毎日5分の「膣トレ」で心とからだがラクに! 骨盤底筋を鍛えるメリットを医師が指南

巣ごもり時間が長引く中で、運動不足を気にして筋トレなどでからだづくりをする人が増えています。人と会う機会が減る時期だからこそ、自分磨きが大切ですよね。

そこでおすすめなのが「膣トレ」です。メディアでもたびたび話題になる膣トレは、女性の冷えや便秘解消によいといわれており、気になっている人も多いのではないでしょうか。

今回は、毎日5分の膣トレと、心とからだがラクになる骨盤底筋の鍛え方について、「あんしん漢方」の医師・木村眞樹子先生に教えてもらいました。

 

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骨盤底筋を鍛えると、こんないいことが!

骨盤底筋は、膣まわりにある筋肉のことで、骨盤内にある子宮・膀胱・直腸などを支えている大切な筋肉です。
この骨盤底筋を鍛えると、からだにとってうれしい効果がたくさんあります。

 

骨盤底筋の衰えが原因で生じる不調

骨盤底筋は、出産や加齢、運動不足や肥満などさまざまなことが原因で衰えてしまいます。
骨盤底筋が衰えると、冷えや便秘、生理痛、腰痛、尿もれなどの不調につながります。
また、膣の緩みやボディラインの崩れなど、全体的に緩んだからだになってしまうことも……。

 

骨盤底筋を鍛えるメリット

ここ最近注目されている骨盤底筋トレーニング。
骨盤底筋を鍛えるメリットはいくつもありますが、女性にとってうれしい効果やメリットをご紹介します。

冷え性の改善

骨盤底筋が弱まると、骨盤まわりの血液循環が悪くなり、冷え性が悪化する可能性が……。
骨盤底筋を鍛えることで、骨盤まわりのインナーマッスル全体が鍛えられて、からだの内側から血行がよくなるとともに、手足やからだの冷えにも改善効果が期待できます。

ぽっこり下腹を改善

骨盤底筋が緩むことで骨盤内にある内臓がだんだん下がってしまい、ぽっこりお腹の原因になりやすくなってしまいます。
骨盤底筋を鍛えることで、内臓をしっかり支えることができ、ぽっこりお腹の改善やダイエット効果が期待できますよ。

便秘の改善

骨盤底筋が緩むことで排便困難になり、便秘を引き起こす可能性もあります。骨盤底筋をしっかり鍛えながら肛門付近の筋肉も鍛えていくことで、便秘改善効果が期待できます。

ストレスが軽減する

骨盤底筋を鍛えることで便秘や尿漏れ、ポッコリ下腹の改善など身体的にいい影響がたくさんあります。日ごろの悩みから解放されることでストレスも軽減し、心の健康にもつながるでしょう。

 

「膣トレ」で骨盤底筋を鍛えよう!

骨盤底筋を鍛えるには、「膣トレ」がおすすめです。
ここでは、どこでも手軽にできる膣トレ(骨盤底筋トレーニング)のやり方を説明していきます。
電車の中で、椅子に座って、寝る前の布団の中でなど、いつでもどこでもできるので、気軽に試してくださいね。

<膣トレのやり方>

1.まず、両足を揃えて姿勢よくまっすぐ立ち、骨盤底筋を意識しながら、お腹とお尻に手をあてます(座った姿勢でもOK)。
2.姿勢をキープしたまま、ゆっくり息を吐きながら、膣と肛門を5秒以上ギューッと締めてキープします。
3.息を吐き切ったら、今度は5秒ほどかけて息をゆっくり吸いながら、膣と肛門をゆっくりと緩めます。

この動きを2〜3回繰り返し、骨盤底筋群を鍛えていきましょう。
慣れてきたら、キープする時間を徐々に長くしていきます。

 

骨盤底筋の緩みによって起こる不調には漢方薬でのアプローチも◎

骨盤底筋を鍛えていても、すぐには結果がでないもの。鍛えている最中でも冷えや便秘などの不調を感じる方もいますよね。
そんなお悩みをお持ちの方は、「膣トレ」と並行して漢方薬を飲むのがおすすめです。

自然由来の医療である漢方を毎日の生活に取り入れ、根本的に体質を改善すれば、冷えや生理痛の解消も目指せます。

漢方薬は自然の生薬を組み合わせているため、一般的には西洋薬よりも副作用が少ないといわれており、体質に合っていれば高い効果を得られます。

漢方薬が得意なのは、もともとからだに備わっている「内なる治癒力」を高めること。体質を変え、根本的に改善をすることにより、いまよりも健康な状態を目指せるのです。

「膣トレ」に加えて、漢方薬を毎日続けて服用すれば、長年、悩み続けてきた冷えや生理痛、便秘の症状が改善された!という日がやってくるはずですよ。

<骨盤底筋の緩みによって起こる冷えや便秘などの不調におすすめの漢方薬>

当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう):体力があまりなく、冷え性の方に
血の巡りをよくして、からだをあたため、冷え性や月経痛を改善します。

・加味逍遙散(かみしょうようさん):体力があまりなく、月経異常や更年期障害の症状が出ている方に
からだに滞った血の巡りを促し、ホルモンバランスを整えて冷え、便秘や更年期の症状を改善していきます。

ただし、効果が認められている漢方薬でも、その人に合っているか否かが重要なポイントです。合わないものを服用すると、効果が見込めないだけでなく、副作用が起こることもあります。服用前に、漢方に詳しい医師や薬剤師等に相談するようにしましょう。

最近では、AIを活用して症状と体質に合った漢方薬をプロに選んでもらえる「あんしん漢方(オンラインAI漢方)」というサービスも登場しているので、利用してみるのもいいでしょう。スマホから専門家への個別相談を、気軽に申し込むことができますよ。

☆「あんしん漢方」はコチラ

 

骨盤底筋を鍛える「膣トレ」は不調の改善に!

多くの女性の悩みである冷え、便秘、生理痛などの症状は、膣トレで骨盤底筋を鍛えることによって改善効果が期待できます。
ご紹介した膣トレ方法を実践して、骨盤底筋を鍛えていきましょう。

それでも冷えや便秘などの症状が続く方は、専門家の意見を聞きながら漢方薬を用いて、からだの巡りや血の巡りを整えていく方法もおすすめです。
自分に合うやり方を取り入れて、骨盤底筋の緩みによるからだの不調の改善を目指しましょう。

 

教えてくれたのは……あんしん漢方 木村眞樹子医師

医学部を卒業後、循環器内科、内科、睡眠科として臨床に従事。
妊娠、出産を経て、産業医としても活動するなかで、病気にならないからだをつくること、予防医学、未病に関心がうまれ、東洋医学の勉強を始める。
臨床の場でも東洋医学を取り入れることで、治療の幅が広がることを感じ、西洋薬のメリットを活かしつつ漢方の処方も行う。
また、医療機関で患者の病気と向き合うだけでなく、医療に関わる人たちに情報を伝えることの重要性を感じ、webメディアで発信も行っている。

●あんしん漢方(オンラインAI漢方):https://www.kamposupport.com/anshin1.0/lp/

 

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