今日はどんな気分? 色のおしゃれの楽しみ方
装いの中の色は、雰囲気や気分、表情まで変えてくれます。リラックスしたいとき、大人っぽく見せたいとき、元気をチャージしたいとき……。木村文乃さんが、夏の装いを素敵に見せてくれます。
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<木村文乃>誰かを頼ってもいいんだよ、とドラマを通じて伝えられたら
この夏は麦わら帽子にチャレンジしてみたい
ピンクにオレンジ、グリーン……と、装いにビビッドな色をひとさじ加えるだけで、心は躍るもの。「リンネルの撮影では、いつもカラフルなものを着られて楽しい」と、木村文乃さんも華やいだ表情を見せてくれました。この夏のファッションでは、「麦わら帽子をかぶってみたい」のだとか。
「帽子ってハードルが高いように感じていたんですけど、今はマスクであまり顔も見えないし、気恥ずかしさも軽減されるかな?と思って。それと最近は、今まではいていなかったスキニーパンツに挑戦するようになりました(笑)。いつもは楽なサンダルが多いけど、くるぶし丈のスキニーをはくと、不思議とちゃんとヒールのある靴をはきたくなりますね」
今年の上半期はドラマや映画の撮影を入れずに、ゆったり過ごしていたという木村さん。
「10年間突っ走ってきたので、あまり自分と向き合う時間をつくれなくて。今回まとまったお休みをもらえたことで、ようやく自分の体質を知って、それに合ったケアができるようになりました」
心置きなくダイビングを楽しむためにも、日頃から体をケアしておかないと……と、話題は大好きな海のことに。ダイビングを始めて以来、国内外の海に潜ってきた木村さんですが、とりわけ印象的だったのが、冬の北海道で体験した「流氷ダイビング」だそう。
「マイナス1.6℃の海へ潜って流氷を見上げるのですが、ぱらぱらと落ちてくる氷の結晶がとてもきれいなんです。海から上がったときにかけるお湯が一瞬で凍るくらいの寒さでしたけど、きちんと寒さ対策をしたおかげか、意外と平気で。ずっと氷を見ていたいと思えるほど幻想的でした。なかなか海に行けない状況ですが、落ち着いたら今より上のレベルのライセンスも取りたいと思っています。海が好きだからこそ、リスクに対する対処法も知っておきたくて」
お休みの間には、3匹の愛犬と暮らし始めるという新たな変化も。
「大型犬なのでごはんの量も人間並みだし、運動量もかなりのもの。女手ひとつで子どもたちを育てているような気分です(笑)。でももともと世話好きな性格ですし、『今日は雨でお散歩に行けないからいじけてるんだな』『おなかの調子が悪いからごはんを減らそうかな』と、毎日違うのがおもしろい。公園へ散歩に行くだけで四季のうつろいを感じられたり、いろんな人と交流できるのも楽しいですね」
そんな充電期間を経て7月からスタートするのが、「#家族募集します」。それぞれに悩みを抱える新米のシングルファザーとシングルマザーが、ひとつ屋根の下で生活を始めるホームドラマです。
「ついこの前、ポスター撮影のために初めてみんなで集まったのですが、主演の重岡大毅さんと仲野太賀さんが初共演とは思えないくらい和気あいあいとしていて。お二人が中心になって動いていく物語なので、これはいいドラマになりそうだな、とワクワクしています」
木村さんが演じるのは、5歳の娘を育てる小学校教師のシングルマザー・桃田礼。礼はあるSNSの投稿を見たのをきっかけに、新米シングルファザーの俊平や家族募集の発案者である蒼介、型破りなシングルマザーのめいく達とともに暮らすことに。血が繋がっていなくても、本当の家族のように助け合って“新しい家族の形”を作っていこうとする彼らの姿に、励まされる人は多そうです。
「個人的にも、もうひとりで抱え込む時代じゃないんだな、と思っています。礼のような環境の人に向けて『誰かを頼ってもいいんだよ』と伝えていけたらいいですね」
教師という職業柄、「私がしっかりしなきゃ」という意識が強かった堅物の礼が、性格も価値観も異なるメンバーと過ごすことで変わっていく姿も見どころです。
「岸井ゆきのさんが演じるめいくは型破りなお母さんで、礼とは対照的。『私とは違うけど、それもありなのかも』と礼に思わせてくれる存在がめいくなんだと思います」
木村さん自身も、過去にダイビングの交友関係を通じて、価値観が大きく変わったそう。
「もともと人見知りというか、あまり人を近づけないようなところがあったんです。でも海へ行く仲間ができてからは、『それってどういうことですか?』『もっと教えてください』と自分から積極的に人と接することができるようになって。それは大きな変化ですね」
海でエネルギーを補給したら、また次の作品へ。1年のうちでメリハリをつけることで、「健やかです」と胸を張って言えるようになった、と朗らかに話す木村さん。
「今は本当に毎日が楽しいし、こんなに自分のことを好きになれるとは思ってもみなかった。だからこそ、作品づくりにも前向きな気持ちで取り組めているんだと思います」
木村文乃さん出演ドラマ 「#家族募集します」
主人公の俊平(重岡大毅)は、ある事情でシングルファザーになったばかり。幼なじみの蒼介(仲野太賀)の「#家族募集します」というSNS投稿をきっかけに、俊平と小学校教師の礼(木村文乃)、めいく(岸井ゆきの)らの同居が始まり……。TBS系・金曜22時〜
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PROFILE/木村文乃(きむら・ふみの)
1987年生まれ、東京都出身。2006年に映画『アダン』でデビュー。以降、多くのドラマや映画で活躍。近年の出演作にドラマ「サギデカ」「蝶の力学 殺人分析班」「七人の秘書」「麒麟がくる」、配信ドラマ「SICK’S 厩乃抄 〜内閣情報調査室特務事項専従係事件簿〜」、映画『伊藤くん A to E』『羊の木』『体操しようよ』『居眠り磐音』『ザ・ファブル』『ザ・ファブル 殺さない殺し屋』『BLUE/ブルー』など。
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photograph:Emiko Tennichi
styling:Junko Okamoto
hair & make-up:Hitoshi Nobusawa
text:Hanae Kudo
(リンネル 2021年9月号)
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