[伝説の歌姫へ]ヘアメイク中野さんから26年分のラブレター

出典: FASHION BOX

LAST MESSAGE for NAMIE AMURO

『オトナミューズ』の安室奈美恵さんとの撮影は、いつもおなじみのメンバーで行ってきました。
長年、安室さんとお仕事を一緒にしてきたスタッフから最後にどうしても伝えたい思い、とっておきのラブレターを――。

※このメッセージは8月28日発売の『オトナミューズ』10月号から抜粋しています

ヘア&メイクアップアーティスト 中野明海さんから安室さんにメッセージ

出典: FASHION BOX

退が決まってから、それまではそんなにしなかった、何年も前の昔話をしたり、あのときどう思ってたみたいな話をするようになったのですが……初めて二人が会った26年前の沖縄の海岸での撮影のことを、彼女が突然話してくれたときに、本当に、この人は昔からブレない!そして、こういうところこそ、安室奈美恵という人なんだなと思ったエピソードを……ひとつ。

その撮影は、東京からスタッフ(カメラマン、照明、ディレクター、スタイリスト、ヘアメイク)が飛んで、奈美恵を含むデビュー前の6人組だった可愛い女の子たちが、琉球空手の形を揃ってやるのを撮ったり、アイスのCMの撮影をする、というものでした。
一人ずつメンバーの自己紹介もあり、それぞれ沖縄らしい苗字だったりの個性的で可愛い女の子たちをメイクしていく中でひときわ小顔で、美しいロングヘア、ダンスを踊ると、一人時空が違うくらいのキレとしなりの美しさ、どうやっても人目を引いてしまうのが、14歳の奈美恵でした。
本人の努力はもちろんあったにしても、人が、目が離せなくなる魅力、これは、神様が与えてくれた才能のようなもので、そこには、理由も、条件もないのです。おでこの美しさや生え際の立ち上がり方、「髪の毛を使って、かき上げて踊ると素敵だね。前髪、切らないでね」とか思わず興奮して、いろんなこと言ったことも覚えています。

だけど、奈美恵は、にこっとしながらも、寡黙で、ダンスしてるとき以外は大人しく、たぶんほとんど会話はなかったんです。だけどそれはきっと、奈美恵が人見知りだから、突然、ベラベラ喋る東京から来た大人とは喋りたくはなかったからに違いない!と、26年間思っていたら……

実は、その撮影前日に、スタイリストは中井さん、ヘアメイクは中野さん、と、教えてもらったらしく、「中井に中野、人の名前は絶対に間違えちゃいけない!だけど、え?スタイリストが中野さん?ヘアメイクが中井?さん?どっち?って夜も、朝も名前を何度も繰り返し確認したけど、結局、もし間違えて、失礼なことになったらどうしよう。と怖くて呼びかけられなくて、何も話ができなかったんですよw」と(笑)。26年間、一度もそんな話はしなかったのにw可愛い奈美恵らしいエピソード。

音楽とダンスの神様に微笑まれ、美しさと体力にも恵まれ、ピュアで、可憐で、可愛くて、面白い。人見知りで臆病だけど、大胆で、カッコよくて、エレガント。長いお付き合いの身近なスタッフにも、礼儀と礼節をわきまえられる品格。
昔から、少しもブレずに、存在してくれた奈美恵。私が新しいことを思いついて何をやっても信じてくれて、すごい包容力と表現力で、どんなメイクもヘアも面白がりながら、メイクルームの鏡の前より、カメラの前で昇華させてくれた。現場で、何度、感動にふるえて涙が流れたことか……。
奈美恵と同じ瞬間そして時代を生きられて本当に良かった!ヘアメイクさせてもらうのが、とてつもなく楽しかった。

「雑誌やCMを見ても、明海さんのメイクだってわかるんですよwわたし」と言ってくれた奈美恵。見ていてね。私はもう少し現場で、赴くまま、求めていただけてる間は、ヘアメイクとして頑張るね!全てありがとう。この先、奈美恵の生きていく道が美しく、実り多い道でありますように。愛を込めて。

(otona MUSE編集部)
Edit_MIZUKI OMOTANI[vivace], FASHION BOX
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