南果歩がステイホームの近況報告! 自粛生活でたどり着いたコロナとの向き合い方

南 果歩がステイホームの近況報告! 自粛生活でたどり着いたコロナとの向き合い方

出典: FASHION BOX

『大人のおしゃれ手帖』で連載中の南 果歩さんの【I am Here!】。今回のテーマは「いのちのリレー」。外出自粛で南 果歩さんが感じたこととは。他者への理解や思いやり、気持ちの切り替え方について綴ってくれました。

《目次》
●姉の親友が打ち明けてくれた、コロナ以降の切実な胸の内
●誰かが無防備に捨てた使用済みのマスク、一体どこに行き着くのか
●こんな状況の世界でも、いいこともあったと思えるようにしたい
●誰もが、いのちのバトンのリレーに参加している
●家で楽しめることはたくさん
●南 果歩 プロフィール

姉の親友が打ち明けてくれた、コロナ以降の切実な胸の内

南果歩がステイホームの近況報告! 自粛生活でたどり着いたコロナとの向き合い方
出典: FASHION BOX
トップス¥83,000/ファビアナフィリッピ(アオイ)、(上)ブレスレット¥31,000、リング¥34,000/ともにアガット、(下)ブレスレット¥380,000/アガット・アンドメモリア(すべてアガット)、デニムパンツ/ご本人私物

新型コロナウイルスの緊急事態宣言下で外出自粛が続く中、私の仕事もいろいろと延期となり、徐々に息苦しくストレスが溜まり始めた頃、私が子どもの頃から仲良くさせてもらっている、清掃会社を経営しているお姉さんとラインで話す機会がありました。

このお姉さんは私の姉の親友で、根っからの掃除好きが高じて清掃会社を設立して20年。シングルマザーとして子育てをしながら、仕事を続けてきた人です。病院や医療センター、ビルやマンション、公共施設の清掃などを主に請け負っているそうです。

多くの従業員とパートさんらと共に、社長であるお姉さんも自ら現場に出て清掃をしています。いつも明るい笑顔のお姉さんが、コロナ以降の切実な胸の内を打ち明けてくれました。

コロナで清掃、消毒の仕事は増えているのに、感染の恐れがあるために家族から仕事を辞めるように言われる従業員が続出していて、人手が足りない中、残されたスタッフの過重労働、そして常に付いてくるコロナ感染の恐怖。

無防備に捨てられたマスクやティッシュペーパーやタバコの吸い殻を片付ける度に、恐怖は増していき、生きるために仕事をしているのに、その仕事によってコロナに近づいていることになっていると。

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誰かが無防備に捨てた使用済みのマスク、一体どこに行き着くのか

医療従事者の方々はもちろんのこと、そうして休むことなく仕事に従事している清掃、介護、保育、学童、スーパー、ドラッグストア、コールセンター、通販、宅配、運送などにかかわるエッセンシャルワーカーの方々への理解が必要不可欠だ。

誰かが無防備に捨てた使用済みのマスクは一体どこに行き着くのか。悪気なく捨てたとしても、そのことを想像してみてほしい。私も自宅前を掃除していると、マスクのポイ捨てに時折出合う。仕方なく手に触れないようにして拾って捨てるが、正直虚しくなる。

たった一枚のマスクを拾うのでさえ、そんな気持ちになるのだから、それを仕事としてやり続ける立場の人たちの心中は想像を絶するものがあるはずだ。

お姉さんは、外出自粛をしたいけれどコロナ以後ますます仕事は増える一方で、それは叶わないし、日々の仕事を全うするしかないと話していた。こういう人々の働きによって、社会は動いているんだと改めて気づかされたのです。

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こんな状況の世界でも、いいこともあったと思えるようにしたい

だとしたら、私に何ができるのか。

言ってみれば、外出自粛は最も簡単な感染予防であり、自分を守り、他者を思いやる行動だ。これは決して静ではなく積極的な行動なんだと、気持ちの切り替えができてからは、逆にコロナからいろんなことを教えてもらおうという姿勢に私は変わっていきました。

だって私たちは決してビフォーコロナには戻れない。世界中がコロナを経験してしまったのだから、以前の感覚に戻れる訳もない。

でも悪いことばかりを数えても仕方がない。こんな状況の世界でも、いいこともあったと思えるようにしたいと思うのです。

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誰もが、いのちのバトンのリレーに参加している

たとえば、何気ない日常がこんなにも大切で、貴重なものだったということを身をもって感じたこと。

家にいる時間が増え、手付かずだったものを断捨離(R)できたこと。

人に会えないからこそ、本当に会いたい人が誰なのかがわかったこと。

仕事ができるということはこの上なく幸せなことだと知ったこと。

この期に及んで、人生には思いもよらぬことが起こるのだということを知ったこと。などなど、数え上げたらきりがない。

そして何より人とのつながりを感じ、社会はこうして人がバトンを渡し、人が受け取り回っていくものだと感じるのです。

みんなが自分の役割を全うすることが大事なのだと。

誰もが、いのちのバトンのリレーに参加していることを忘れてはいけない。

みんなが社会の一員なのだから。

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家で楽しめることはたくさん

南果歩がステイホームの近況報告! 自粛生活でたどり着いたコロナとの向き合い方
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南 果歩 プロフィール

Kaho Minami/1984年に映画『伽倻子のために』で俳優デビュー。最近の出演作に、NHK 大河ドラマ『麒麟がくる』。映画『MISS OSAKA』『脳天パラダイス』の2本が2020年公開予定。

※ 「断捨離(R)」は、やました ひでこさんの登録商標です
※ 画像・文章の無断転載はご遠慮ください
photograph_Takashi Noguchi[San Drago]
styling_Kuniko Sakamoto
hair & make-up_Keizo Kuroda[K Three]
文_南 果歩
大人のおしゃれ手帖 2020年7月号
web edit_FASHION BOX, Satoko Ishikawa[vivace]

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