(2020年2月20日 更新)
顔の汗や皮脂のベタつきが気になる季節。洗顔し過ぎるとかえって乾燥し、肌トラブルを招きやすくなります。夏にうるおいを保つ、正しい洗顔方法を、髙瀬聡子先生に伺います。
≪目次≫
教えてくれたのは……
ウォブクリニック中目黒 総院長 髙瀬聡子さん
【Profile】
医師としてはもちろん、商品開発にも携わる。2児の子どもの母。現在、イギリスと日本を行き来する日々。
朝洗顔で不要な角質や皮脂を取り去る
洗顔の役割には2つあり、剥離した角質、皮脂や汗を取り去ることと、埃や大気中の汚染物質などを洗い流すことです。
朝起きたとき、たとえきれいに見えても不要な角質、皮脂、枕の繊維や埃が肌にのっているので、泡で絡め取る必要があります。
長時間の洗顔はNG!目安は1分〜1分半
朝も夜も、長時間洗顔するのは肌のためにはNGです。お湯で洗ったり、ゴシゴシこすったりするのと同様、必要な皮脂まで洗い流すことに。洗う目安は1分〜1分半ぐらいにしましょう。洗うときの温度は35〜36℃を目安に。「少し冷たいかな」という湯の温度で十分。これ以上熱いと必要な皮脂までも洗い流されてしまいます。
洗顔は泡立てが重要!固形石鹸と洗顔フォームは使い分けて
基本、洗浄剤は泡立てが肝心。ぬるま湯を加えたあと、卵を泡立てるようなイメージで空気を含ませながら立体的に泡立てること。泡立てネットを使うと簡単に理想の泡が作れます。
固形石けんは肌に刺激が少ないので、乾燥肌、敏感肌の人に。洗顔フォームは皮脂汚れを落としたい人におすすめです。洗浄力と肌への刺激で使い分けましょう。
夏にうるおいを保つ、正しい洗顔方法
頬、おでこ、あごなどに泡をのせます。泡がつぶれないよう力を入れずに優しくのせ、顔の中央から外側に向かって、くるくる円を描くように泡を動かし、汚れを吸着させます。
顔の中央から外側に向かってぬるま湯で泡を洗い流す。その次に、手を横にしてぬるま湯をかけ、髪の生え際やあご下などまでしっかりと洗い流す。たたいたり、こすったりはしないように!
※ 画像・文章の無断転載はご遠慮ください
photograph_Chifuyu Aizawa
text_Yuka Hashimoto
illustration_Sachiko Watanabe
edit_Satoko Ishikawa[vivace], FASHION BOX
(大人のおしゃれ手帖 2019年7月号)
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