(2020年3月16日 更新)
手先や足先が冷える……。そんな悩みを抱えている方も多いと思いますが、冷え性は女性にとって大敵です。日常生活の中で改善することを心がけていきましょう。冷え性が改善されると、体にとってもいいことがたくさんあります!
≪目次≫
●自分の冷え性タイプを知ろう
○冷え性タイプ 1:手足ばっかり冷たい! 《末端冷え》
○冷え性タイプ2:年中ポカポカだよ! 《内臓冷え》
○冷え性タイプ3:上半身はほてってます! 《下半身冷え》
○冷え性タイプ 4:常に底冷えしてる……《全身冷え》
●冷え性改善のために心がける習慣
○その1:新陳代謝を活発に 湯船に浸かる
○その2:下半身の筋肉を刺激 ウォーキングをする
○その3:お腹の冷えを予防 腹巻きを巻く
●冷え性女子はバスタイムで体質改善
○芯からポカポカになるソルト&クレイを浴槽に
●冷え性改善の食習慣 お味噌汁で冷え性を改善
○3年以上熟成させた味噌で作る毎日一杯のお味噌汁で冷えを改善
●冷え性改善には筋トレ! 毎日のスクワットで冷え性改善
○筋肉の70%は下半身に! スクワットで体質改善
○正しいスクワットは“座り”のフォームが大事!
自分の冷え性タイプを知ろう
※本記事は2019年3月13日に初掲載されました
年齢に関係なく、現代人の体は「冷え」で深刻な状態! 巷で一大ブームとなっている「温活」は、今となっては美しく健康に生きるための必須テーマなのです!! 自覚症状がなかったとしても、以下の項目をチェックしてみて!
教えてくれたのは……
医学博士
奴久妻智代子先生
全身温熱療法に特化した、医療法人社団タイオン サーモセルクリニックの研究担当で医学博士。ウイルス研究の一環で温熱療法の世界に足を踏み入れ、研究に取り組む。
冷え性タイプ 1:手足ばっかり冷たい! 《末端冷え》
【CHECK!!】
□ やせ気味
□ 貧血気味
□ 便秘しやすい
□ 顔色が悪い
□ 寝付きが悪い
□ 汗をかかない
食が細く、青白い顔で儚げな乙女のイメージです。貧血などで血液中の酸素を運ぶ機能は低下するのに、深部の体温だけは37℃前後に維持しようと末梢の血管が熱を逃がさないように収縮を続けるため、手足の血流が滞って末端に強く冷えを感じることに。栄養不足改善や全身浴で末端の血管を広げることが解決策。
冷え性タイプ2:年中ポカポカだよ! 《内臓冷え》
【CHECK!!】
□ 太りやすい
□ 汗をかきやすい
□ お腹が冷たい
□ 風邪を引きやすい
□ 便秘や下痢をしやすい
□ 顔がテカる
年がら年中、手足があたたかく全身に汗をかきやすいのにお腹まわりが冷えています。自律神経のバランスが崩れ、寒い状況でも血管が収縮せず熱が逃げてしまうのが原因で、健康そうなのに風邪をひきやすかったりということも。自律神経を整えるため体温を上げる全身浴や、普段からお腹まわりを温めるのが効果的です。
冷え性タイプ3:上半身はほてってます! 《下半身冷え》
【CHECK!!】
□ むくみやすい
□ 生理不順
□ 眠りが浅い
□ 顔がテカる
□ お尻がこる
□ 夜、トイレが近い
熟年女性によく見られる更年期障害の症状と似ているけど、mini世代で考えられる原因は、運動不足など。下半身の筋肉が硬くなり血流が低下して熱がうまく全身に運ばれず、上半身のみにこもってしまうためです。運動不足解消のほか、半身だけではなく全身浴での深部体温の上昇と、普段から腰まわりを温めることがポイント。
冷え性タイプ 4:常に底冷えしてる……《全身冷え》
【CHECK!!】
□ 太りやすい
□ 局部的に汗をかく
□ 風邪を引きやすい
□ アレルギーがある
□ 乾燥肌
□ 昼夜逆転型
体表面も深部も全体的に体温が低いタイプで、運動不足や、不規則な生活などで血流が滞った状態にあることが原因。血流が悪いため発汗も悪く、局部のみに大量の汗をかきやすいといった特徴も。生活のリズムを整え健康的な食生活を心がけ、全身浴で深部体温上昇をはかって。体を温めるときは背中側がグッド。
☆続きは「美しさには『温活』が必須⁉︎ アナタの冷えタイプをチェック!」でチェック
監修/奴久妻智代子[サーモセルクリニック]
イラスト/大窪志乃
取材・文/KNAX
(mini 2019年3月号)
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冷え性改善のために心がける習慣
※本記事は2019年3月18日に初掲載されました
寒い季節に限らず、一年を通して体温を高めに保てば健康、美容ともにいいことずくめ。めざせ、体温高め美人! 目安は、免疫力が活発に働く36.5度以上。これよりも平熱が低いと、冷えによりさまざまな病気が引き起こされる恐れがあります。
教えてくれたのは……
石原結實先生
医学博士。イシハラクリニック院長として漢方薬と食事療法指導によるユニークな治療法を実践。著書は『「体を温める」と病気は必ず治る』(三笠書房)など、300冊を超える。
その1:新陳代謝を活発に 湯船に浸かる
肩までしっかり湯船に浸かり新陳代謝を活発にさせて
入浴時、肩までしっかりと湯船に浸かることによって体温が1~2度上昇し、新陳代謝が活発に。適温は38~41度のぬるま湯。血管拡張作用によって血行がよくなると同時に、副交感神経が刺激され気分がリラックスする効果も。30分以上の半身浴や、自然塩やしょうがを湯船に入れても発汗作用が高くなる。
その2:下半身の筋肉を刺激 ウォーキングをする
下半身の筋肉や足裏を刺激し血液循環改善と冷えを解消!
適度な運動は全身の血行を促進し、体温を上昇させる。運動不足が解消されれば肥満や生活習慣病、心因性の病気などの予防にもつながり◎。中でも誰でも簡単に取り組めるのがウォーキング。下半身の筋肉や足裏が刺激されることで全身の血液循環がよくなり、冷えが解消されるように。よく「一日1万歩」と言われるが、まずは一日5000歩が目標。
その3:お腹の冷えを予防 腹巻きを巻く
お腹が温まると胃腸・肝臓の血流がよくなり体温上昇!
お腹が冷えると体全体が冷えてしまうので、夏でも腹巻きを巻いてお腹を冷やさない工夫を。お腹を温めると胃腸や肝臓、すい臓などの血流がよくなり体温や基礎代謝が上がり、消費カロリーが増えるため肥満も改善。腸を温めると免疫力が強化され、病気の予防にも。腹巻き+カイロで温熱効果がアップ!
☆続きは「美人は体温36.5度以上⁉︎ カラダを温める7つの習慣」でチェック
イラスト_itabanemoe
(steady. 2019年3月号)
冷え性女子はバスタイムで体質改善
※本記事は2019年2月22日に初掲載されました
風邪やインフルエンザにかかったり、冷えからくるプチ不調に悩まされたり……この時季、体調不良に陥っている人が多いのでは? だからこそ今、高めておきたいのが“免疫力”。今回は、温活で免疫力UPする方法をビューティストたちから聞き出しました。
■芯からポカポカになるソルト&クレイを浴槽に
温活の基本といえば、何はなくともやっぱり入浴! ビューティストたちは湯船にソルトやクレイを入れて温浴効果をさらに高め、基礎代謝を上げる努力をしている模様。
ミネラルバランスに優れた死海のソルトに注目する人が多数!
aエムナー デッドシー ミネラルソルト クリスタル ローズ 1kg ¥2,700(JCE楽天市場店)bジョルダニアン デッドシー ソルト 500g ¥3,800(BARAKA)cパワースポットが点在する、アメリカ西海岸の砂漠地帯の天然クレイ。クレイド ワンタイム 30g ¥500(マザーアース・ソリューション)
「クレイドの泥を入れたお風呂に入ると芯からからだが温まってリラックス。睡眠の質も高まるといういい循環が」
ラキャルプ代表/美容PR 新井ミホさん
「天然のミネラルをたっぷり補給でき、しっかりと温まれるエムナーの死海のバスソルトが気に入っています」
AULAデザイナー/AULAAILAクリエイティブ ディレクター 川島幸美さん
「ジョルダニアンの塩とエプソムソルトを入れて入浴。からだも頭もスッキリし、デトックスできている実感あり!」
まいこホリスティック スキンクリニック院長 山崎まいこさん
☆続きは「体温上げれば免疫力アガる! インフルエンザ対策に注目のポカポカTips」でチェック
photograph_MAYA KAJITA[e7]
edit_CHIHIRO HORIE
(otona MUSE 2019年2月号)
冷え性改善の食習慣 お味噌汁で冷え性を改善
※本記事は2018年12月11日に初掲載されました
寒くなる季節に取り入れたい手足などの末端まで温める食べ物の知恵をご紹介します。教えてくれたのは、人気スタイリストの風間ゆみえさんです。
3年以上熟成させた味噌で作る毎日一杯のお味噌汁で冷えを改善
【MATURE MISO】
らぽーむ特選ほんもの3年味噌 500g ¥1,300(らぽーむ)
3年以上熟成させて味の深みが増した味噌は、食養でいう陽性が強くなり、からだを温め、健康にも効果抜群。毎日のお味噌汁を習慣に。添加物や保存料不使用の国産天然味噌。
☆続きは「冬の寒さ対策に! 人気スタイリスト風間ゆみえオススメの温めグッズ&食べ物」でチェック
(otona MUSE編集部)
photo_TOMOKATSU NORO [trival]
text_KAORI SUTO
冷え性改善には筋トレ! 毎日のスクワットで冷え性改善
※本記事は2018年2月5日に初掲載されました
1日3分、週2日でOK! 椅子スクワットで冷えない体に! 椅子スクワットで正しく、効果的に筋トレ。筋肉量を増やして熱を生みやすい体に変身しましょう!
筋肉の70%は下半身に! スクワットで体質改善
座った体勢からスタート
椅子に浅く腰をかけ、つま先がひざの真下にくるように引く。胸の前で両腕を交差させ、背すじを伸ばしたまま、ひじがひざ上に触れるまで前傾。
2秒かけて立ち3秒かけて座る
息を吐きながら1~2秒かけてひざと股関節を伸ばして直立。息を吸いながら2~3秒かけて元の姿勢に。背中が丸くならないように。
10回× 3セット インターバル30~90秒
正しいスクワットは“座り”のフォームが大事!
つま先とひざの位置
椅子にできるだけ浅く腰をかけて。ひざよりもつま先が10㎝以上出ないように座ること。
脚と骨盤の位置
脚を肩幅に開き、骨盤が体の中心にくるように座る。左右に偏らないように注意して。
☆続きは「1日3分・週2回でOK! 『冷えないカラダ』をつくる椅子スクワット」でチェック
(SPRiNG編集部)
illustration_KAORI FUNAKOSHIYA
text_AYAKO SHIRAKURA
※本記事は『mini』『steady.』『otona MUSE』『SPRiNG』に掲載された過去の記事を再編集したものです
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編/FASHION BOX