西田尚美|家族との日常が“愛おしく生きている感じがする!” 50代を迎え仕事への向き合い方に変化も[インタビュー]

「カムカムエヴリバディ」出演中の西田尚美|30代女子が憧れる理由は役柄の幅広さにあり!? [インタビュー]

新たな刺激が未知の世界へと扉を開いてくれる

次の作品に向けて充電中の西田尚美さんが語ってくれたのは日々の何気ない発見や、習っている語学や料理のこと、そして仕事への思い。新たなことへと好奇心の翼を羽ばたかせる姿勢が、西田さんの毎日を輝かせているようです。

 

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“意外なオファー”も面白がれる自分でありたい

西田尚美|家族との日常が“愛おしく生きている感じがする!” 50代を迎え仕事への向き合い方に変化も[インタビュー]
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撮影を終え、インタビューの席に着いた西田尚美さんの私服は、エンジニアド ガーメンツの白いシャツワンピースに、ヤエカのパンツというシンプルなスタイル。
「がんがん洗えて、くたくたになったときも風合いが出るワークウェアや、メンズライクなものが好き。気に入ったものは、何度もリピートして買ってしまいます。今日着たような、フリルやレースの付いたガーリーなアイテムは普段あまり着ないので、新鮮でした。一瞬、こんなフリフリの服来て大丈夫かな?って思っちゃったけど(笑)、大人が着るからこそ、甘くなりすぎなくてちょうどいいのかも。これからは気後れせずに着てみようかな、と思います」

いくつかの作品を撮り終えて、今は、次の作品が始まるまでの休息の時期。どんな毎日を過ごしているのかを尋ねてみると……。
「2歳の犬がいるんですけど、最近は余裕ができて、前より頻繁に散歩に行くようになりました。ちょうど昨日は新しいレインコートが届いて。着慣れないから最初は驚いて固まってたんですけど、娘と一緒に『かわいいね、素敵だよ!』と声をかけて、少しずつ歩けるようになって(笑)。そんなことに費やしている時間がなんだか愛おしいというか、生きている感じがしますね。仕事が立て込んでいると、なかなか家族や家のことと向き合えなくなってしまうので」

家族だけでなく、自分を豊かにするために時間を割けるようになったのも、大人になったからこそ。映画『青葉家のテーブル』に登場する料理を監修した料理家・冷水希三子さんの料理教室に通ったり、韓国語を習ったりと、インプットの時間も確保しているのだそう。
「冷水さんの料理教室は毎回テーマが違っていて、家庭料理もあれば、韓国料理のときもあって。香辛料や旬の野菜の使い方を教わって、家でも作っています。それぞれ年齢や仕事の違う生徒さんたちとお話しするのも面白いですね。韓国語は、去年の緊急事態宣言中に韓国ドラマにハマったのをきっかけに、オンラインで習い始めたんです。今はドラマの『賢い医師生活』に出てくる曲の歌詞を訳す……という宿題のために、その曲をエンドレスで聴いています(笑)。まだ日常会話とまではいきませんが、少しずつドラマの台詞を聞き取れるようになりました」

西田尚美|家族との日常が“愛おしく生きている感じがする!” 50代を迎え仕事への向き合い方に変化も[インタビュー]

学生時代にファッション誌のモデルとしてデビューし、1993年のドラマ『オレたちのオーレ!』を機に女優へと転身。ヒット作『ゲレンデがとけるほど恋したい。』、初めての主演映画『ひみつの花園』……と、着実にキャリアを重ねてきた西田さんですが、50代となった今、仕事への向き合い方はどう変化したのでしょうか。
「誰かに教えてもらう立場だったのが、いつの間にか自分が一番年上、ということが増えましたね。昔よりは全体を俯瞰し、自分がどう立ち回れば現場がスムーズに回るのかが、なんとなくわかるようになりました。若い頃はわけもわからず、その場にいただけでしたから(笑)」

気さくで朗らかな西田さんだけに、若手の共演者から相談を持ちかけられる機会もあるのでは?と尋ねると、「ないですよ。むしろ私が相談してるかも」と苦笑します。
「今の若い人って本当にしっかり地に足が付いていて、作品についても、人生についても深く考えている。私が20代の頃を振り返ると、もっとふわふわしていたし、あんなにちゃんと考えてたかなあ?と思うんです。だから、若い子たちを見ていると自分の姿勢も正せるし、同じフィールドに立てることが嬉しい。今年の春に出たドラマ『コントが始まる』でも菅田将暉くん、太賀くん、りゅう(神木隆之介)くんたちと久しぶりに台詞を交わして。楽しそうに演じている若手のみんなから刺激を受けました。もちろん大御所の俳優さんとの共演も勉強になるけど、若い人たちがいる場に自分がぽんと入ったときって、他では得られないようないい気をもらえて、リフレッシュできるんですよね」

演じる役についても、今の年齢になって、「より幅が広がってきた」という手応えが。
「一時は、いわゆる典型的なお母さん役が多かったこともありました。でも最近は“お母さんだけど、1人の女性でもあるんだよ”という役が増えてきたように思います。昔から、決まったイメージにとらわれずにいろんな役をやりたいと思っていたし、意外なオファーが来たときに、それを面白がれる自分でいたいんです」

意外なオファーと言えば、昨年、ドラマ『半沢直樹』で演じた、冷静沈着な銀行員・谷川役も記憶に新しいところ。
「堺雅人さんとは、『南極料理人』で夫婦役を演じて以来の共演だったので、つい嬉しくてニヤニヤしちゃって。でも今回は“鉄の女”と呼ばれている役だから、感情を表に出さずにポーカーフェイスを保たなきゃいけないのが辛かった。映画では料理下手のダメな奥さん役だったので、『あの頃が懐かしい、あの役だったら気楽だったのに……』とぼやいていました(笑)」

最後に、編集部から「最近、30代前後の女性から、西田さんに憧れているという声を聞くんです」と伝えると、「ええ!? なんで私のこと知ってるんだろう?」と驚いた表情に。そんな自然体の姿に加え、「母親」「キャリア女性」といった特定のイメージに縛られず、多彩な女性の生き方を提示してくれるところも、多くの女性に支持されている理由なのかもしれません。


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PROFILE/西田尚美(にしだ・なおみ)

1970年生まれ、広島県出身。モデルとして活躍後、1997年に『ひみつの花園』で映画初主演。近年の出演作に映画『凪待ち』『青葉家のテーブル』『護られなかった者たちへ』、ドラマ『うきわ ―友達以上、不倫未満―』(テレビ東京系)『カムカムエヴリバディ』(NHK)などがある。待機作にTV『ソロモンの偽証』(WOWOW)など。

 

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photograph:Isao Hashinoki(nomadica)
styling:Ritsuko Hirai
hair & make-up:Hiromi Chinone(Cirque)
text:Hanae Kudo

大人のおしゃれ手帖 2021年11月号

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web edit:FASHION BOX

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