加齢やストレスで腸が弱っていると、生活の質(QOL)がダウンして疲れを感じやすくなります。原因不明のおなかの不調がある人は必見! 時間のある休日にはエクササイズもおすすめです。
教えてくれたのはこの方
江田 証(えだあかし)さん
江田クリニック院長。日本消化器病学会専門医。日本でいち早く「SIBO」や「FODMAP」を紹介した第一人者。著書に『小腸を強くすれば病気にならない』(インプレス)他多数。
大人世代に多いストレス腸は、食べたものを消化し、栄養を吸収する小腸の老化に原因があります。
「小腸で消化吸収しきれなかった栄養素が腸内に留まったり、大腸で異常発酵することで、腸内環境が悪くなります。また、更年期世代の女性の場合、おなかの痛みや張りを和らげるエストロゲンが減少することで、おなかの不調を感じやすくなることもあります」
「ストレス腸」を回復させる生活習慣〈休日編〉
今日からでも気軽に始められる、ストレス腸回復のための生活習慣をご紹介しましょう。
排出力をつける骨盤底筋群トレーニング
骨盤まわりの筋肉、骨盤底筋を鍛えることで、便を排出する力が強くなります。1日10回×3セットを目標に行いましょう。
①仰向けになってひざを立て、足を肩幅に開いて、肛門をギュッと締める。
②お尻を浮かせ、胸からひざまで一直線になるように意識して10秒キープ。元に戻る。
腸のねじれを治すエクササイズ
体を左右にひねることで、腸のねじれが解消されて、たまっていたガスや便が動き出します。1日10回×2セットを目標に。
①椅子に浅く腰掛け、正面を向いて背筋を伸ばす。
②下半身は動かさずに、背もたれを持って上半身をひねって10秒。反対側も同様に。
床ゴロゴロで腸を活発に
床や布団の上でゴロゴロと転がることで、ガスや便が移動しやすくなります。寝る前や起床後の習慣にしても。1日5セット×2回。
①床や布団でうつぶせになり、両手を上げて左手側に転がり、仰向けになる。
②右手側に転がり、うつぶせに戻る。次は右手側に転がり、元に戻る。これで1セット。
(大人のおしゃれ手帖編集部)
illustration:Rieko Shimizu
text:Tamaki Saji
edit:FASHION BOX
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