもしれません。

心が弱い人の共通点とは？

タフなメンタルを持つ心が強い人と違い、何事にも消極的な人、自分に自信がない人もいることでしょう。ここでは、そんな心が弱い人に多く見られる特徴を挙げてみました。心が強くない人すべてに当てはまる特徴ではないにせよ、なかには心当たりがある特徴もあるかもしれません。

極端な心配性

心が弱い人の共通点として、極端な心配性であることが挙げられるかもしれません。神経質で些細なことが気になり、まだ結果が出てないことに気を病んだり、ずいぶん先のことに頭を痛めたりなど、心が弱い人は気持ちが休まらないことも多いでしょう。

自分が理解できていない

心が弱い人は、自己分析や状況判断が苦手な側面があるからか、的外れだったり無責任な言動が目立ってしまうこともあるようです。そのような状態で行動を起こしたとしても、失敗してしまうことが多く、「何をやってもうまくいかない」と思い込んでしまい、メンタルの弱さや自信のなさにつながってしまうようです。

愚痴や弱音ばかりを言う

愚痴や弱音ばかりを口にしてしまいがちな、心が弱い人。他人の失敗や自分の非を認められず、その原因を周囲のせいにしてしまうこともあるでしょう。また、うまくいかないときに、あえて攻撃的な口調や態度をとることも、心が弱い人が見せる特徴といえるかもしれません。

自己嫌悪に陥りやすい

自己嫌悪に陥りやすいところも、心が弱い人の共通点と考えられられます。世間体や他人の視線を恐れるあまり、起きてしまったトラブルや失敗が「自分のせいなのではないか？」と思い込み、すぐに自分を責めてしまうこともあるでしょう。

現実と向き合わない

心の弱さから、現実逃避のクセを持っている人もいるかもしれません。このタイプの人は現実を直視しないため、自分ができていないことがわからず、自分の非を認める素直さにも欠けている場合が多いでしょう。

心が強くなるために必要なこと

ここからは、心が強くなるために必要なことをお伝えしたいと思います。心の強さや強靭な精神力を手に入れることは、口でいうほど簡単ではありません。しかし、日々の心がけや努力次第では、決して不可能なことではないはずです。

自分の弱さを認める

自分の弱さから目をそらさないようにしましょう。心を強くするためには、自分の弱さを知り、その弱さを認めることが必要なのではないでしょうか。ありのままの自分を見つめ、足りないもの、欠けている部分を認識しましょう。

完璧を求めないようにする

完璧を求めるあまり、広い視野や行動力、柔軟性を失うことがあります。何事も計画通りの結果が出るとは限りません。「失敗しても取り戻せる」「また、やり直せばいい」など、気持ちの余裕を持つことが大切でしょう。

積極的な行動を心がける

ネガティブな気持ちでいるため、消極的な毎日を過ごしていませんか？ タフな精神力を手にしたいのならば、失敗やトラブルを恐れず、積極的な行動を心がけてみましょう。さまざまな経験をすることは、メンタルの成長を促進させ、心の強さを養ってくれるはずです。

ひとりになることを恐れない

ひとりになることを恐れる必要はありません。孤独におびえてしまうと、周囲の評価や他人の意見に左右され、自分の価値観や存在意義を見失ってしまうこともあるでしょう。自分と向き合うひとりで過ごす時間が、精神的な鍛練にもつながっていきます。

自分の軸を持つ

自分の軸とは、確固たる信念や価値観、自分を信じる心ともいえるでしょう。自分の軸を持てるようになると、一歩前に踏み出す勇気や度胸を身につけることができます。心を強くしたいのならば、自分の中にブレない軸を見い出すことが必要でしょう。

心の強さとは、勇気と行動力の結晶！

自分の信念や価値観がブレない、心が強い人。その屈強な精神力は、さまざまな困難にひるまず、数々の失敗を乗り越えて手に入れた勇気や行動力の結晶といえます。心が強くなりたい人は、逆境を乗り越えてきた人の言動を観察すると、生き方のエッセンスを学ぶことができるはずです。そして、自分自身の弱さを受け入れ、日頃の生活習慣や考え方などを見直し、心の強さを手に入れられるように努めていきましょう。

編集／FASHION BOX
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公開日：2020.08.14