UV対策シーズン!プロが教える、日やけ止め選びに役立つ基礎知識

日々のUVケアをする上で、正しい方法を知らずに漫然とお手入れしていては効果も台なし。今回は、知っておきたい日やけ止めの成分やUVの基礎知識を、プロに教えてもらいました!

教えてくれたのは……

出典: FASHION BOX

小西さやかさん
日本化粧品検定協会代表理事、東京農業大学客員准教授。化粧品開発の経験を活かし、コスメコンシェルジュとして活躍。

よく聞くSPFとPA、UV-A波、B波の意味とは?

出典: FASHION BOX

SPFとは、エネルギーが強く、直接的に細胞の遺伝子を傷つけて日やけを引き起こすUV-B波の防止効果を表す数値のこと。一方PAとは、生活紫外線とも言われるUV-A波の防止効果を表したもの。UV-A波は地上の紫外線の約9割を占め、雲やガラスなども透過し、肌の奥深くまで届いてシワ、たるみの原因になります。

《SPF値と効果》
約25分で皮膚が赤くなる普通肌※の人がSPF30のUVケアを使うと、塗らなかった場合の約30倍の時間(25分×SPF30=750分)、肌が赤くなることを防ぐという目安。
(※色白の人は約20分、色黒の人は約30分)

紫外線散乱剤と吸収剤とは?

紫外線散乱剤は粉状でUVを物理的にカットするもの。近年はナノ化技術が進んで白くなりにくく、きしまないものが増えてきました。紫外線吸収剤は透明な液状のものが多く、なめらかで白くならないのが特徴。ただ、中には肌が赤くなる人もいるので、肌の弱い人は紫外線散乱剤配合のものを使うのがベター。UVカット効果が高いものを求めるなら、紫外線吸収剤と散乱剤を組み合わせたものを。肌質や求める使用感、UVカット効果に合ったものを選んで。

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正しい日やけ止めの塗り方&アフターケア法

※ 画像・文章の無断転載はご遠慮ください
illustration_Kayo Yamaguchi
text_Ema Tanaka
cooperation_AWABEES
edit_Risa Sato[vivace], FASHION BOX
(リンネル 2019年6月号)

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