犬山紙子が考える「コンプレックスとの向き合い方」

犬山紙子が考える「コンプレックスとの向き合い方」

誰もが抱えるコンプレックス。人と比べ、つい自分の悪いところに目を向けがちに……。
そんなコンプレックスとの向き合い方を、プラスサイズモデルの先駆者、アシュリー・グラハムさんから学んだという犬山紙子さん。今回も熱く語ります!

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自分の価値は自分で決める。
世間の作ったものさしに自分の価値を依存させない

みなさんは先日公開された、アシュリー・グラハム(プラスサイズモデルの先駆者、モデルとして体形の多様性を訴えている。ちなみに彼女はプラスサイズという呼び方ではなくマイサイズと呼んでいる。いや、本当にそう、プラスって何かに比べないと出てこない言葉だから)がコンプレックスを抱える女性の下着姿での撮影に密着した動画は見られたでしょうか? 私は友人から教えてもらい、夜中に見て感動しておんおん泣いてしまいました。摂食障害の女性、傷痕を気にする女性、お腹の肉をコンプレックスに思っている女性……様々なコンプレックスを抱えた女性が登場するのですが、アシュリーの励まし方、寄り添い方が最高。まず最初に女性達の美を褒め、好きな部分を聞きます。そして「自分がコンプレックスに思っている部分はあえて見せるの。嫌いなパーツに手を添えて触れていると自信がないように見えるから。自分の気に入っているところに手を添えて自信たっぷりにポージングをする」など素晴らしいアドバイスも。これは写真を撮られるときに私達も使えるアドバイス。そうやって撮られた彼女達の写真の綺麗なこと。コンプレックスの圧から解放された表情の愛らしさ。彼女達の勇気はそのまま同じ悩みを抱える人達を救うことにもなっていて。コンプレックスと向き合うことは本当に難しいけど、この動画はそのヒントがいっぱい詰まっているんですよ。

犬山紙子が考える「コンプレックスとの向き合い方」
出典: FASHION BOX

一気にアシュリーのファンになりインスタをフォロー。ドレスのスリットから覗くたくましく引き締まった足は「美」としか言いようがないし、修整をせずセルライトをそのまま載せる勇気に癒やされる。お洒落も水着も堂々と楽しんでいる。そして彼女はいま妊娠中だったんですね、大きなお腹の自分も愛しているんだなあって一発で分かる写真達。私は妊娠中、お腹以外もどんどん丸くなってしまった自分を好きになれず写真を撮られることが本当に苦手だっただけにとても眩しいのです。

アシュリーの姿を見ていると「コンプレックスを消そうとすること」と「綺麗になること」「自分のからだを愛すること」がイコールじゃないと分かってくる。美しくなりたいと願ったときに「じゃあコンプレックスの部分をどうにかしなきゃ」となる人はとても多いと思うんです。それは私もそうだった。美しくなりたいと思うのにネガティブな方向に目を向けて自分を責めて、辛い方法でそれを消し去ろうとする。これは何も見た目だけに限ったことじゃないのですが。

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でもどんな人間でもコンプレックスはあるし、同じ体形でも楽しそうな人と辛そうな人がいる。それは自分のからだのよい部分を見ているのか、悪いと思っている部分を責めてしまっているのかの違いなんですよね。じゃあよい部分見て自分を褒めて、自分に慣れて、ある程度自分を認められるようになってからコンプレックスの部分を見るようにするほうがいいわけで、そのころにはコンプレックスも愛せる心の土壌が整っているのかもしれない。

自分の価値は自分で決める。世間の作ったものさしに自分の価値を依存させてしまうと、結局ずっと誰かと比べ続ける地獄にい続けることになるから。逆に価値を自分で認められるようになったらちょっとやそっとじゃ揺るがない。

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人からの褒め言葉を否定せず受け入れよう
美しくない人なんかこの世にはいない

あ、でも他者からの評価がほしい気持ちももちろんあるし、それも正常だと思うんです。でもたとえ自分が評価できないときに他人から評価をもらっても「え、節穴? そんなことないんですけど?」って褒め言葉を受け入れられず、跳ね返してしまうことも多々ありますよね。そんなときはぜひ意識的に「せっかくの人からの褒め言葉は否定せず受け入れる」を合言葉にできたらいいですよね。栄養をもらう側も少しでもその栄養が効果的に染み渡るよう心を耕しておく。よっしゃ、耕した、いくらでも受け止めてやるぜ、褒め言葉……! だから私の褒め言葉もぜひ栄養にしてもらえたら嬉しい。美しくない人なんかこの世にはいない、断言します。

 

犬山紙子が考える「コンプレックスとの向き合い方」
出典: FASHION BOX

 

PROFILE

犬山紙子が考える「コンプレックスとの向き合い方」
出典: FASHION BOX

犬山紙子さん
1981年大阪生まれ。仙台の出版社で編集者として勤務後6年間東京でニート生活を送る。2011年『負け美女 ルックスが仇になる』で作家デビュー。現在はTVのコメンテーターなど幅広く活躍中。1児の母。

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絵・文/犬山紙子
& ROSY 2020年1月号
編/FASHION BOX
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