図々しいお願いにどう対処する? 図々しい人の特徴や上手な対処法をご紹介!

相手の都合を考えない自分勝手な人。そんな「図々しい人」が、あなたの周りにもいませんか? 図々しい人は、なかなかあなどれない存在です。まずは、図々しい人についての理解を深めたうえで、接し方について考えてみましょう。当記事では、図々しい人の特徴や、図々しい人がよく取る行動をご紹介します。また、図々しい人への上手な対処方法や、図々しい人と思われないために気をつけたいこともチェックしてみました。

※本記事は『FASHION BOX』編集部員が自身の経験を踏まえて執筆しており、専門家監修のもとに書かれたものではありません

≪目次≫
●「図々しい」とは?
●図々しい人の特徴
○社会のルールよりも自分のルールを優先
○人が持っているものを品定めして、ほしがる
○損得勘定ですばやく利害を計算
○無責任
○人からの善意を当たり前と思っている
●図々しいと思う行動とは
○関係ないのに便乗したがり
○すぐにおごってもらおうとする
○「お礼」という概念がない
○ちょうだいアピールをする
○人のプライベートに土足で踏み込む
○そこまで親しくもないのに子どもを預ける
●図々しい人への上手な対処方法
○自分のことをオープンにしない
○お願いごとは交換条件で
○1対1を回避し、グループで付き合う
○嫌なことは断る
●図々しい人と思われないように気をつけたいこと
○小さなことでもお礼を忘れない
○ものをもらったら、すぐにお礼とお返しを
○見返りを求めない
○どんな人にも同じ態度で
●図々しい人はうまくあしらって

 

「図々しい」とは?

「図々しい」とはどういう意味なのでしょうか。実用日本語表現辞典(weblio国語辞典)によると、

自分勝手にふるまい、他人に迷惑をかけても気にしないような態度や行動を形容した表現。似た意味の言葉として「厚かましい」が挙げられ、「厚かましい」は他人に迷惑をかけた上に、そのことを恥じたり気にしたりしないさまを表すことが多い。

※参照:実用日本語表現辞典(weblio国語辞典)

とあります。周りの人に迷惑をかけても平気でいられる人、また、身勝手でわがままな人や様子を「図々しい」というようです。

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図々しい人の特徴

図々しい人に共通する特徴はあるのでしょうか? ここでは、図々しい人に見られる特徴について考えてみました。

社会のルールよりも自分のルールを優先

社会のルールには、他人に迷惑をかけないことが大前提としてあります。図々しい人は、社会のルールをあまり考慮せず、自分のルールで行動している場合が多いようです。また、マナーや常識に欠けるのも、図々しい人の特徴といえるのではないでしょうか。たとえば、他人からやさしくされたときにお礼を伝えなかったり、健康であるにもかかわらず優先席に平気で座ったりすることがあるかもしれません。

人が持っているものを品定めして、ほしがる

図々しい人は、他人の持っているものをチェックし、品定めをしていることも多いでしょう。これは、ものだけでなく、社会的な地位や仲間内のポジションなどもそうです。図々しい人は、他人が持っているものをほしがる傾向にあるのかもしれません。自分がほしいものを手に入れるためなら、手段を選ばない可能性もあるでしょう。

損得勘定ですばやく利害を計算

図々しい人は、自分が得すること以外は、積極的に行動しないはずです。チームで動くときにはなるべく楽なポジションを選び、チームが成功を収めると、その手柄を横取りするようなふるまいを見せることもあるでしょう。また、地味にコツコツ取り組むような仕事を嫌い、華やかなポジションを好むことが多いかもしれません。

無責任

自分の立場が危うくなったらすぐに逃げ出すのも、図々しい人の特徴のひとつと考えられます。しかも、ただ逃げるだけではなく、他人に責任をなすりつけてから逃げるようです。また、「それ、私じゃありません」「そうでしたっけ?」などと、すっとぼけるのがうまいのも特徴といえるのではないでしょうか。

人からの善意を当たり前と思っている

図々しい人は、他人からの善意を「してもらって当然」だと思っている節があるようです。通常であれば、他人からの善意をねぎらって感謝をしますが、図々しい人は「ありがとう」という感謝の気持ちを持たないかもしれません。

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図々しいと思う行動とは

誰かに対して「図々しいな」と思うとき、きっとその人は次のような行動を取っているはずです。あなたの周りにも、これからご紹介するような図々しい人がいるかもしれません。

関係ないのに便乗したがり

図々しい人にありがちなのが、関係のないことに首をつっこむ行為ではないでしょうか。たとえば、会話に割り込んできたり、誘ってもいないのに便乗したりする人はいませんか? しかも、その輪に入れてもらえないとわかると、ふてくされるという、面倒臭い特徴を兼ね備えている場合もあります。

これは、自分が話題の中心にいたい、注目されたいという自己顕示欲の強さによるものかもしれません。周りの人が困った態度を示しても、おかまいなしに便乗してくる強者もいることでしょう。

すぐにおごってもらおうとする

図々しい人は、ケチであることも多そうです。たとえば、割り勘だからといって高価な料理をチョイスしたり、「おごってもらって当たり前」と思っていたりします。また、お会計のときに支払いをせず姿をくらませたり、割り勘の端数を払わないこともありそう。もちろん、自分からおごることもないでしょう。図々しい人は、損得勘定の強さから、そのような行為に及んでしまうのかもしれません。

「お礼」という概念がない

人は、他人に何かをしてもらったり、ものをもらうと、お礼やお返しをしますよね。しかし、図々しい人は他人からの善意を何とも思っていないからか、お礼やお返しをするという考えがない人も多いようです。

ちょうだいアピールをする

図々しい人は、よくおねだりをするイメージがありませんか? 「ちょっとちょうだい」「それほしいな」などと、悪びれる様子もなく、率直にほしいアピールをすることも多いでしょう。これは、「言えばもらえるんじゃないか」「もらえたらラッキー」「言うだけ言ってみよう」と思っているからかもしれません。また、他人が持っているものはもちろん、ファッションや髪形が気に入ったら、恥ずかしげもなく真似をするところも、よくある図々しい人の行動と考えられます。

人のプライベートに土足で踏み込む

「彼氏の最終学歴は?」「家賃はいくらなの?」など、ずけずけと他人のプライバシーに踏み込んでくるのも、図々しい人がやりがちな行動のひとつではないでしょうか。また、人の机やカバン、冷蔵庫など、隠している部分を勝手に開けて見たりすることも……。そして、それらの情報を得ると、なぜかマウントを取るような発言をして、自分のほうがすごいとアピールすることもありそうです。

そこまで親しくもないのに子どもを預ける

図々しいママのなかには、平気で子どもを預けたり、いつも相手の家で遊ばせるという人もいるようです。しかも、それほど親しくない間柄だったり、子ども同士がそんなに仲良しではない場合などでも、何食わぬ顔をして子どもを預けることもありそうです。これらは、「自分は楽をしたい」「自分の家を汚したくない」など、自分勝手な考えのもとになされる行為なのかもしれません。

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図々しい人への上手な対処方法

図々しい人をうまくかわす対処方法を考えてみました。図々しい人との付き合い方に悩んでいる人は、ぜひ参考にしてみてください。

自分のことをオープンにしない

図々しい人は、あなたのプライベートについて矢継ぎ早に質問をして探ってくることでしょう。また、どんなものを持っているのか、カバンの中を勝手に見るなどの行動を取ることもあるかもしれません。「プライベートを探ってきているな」と感じたら、のらりくらりと質問をかわし、家にも招かないようにしましょう。

お願いごとは交換条件で

図々しい人は、自分が楽をしたいがために、すぐにお願いをしてくる場合も多いでしょう。断ることができるといいのですが、どうしても断れそうにない場合は、「代わりにこれをやって」という交換条件を提示しましょう。交換条件を出すと、楽をしたい図々しい人はお願いを取り下げるかもしれません。もしくは、交換条件を無視する可能性もあるので、注意が必要です。

1対1を回避し、グループで付き合う

図々しい人は、自分のお願いや希望を無条件で叶えてくれる、自分にとっての都合のいい人を常に探しているようです。多くの場合、ひとりでいる人をターゲットにする傾向があるため、1対1にならないようにしてください。もし1対1になりそうなら、その場を離れ、複数の人がいるところへ逃げましょう。

嫌なことは断る

頻繁にお願いをされているようなら、図々しい人にとって好都合な人だと思われている可能性大です。嫌なことははっきりと、「無理です」と断りましょう。図々しい人は、断られても恐らく傷つかないのではないでしょうか。試しに一度、すぱっと断ってみてください。

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図々しい人と思われないように気をつけたいこと

ここまで記事を読んでみて、「もしかして私、図々しいと思われているかも……」と心配になった人もいるかもしれません。図々しいと思われないために、日頃から気をつけたいポイントを考えてみました。

小さなことでもお礼を忘れない

これは当たり前のことですが、人に何かをしてもらったら、きちんとお礼を言うようにしましょう。ちょっとでもお礼を怠ると、「図々しい」「厚かましい」と思われてしまう可能性があります。「ありがとうございます」という一言はとても大切です。

ものをもらったら、すぐにお礼とお返しを

もらったものを覚えていれば、お礼を言ったり、お返しを贈ることができますが、忘れてしまってはそれができません。図々しい人は、秒で忘れてしまうことも多いようなので、お礼やお返しができないのかもしれません。また、「もらって当たり前」と思っている人も多い傾向にあります。

もし、ものをもらったら、お礼とお返しをするようにしましょう。また、忘れっぽい人なら、手帳などにメモをとり、早めにお返しをするのがおすすめです。

見返りを求めない

図々しい人は、見返りを求めがちです。また、口頭でダイレクトに見返りを要求することもあります。これは、「私がやってあげた」「損をしたくない」「相手を思っていない」などの気持ちによるものとも考えられます。

他人に何かをしてあげるのは、相手のことを思いやってのこと。過度に「やってあげたのだから、お礼やお返しがもらえるはず」などと期待しないようにしましょう。その期待は態度に出てしまい、図々しさにつながってしまうかもしれません。

どんな人にも同じ態度で

どんな人にも態度を変えず、誠実に接することも大事です。図々しい人のなかには、人によって態度を変える人もいるでしょう。自分にとって得になりそうな人には、積極的に近づいて、何かをもらおうとしますが、得にならないと判断した人に対しては、下に見たり、偉そうな態度をとったりすることもあるようです。人によって態度を変える人は、周りを不快な気持ちにさせてしまいますし、嫌われます。どんな人にも、思いやりを持って、同じ態度で接しましょう。

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図々しい人はうまくあしらって

自分のことしか考えず、相手のことを思いやることができない図々しい人は、どこにでもいるものです。悩んでいる人は、お伝えした対処法を試してみてください。また、自分が図々しい人にならないよう、気をつけて行動しましょう。

 

編集/FASHION BOX
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