毎日を健やかにいきいきと過ごすために、できることとは何でしょうか。美容ライター・長田杏奈さんに、これから始まる1年をよりよいものにするための新習慣を教えてもらいました。ポイントは自分を大事に扱うという習慣を身につけること。とことんやさしく、ときにはずぼらに、セルフトリートメントを。
『美容は自尊心の筋トレ』著者が伝授！ 心を整える3つのルール
美容は、感覚を取り戻すための最適なツール
新しい1年が始まるとき、今年こそは健やかに1年を過ごしたいと願うものです。
「焦りや疲れのせいで心身ともに状態がよくないときは、頭で余計なことを考えてしまい、変に守りの選択をしてしまったり……。気持ちにゆとりがないと、判断を誤ってしまうことがあります。そうならないためには、自分をいい具合にチューニングし、セルフメンテナンスをすることが大切。実は、それを助けてくれるのが美容なんです」と、美容ライターの長田さん。自身も美容で、忙しい毎日のバランスを整えているのだとか。
「美容の基本は丁寧さ。忙しいと、つい肌をゴシゴシと扱いがちですが、もしそれが他の人の体だったら、もっと丁寧に触れますよね。新年からはまずそこを変えてみる。自分の大切さを再認識し、いつもよりやさしく扱いましょう。
心地よい香りやテクスチャーは、理性を超えて直感的に、癒やしを与えてくれる。美容はそんな素直な感覚を取り戻せる手段でもあります。
心身のコンディションを整えれば、日々の舵取りも軽やかに。自分らしく前向きな1年に向けて、ぜひ美容を活用してみて」
“養命酒ホットミルク”に“玄米カイロ”♪ 自分で自分を癒やすコツ
rule 01＊“旬”を心がければ最低限のメイクで
「自分の顔を託せる今季色のリップと、スクリューブラシ付きの眉ペンシルさえあれば抜け感メイクが完成。特に眉は、毛流れを作って立ち上げるだけでも生き生き見えるのでおすすめです」
時間がなければ印象を決める眉を整えるだけでも大丈夫。“ひと手間かけた”という安心感から心に少し余裕が。
「スクリューブラシで眉頭を立たせると、生き生きと見えます」
★長田さんのイチオシ……シアー系リップ
色っぽいうるおいカラー。ミニウォータリー ルージュ07 ¥1,100／Fujiko（かならぼ）
「リップが取れているとバランスが崩れるので、鏡を見ずにサッと塗れるシアー系リップで塗り直しはこまめに。旬色を選べば、顔が一気におしゃれに見えます」
【2019『＆ ＲＯＳＹ』ベストコスメ・ポイントメイク編】プチプラ部門1位も発表！ 最新赤リップからUZUまで
rule 02＊たまの贅沢は、心と体にうるおいを与える
プロしかできないケアを取り入れるのが、長田さんおすすめのプチ贅沢。
「たとえば、ネイルケアだけ、痛んだ毛先をちょっと切るだけなど。マイナーチェンジをプロに託せば、短時間で罪悪感なく満たされるし、大切に扱われる感覚を覚える練習にもなります」
自宅でヘッドスパ？ 疲れや汚れも一発でさよならできるヘアケアアイテムをご紹介
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「髪をきれいにするのは、満足度が高い行為。疲れは取れるし肌ツヤもよくなります。トリートメントやブローだけしてもらうのも◎」
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rule 03＊エネルギーチャージできる趣味を見つける
長田さんのエネルギー源のひとつが、花。
「どんな花にもそれぞれに魅力があって、“多様な美しさ”そのものですよね。生きているものの美しさが身近にあると、心も整うし、場も清まる気がします」
長田さんのご自宅の花たち。
「花屋さんで選ぶ時間も、癒やし。季節の野の花を摘めたら一番良いですけどね（笑）」
教えてくれたのは……
長田杏奈さん プロフィール
ライター。女性誌やwebなどで美容を中心に記事を手がける。著書『美容は自尊心の筋トレ』（Pヴァイン）は心の栄養的美容本として人気。二児の母。
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Illustration_Miho Terashita
text_Kei Yoshida
（リンネル 2020年2月号）
web edit_FASHION BOX, Satoko Ishikawa[vivace]
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