この冬の風邪・インフルエンザ対策
風邪やインフルエンザが気になる時季になりました。感染しないためには、ウイルスや菌が体の中に入らないようバリアをしつつ、免疫力を高めて撃退するための、健やかな体づくりが大切です。家にいるときもぬかりなく!
家にいるときも! 徹底バリアToDoリスト
家の中で過ごす時間が増えるこの冬は、生活のリズムを整え、免疫力を高めるチャンスです。
意識的に加湿&換気をする
室内にウイルス感染している人がいると、呼吸や咳によって、空気中にウイルスが漂います。人数が多いほど、部屋の中の空気は汚れがちになるので、特に家族が集まるリビングなどはまめに換気をしましょう。また、加湿器を使って湿度は40~60%を保つこと。
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のどや鼻を約43℃のたっぷりスチームでうるおし、不快感を改善。症状に合わせた3つのスチームが出る。
[家庭の感染対策]換気は何分ごとに? 湿度の目安は?? 感染症学会の指導医が解説
朝の牛乳で睡眠の質を向上させる
寝つきをよくするホルモン・メラトニン。メラトニンの材料になるのが、牛乳に含まれるトリプトファンという必須アミノ酸です。朝食で牛乳を1杯飲むと、起床後14~15時間たったころにメラトニンが作られ、深い眠りに導きます。
心地よい運動をする
運動不足は血のめぐりを悪くして、免疫力を下げます。また、過度の運動もストレスホルモンが分泌し、骨格筋への血流が増えることで内臓や皮膚の血流が不足して、免疫力が低下。速めに歩くなど、息切れはせずに体が少しきついと感じるくらいの、適度な運動をしましょう。
テレワーク中のおすすめ運動! その場で20秒スキップ
テレワークは座りっぱなしになりがち。仕事の合間の気分転換を兼ねて、その場でスキップして。全身を動かせるうえに、ふくらはぎのポンプ機能で血流がよくなります。20秒ほどでOK。
食前にヨーグルトを食べる
空腹時に糖質をとりすぎると、血糖値の急激な上昇が起こってしまいます。食前にヨーグルトを食べることで、乳酸菌の働きによって血糖値の上昇や糖の吸収が抑えられるほか、腸内環境も整えられて一石二鳥。
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手軽に乳酸菌をとるならこちら。健康な人の免疫機能の維持をサポートする、プラズマ乳酸菌1,000億個を配合。水分補給にももってこい。
カルディetc. 美プロが推す“医食同源”フード10選|乳酸菌やタンパク質などを食事で補給
部屋着は締め付けない服を
ピタッとした服装や体にあとがつくような下着はNG。特にウエストまわりの締め付けは腸の動きの妨げとなり、便秘や下痢、ひいては免疫力の低下につながります。心臓にも負担をかけ、手足が冷える原因に。家の中では部屋着も下着も締め付けないスタイルを選んで。
寝る1時間前のバスタイム。シャワーでも体をしっかり温める
寝る1時間前の入浴は、体を温めて免疫力を上げ寝つきをよくします。でも、疲れている日は無理をせずに40~42℃のぬるめのシャワーで足もとから温めましょう。足湯をしながらのシャワーも、体がぽかぽかしてきます。
寝るときはカーテンを少しあけて、朝の光を浴びる
朝、太陽の光を浴びると脳内でセロトニンが作られ脳が覚醒します。カーテンは、あえて少しだけ開けて寝てみましょう。朝の光で目覚め気分が上向きになり、活動的に過ごせます。
教えてくれたのは……工藤孝文先生 プロフィール
内科医。福岡県みやま市の工藤内科医院で地域医療にあたる。「ほんまでっか!?TV」などメディア出演でも活躍。『親子の免疫アップ生活術』(主婦と生活社)ほか、著書多数。
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illustration_Rena Yamanaka
text_Ema Tanaka
(リンネル 2021年2月号)
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