(2020年7月17日 更新)
【すぐできる! 徹底的に免疫力アップ読本】
近頃気になる“免疫力”は、実は日々の小さな習慣を変えるだけで高められるものです。免疫力の鍵になる、自律神経と腸の正しい整え方を知り、今日から実践しましょう! 効果的に免疫力を高めるためのリラックス方法について、医学博士の小林暁子先生に教えていただきました。
≪目次≫
●免疫力アップのために、リラックスする時間を作りましょう
○ぼんやりする時間をもつ
○家族や友人、ペットなどとのふれあいの時間を楽しむ
●目利きさんに聞きました! 免疫力を高めるためのmy習慣
●教えてくれたのは……小林暁子先生 プロフィール
免疫力アップのために、リラックスする時間を作りましょう
ストレスを感じたり忙しくて慌てている時も、あえて平常心を保ちリラックスする方法をもつことで、心身のリズムが整います。
■ぼんやりする時間をもつ
交感神経、副交感神経ともに、よい状態にもっていくためには、一日の中に「何もしない時間」をもつこと。
やることが多い人ほど、ぼんやりする時間を大切に。お茶を飲み音楽を聴いてボーッとするのでもよいですし、散歩をしながら空を見上げるのでもOK。
何かを考えてしまう時は、好きな本を読んだり、日記を書くのでも◎。こんなときにこそ、脳は次の行動の準備をしているのです。
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■家族や友人、ペットなどとのふれあいの時間を楽しむ
スキンシップをすると、幸せホルモンのオキシトシンが分泌しストレスが軽減することがわかっています。
家族とのスキンシップはもちろん、ペットとのふれあいでも効果はあります。
また、家族や親しい友人と語りあい、心の通うコミュニケーションをとることもおすすめです。
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目利きさんに聞きました! 免疫力を高めるためのmy習慣
健康を大切にしている目利きさんは、日々どんなことをしているのでしょうか。自律神経や腸を整えるための習慣を教えてもらいました。
▶美容コラムニスト・福本敦子さん
アロマの香りで幸せホルモンを分泌
忙しい時でも、思い切ってケアの時間を優先させることが、体調管理のコツ。夜の12時までにベッドに入るだけでもストレスが減り、余計なことを考えなくなります。
ザ パブリック オーガニックのアロマディフューザー・SUPER POSITIVEを部屋に置いておくと、リラックスできるのでお気に入り。
腸活では、60種類のオーガニック栄養素で作られたピュアシナジー・スーパーフードを飲んでいます。頭もすっきりして調子がよいです。
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▶モデル・AYUMIさん
シルク製品での冷えとりから始まり、食事全般を見直し
20代の頃は、冷え性で低体温、不規則な生活で便秘でした。冷えにはシルクがいいことを知り、冷えとり靴下から始まり肌着や寝具までシルクを使うようになって、冷えがだんだんと解消。
子どもが生まれてからは、家族の健康を考えて食事も改善するように。みそや醤油麹を作るなどいわゆる菌活もスタートしました。
今では便通もよくなり、便の状態で腸の状態がわかるようになって、食べすぎることがあったら調整しています。
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▶美容ライター・石塚久美子さん
腸内環境の大切さに気づき、アレルギー体質を改善
20代まで各種アレルギーに悩み、独自のリサーチと取材経験から腸内細菌と免疫力の関係の深さを確認。自作の発酵食品や乳酸菌サプリを摂る腸活を始め、同時にルーシーダットンというタイの自己整体体操の習慣化で自律神経ケアもできるようになりました。
今年は腸内細菌にダメージを与えにくく抗菌作用や抗酸化力の高いオリーブ葉エキスと天然ビタミンCのサプリで花粉症がぐんと軽減。
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▶暮らし家・塩山奈緒さん
発酵食品を毎日食べていたら、自然と元気に
20年ほど前に重いアレルギー性鼻炎になり、それをきっかけに体を見直すことに。
今は、自家製塩麹を常備し、塩の代わりに使用。ぬか漬けや自家製味噌も毎日のように摂っています。昔は便秘気味でしたが、今はほとんどなくなりました。
また、椿油にラベンダーとローズマリーのエッセンシャルオイルを加えた髪のケアも長く継続中。よい香りに包まれてリラックスして眠ることができます。
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教えてくれたのは……
小林暁子先生 プロフィール
小林メディカルクリニック東京院長・医学博士。順天堂大学医学部卒業後、順天堂大学総合診療科を経て、2005年にクリニック開業。内科、皮膚科のほか、便秘外来や女性専門外来を併設し、全身の不調に対応する。便秘外来ではのべ20万人以上の便秘患者の治療に携わる。
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illustration_Rena Yamanaka
text_Ema Tanaka
(リンネル 2020年6月号)
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