梅雨が明けると、いよいよ本格的な夏がやってきます。
「今年こそは体形を気にすることなく、自分の好きな服を着たい!」
「でも寒い季節や長引くリモート生活でため込んでしまったおなかのお肉が気になる……」
「くびれってそう簡単にはできないよな……」
そのようにお考えの方に、この記事では、ぽっこりおなかを解消し、おなか痩せに効く方法を、薬剤師が伝授します。
夏までに、キュッと引き締まった女性らしいボディをぜひ手に入れてくださいね。
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くびれは意外とつくりやすい!?
つらい運動やきつい矯正下着などを試しても、痩せられずにいるという方は多いのではないでしょうか。長年、おなか痩せにお悩みの方は、ダイエットがなかなか続かず、挫折してしまう傾向にあるようです。
実は、たるんだおなかは、下半身太りや上半身太りに比べて「痩せ」効果が出やすい部位。おなかを鍛えれば、目に見えて効果を実感できるという特徴があります。
おなかを鍛えるために、ジムに通ったり、特別なグッズを用意したりする必要はありません。おなか痩せのためには、これからご紹介する3つの極意を知っておくだけで大丈夫です。
おなか痩せの極意3つ
では、今日から誰でも簡単に始められる、おなか痩せの極意を伝授します。
ポイントは、「運動」「食事」「呼吸」の3つです。
寝転んだまま、おなかを刺激する「腹筋運動」
おなか痩せには、カロリーを消費するような有酸素運動よりも、代謝がうまくまわるような「筋トレ」が効果的です。
今回は、寝ながら手軽にできる腹筋の方法をお伝えします。
<おなか痩せに効果的な腹筋のやり方>
1.仰向けに寝転び、膝を曲げて足の裏を床につけます。
2.両膝をぴったりとくっつけたまま脚を持ち上げ、90度に曲げます。
3.その状態で、膝を左右交互に倒し、腹筋を鍛えます。これを20回行います。
毎晩、寝る前に行うのがおすすめです。
おなか痩せは毎日の食べ方で変わる!「食事のとり方」
たるんだおなかには、食事制限よりもバランスのとれた食事を3食しっかり摂ることが大切です。理由は、栄養不足で代謝が低下すると、筋肉が落ちてしまうためです。筋肉が落ちると、おなかもたるんでしまいます。
筋肉は、おなかのコルセット代わりなのです。
さらに、重要なのは、3食それぞれの内容です。食事の際は、以下を注意しましょう。
<3食の食事で注意すること>
・朝食は必ず食べる
・昼はカロリーを気にせず、しっかり量をとる
・夜は20時までに食物繊維中心のメニューをとる
朝食は、基礎代謝を上げるために大切ですので、必ず食べましょう。
昼は、1日の中で一番エネルギーを消費する時間帯。食べたいものをしっかり食べましょう。
夜は食物繊維を多めに、主菜は魚や大豆がおすすめです。
おなか痩せのツボを意識した「簡単呼吸法」
深い呼吸で酸素を効率的に取り込めば、日常の動作でも、エネルギーを消費しやすいからだをつくることができます。
「丹田」というおへその5cmほど下にあるツボは、おなか痩せに効果があるといわれています。このツボを中心とした呼吸をして、腹筋のエネルギー消費を促しましょう。
<丹田を意識した呼吸法のやり方>
1.楽な姿勢で丹田を意識して立ち、息を吸い、おなかを膨らませましょう。
2.次に、息を吐きながら、肋骨を縮めます。そのままおなかを絞るようにへこませましょう。
この呼吸を1分間ほど続けます。
呼吸法は日常生活に取り入れやすいため、日中のちょっとした隙間時間などを利用してこまめに行ってみてください。
手軽に始められる「漢方」もおすすめ
「運動やバランスのよい食事は忙しくて難しい……」
「腹筋を試したことはあるが効果が感じられなかった……」
そんな方におすすめなのが、漢方薬です。
漢方薬は、メディカル(医学の力)で根本から不調改善することを目的としています。
漢方薬が得意なのは、もともとからだに備わっている「内なる治癒力」を高めること。体質を変え、根本的に改善をすることにより、おなか痩せしやすい体質や、おなかに脂肪がたまりにくい体質を目指せます。
さらに、漢方薬による体質改善なら、自分の症状や体質に合うものを毎日飲み続けるだけなので、気軽に継続できます。
理想的な女性らしいくびれを取り戻すため、生活に漢方医学を取り入れてみてはいかがでしょうか。
<おなか痩せをしたい方におすすめの漢方薬>
・防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)
色白で疲れやすく、汗のかきやすい方の水ぶとり、むくみなどに効果があります
・防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)
食欲が旺盛で、腹部に皮下脂肪が多く、便秘がちな方の肥満症におすすめです
・大柴胡湯(だいさいことう)
ストレスで食欲が増してしまう、便通が悪くがっちりした体型の方の肥満症におすすめです
ただし、効果が認められている漢方薬でも、その人に合っているか否かが重要です。服用前に、漢方に詳しい医師や薬剤師等に相談するようにしましょう。
最近では、AIを活用して症状と体質に合った漢方薬をプロに選んでもらえる「あんしん漢方(オンラインAI漢方)」というサービスも登場しているので、利用してみるのもいいでしょう。スマホから専門家への個別相談を、気軽に申し込むことができますよ。
いまからでも間に合う! 今年の夏は理想のボディを手に入れよう
おなかまわりが気になると、服装で体形を隠しがちになりますよね。
毎年、夏がくるたびに悩んでいた、たるんだおなかも、今回お伝えしたケアをいますぐ始めれば、まだ間に合います。
今年こそ、くびれのある女性らしいボディで夏を思いっきり楽しみましょう!
教えてくれたのは……あんしん漢方 白倉みか
【Profile】
薬剤師
横浜、都内で病院薬剤師として12年間勤務する。アロマテラピー検定一級。漢方養成指導士。
仕事をしながら結婚、出産、育児といったライフイベントとの両立の大変さを体感する。
自らの経験から、現代の働く女性に寄り添う形で薬や医療の知識を一般にわかりやすく広めたいと考えている。
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