<最新スポット>猿田彦珈琲 調布焙煎ホール|ロースターの“生態展示”でコーヒーの魅力を提案!

猿田彦珈琲の焙煎作業が丸見え!? 調布焙煎ホールに潜入!

猿田彦珈琲の豆が生まれる場所 最前線を体感できる焙煎スポットへ。

コーヒーの味を決める大きな要因の一つに「焙煎」がある。生豆を加熱しコーヒー豆独特の風味を引き出す作業である。猿田彦珈琲 調布焙煎ホールは、併設されたカフェでコーヒーを味わいながら、焙煎の様子を見ることができる最新スポットだ。

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ロースターの「生態展示」によってコーヒーの魅力を再認識できる

焙煎所×カフェスペースでコーヒーの魅力を提案
スペシャルティコーヒー専門店として急成長を遂げる猿田彦珈琲。2011年、コーヒースタンドとして恵比寿に出店してから、わずか10年足らずで国内外に21店舗を構えるほどに拡大している。その人気の理由は、世界各地の農園との直接取引で仕入れた高品質なコーヒー豆や他業種とのコラボなどさまざまだが、2017年に新たな旗艦店として出店した調布焙煎ホールの存在も大きい。

調布店では焙煎所にカフェスペースが併設されている。焙煎は各店のコーヒーの味を決める重要な工程で、一般的には舞台裏で行われていることが多い。しかし調布店では焙煎工程のすべてがゲストから見えるよう、焙煎スペースがガラス張りになっている。この大胆な構造を品質管理責任者の都築尚徳さんは“生態展示”と表現する。
「動物園の生態展示と同じです。コーヒーが作られる過程や製造に携わる私たちの様子を、お客様からご覧いただけるようにしたんです。お客様が口にするコーヒーがどのようにして作られているのか、直に見ることができるのが調布店の魅力です」

焙煎の他に、ロースター(焙煎人)がコーヒーの風味評価や商品をチェックするカッピングと呼ばれるテイスティングの光景を見ることもできる。安心感とさらなるコーヒーへの興味を与えてくれる新しい形の店舗だ。

<最新スポット>猿田彦珈琲 調布焙煎ホール|ロースターの“生態展示”でコーヒーの魅力を提案!▲日本に数台しかない「スマートロースター70キロ」焙煎機。コンピューター制御が可能な最新鋭のモデル。猿田彦珈琲のメイン焙煎機で主にブレンドの焙煎に使用している。

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▲ロースターが豆の仕上がりを確かめるために行うカッピング。日々テイスティングを繰り返して、そのコーヒーの風味や特徴に最適な焙煎の微調整を行う。

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▲カフェの客席から焙煎所を一望できる造り。ガラスの向こう側で焙煎している様子が見えるだけでなく、焙煎機でコーヒー豆が焼き上がる香りまでも店内に充満し、至福の気持ちに浸れる。

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ハンドドリップコーヒー ¥583~

▲調布店で提供されるコーヒーも、もちろんこの場で焙煎したものだ。

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“猿田彦珈琲流”焙煎の手仕事

調布焙煎ホールでは猿田彦珈琲で取り扱う全コーヒー豆を焙煎している。豆の風味を最大限に引き出す匠の世界を拝見した。

答えのない焙煎作業は、真剣勝負の連続だった

国内に3台しかないと言われる米・ローリング社の最新機種をはじめ、大小5台の焙煎機が設置された調布焙煎ホール。4名のロースターにより、一日20~30回の焙煎が繰り返される。
「一言でコーヒー豆といっても、品種だけでなく産地や採れた標高、収穫からの期間によって状態が変わります。焙煎する日の気温や湿度も考慮する必要があるんです」(都築さん)

1回の焙煎は10〜15分。ほんの数秒の判断で仕上がりは大きく変わってしまう。火力の増減や、釜内部の気流を操作しながらコーヒー豆を焙煎。まずはじっくり水分を飛ばし、理想の状態にしてからはさらなる加熱で香りや甘さを引き出していく。
「ひとつとして同じコーヒー豆はなく、毎回真剣勝負なんです」

このこだわりが、猿田彦珈琲の味わい豊かなコーヒーを生み出している。

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▲ローリング社の最新機種では、20~100%までデジタルで火加減を細かく調整することが可能。熟練ロースターが培ってきた技術と組み合わせることで理想の焙煎を実現する。

HOW TO ROAST

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▲1:最初に焙煎機を稼働させて釜内部が200℃になるまで予熱をする。その後、定められた量の生豆をホッパーへ投入。豆を入れたことで釜内部の温度は90℃前後まで下がる。

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▲2:豆の温度と排気温度を記録し窓からコーヒー豆と焙煎機内の状況を確認。じっくりと加熱して水分を飛ばす。180℃前後で「1ハゼ」と呼ばれる豆が弾ける音が鳴る。

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▲3:1分に2~3回のペースでテストスプーンを使って中の豆を取り出し、色合いや香りで状態を確認する。温度変化も合わせてリストにチェックし、記録も取っておく。

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▲4:210℃前後で「2ハゼ」が起きると中深煎りが始まり、その後は深煎りへと進行。タイミングを見極めて排出口を開いてコーヒー豆を取り出し、焙煎が進まないように風で冷却する。

猿田彦珈琲の豆選びを知る

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猿田彦珈琲では「たった一杯で、幸せになるコーヒー屋」という目標のもと、オーナー自らがコーヒー豆の産地へ出向いて豆を選定。ブラジル、グアテマラ、ケニア、コスタリカなど、世界中から選び抜いた生豆をダイレクトトレードし、品質にこだわるとともに適正価格で取引をすることで生産者の支援も。コーヒーは商品テーマに沿って適切にブレンドされ、自家焙煎とハンドドリップによる抽出にまでこだわり、最高の一杯を届けている。

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SPOT/猿田彦珈琲 調布焙煎ホール

<最新スポット>猿田彦珈琲 調布焙煎ホール|ロースターの“生態展示”でコーヒーの魅力を提案!

京王線・京王相模原線の調布駅に直結したショッピングセンター「トリエ京王調布」内。140坪の広大な敷地面積の中に広々としたカフェスペースと焙煎ホールを併設している。

住所:東京都調布市小島町2-61-1 トリエ京王調布C館1階
電話番号:042-444-2632

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撮影/大村聡志
取材・文/横山博之
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WEB編集/FASHION BOX

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