仕事や勉強のやる気が出るノートの使い方|頭の中を“見える化”する秘策を高学歴芸人・ロザンが指南

ノート作りを長続きさせる最大のコツは? 高学歴芸人・ロザンが説く

新しいことを学びはじめるとき、モチベーションを上げるため、新品のノートを用意するという人は多いのではないでしょうか? 気合を入れるために用意したまっさらなノートが、もしかしたら三日坊主の一因になっているかもしれません。

高学歴芸人のお笑いコンビ・ロザンは先日、書籍『京大 芸人 ノート』を出版。同書では、これまでの勉強と仕事を通して培ってきたノートの作り方と、それを使った思考術を、惜しげもなく公開しています。社会人こそノートを取るべきだと語るお二人が、仕事や勉強用のノートを使い続けるために意識して行っていることとは?

書籍『京大 芸人 ノート』

著者:ロザン

≪ベストセラーや自己啓発本より「自分のノート」が最強の武器になる!≫

高学歴芸人として知られる大阪府立大学進学の菅広文と京都大学進学の宇治原史規の初の共著。
大学受験から漫才のネタづくり、トークライブの構成、芸人としての戦略立案などを支えた、ロザンの二人のノート術を具体例を示しながら大公開。
ノートがなければ今のロザンはなかった! 二人のノート術を惜しみなく披露した一冊です。
今すぐ実践できるノートの取り方を、例を交えながら、わかりやすく解説。
仕事や人生で悩むビジネスパーソンから受験生まで役立つ、思考法・問題解決法が満載です。

第1章 ビジネスパーソンこそノートを取るべき
第2章 ノート中毒のススメ
第3章 「使えるノート」の作り方
第4章 仕事の質を上げるノートの使い方
第5章 実践! ロザンならノートをこう書く

書籍『京大 芸人 ノート』を購入する!

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学ぶことが増えるごとにノートを作っていませんか?

まず、私たちロザンが意識しているのは、日頃使うノートは1冊にまとめる、ということです。

たとえば、あなたが独学で英語を勉強することになった。そのためにノートを用意して勉強しているうちに、同時に漢字の勉強もしたくなってきたとしましょう。そうすると、今使っているノートを英語用にして、別に漢字の勉強用のノートを作る。つまり、学ぶことに合わせて1冊ずつノートを分けているのではないでしょうか。

そうなるとノートは学ぶことが増えるのに応じて複数冊作っていくことになります。

しかし、みなさんはノートのはじめだけ書いて、その後まったくそのノートを使わなくなるといった経験はないでしょうか。その後、少し状況や気が変わって新しく勉強を始める場合、また新しいノートを買ってはじめのページにだけ書いて使わなくなる……。

英語の勉強も漢字の勉強も、また新たに始めた勉強も全部1冊にまとめる。そうするとノートを別々に分けているよりも継続しやすいのです。

 

ノートを複数にすると諦めやすくなる

まず物理的にノートを放棄するということがなくなります。そして、1冊にまとめていれば、たとえ飽きていったんやめてしまったとしても、後から振り返ったときに「これくらいやっていたのか」と考え直すこともできます。ノートを放棄したわけじゃないから、継続している感覚が得られるのです。だから、やりたければまたそのノートの延長でやればいいのです。

言い換えれば、ノートを複数に分けてしまうと、諦めやすくなってしまうということです。

そして、取らなくなったノートは捨ててしまったりすることでしょう。

 

ノートを使い切るとモチベーションが上がる

ここでひとつ断言します。ノートは捨てないほうがいい。自分が取ったノートはなるべくならすべて残しておいたほうがいい。そうすることで自分の成長の過程、変化の過程が見えるようになります。菅が実践している毎日のレコーディング・ノートと同じ発想です。

ノートを捨てないためにも、日頃使うノートは1冊にして使い切ること。また、ノートの最初から最後まで書いた、使い切ったという経験はものとして残るとそれなりの達成感というか充実感があるものです。

内容ごとにノートを分けない

ノートを1冊にまとめる 例
ノートを1冊にまとめる 例

 

ノート1冊を使い切れば、頭の中が見える化できる

私たちがどんなふうにノートを1冊にしているかというと、菅の場合、YouTubeのトークも、トーク番組のネタも、漫才のネタもだいたい全部1冊にまとめるようにしています。

その場合、「YouTube」「コロナ・ワクチン」などと見出しと項目名を書いておいて分類できるようにしています。その際、最初から20ページ分はトークのことを書く、次の20ページ分は漫才のネタのことを書く、というふうにあらかじめノートを区分けしたりはしていません。ノートを頭から使っていく形です。

菅の場合、大体2カ月でノート1冊を使い終わります。項目をきちんと書いておけば、月単位でどれくらいの分量をやったのかが目で見てわかります。この月はYouTubeのことを考えるのが多すぎるな、とか、先月は漫才のネタを考えるのがおろそかになってたな、とか、自分の行動の比率がわかってきます。

やりすぎている部分や、逆にやらなさすぎている部分など、自分の行動の問題を補い改善することに役立つのです。

これが1冊ではなく、複数にノートを分けてしまうと、その月の行動がパッと見てわからなくなってしまう。確認に時間がかかってしまうのです。

頭の中を見える化するという意味では、やはりノートは複数よりも、1冊にまとめるに限ると思います。

 

教えてくれたのは……ロザン

(Profile)
菅 広文(すが ひろふみ)、宇治原史規(うじはら ふみのり)によるお笑いコンビ。大阪教育大学附属高等学校天王寺校舎の同級生で、1996年にコンビ結成。菅は大阪府立大学経済学部、宇治原は京都大学法学部にそれぞれ進学。1998年のデビュー直後から舞台・テレビを中心に活躍し、現在ではクイズ番組、情報・教養番組で存在感を示している。菅の著書「京大芸人」シリーズは累計30万部超の大ヒット。YouTube「ロザンの楽屋」では独自の視点で社会への“疑問”や“提案”を賢く、おもしろく説く様子が話題。また「教育」をテーマにした講演を全国各地で開催するなど、多方面で活躍している。

(抜粋)

書籍『京大 芸人 ノート』

著者:ロザン

≪ベストセラーや自己啓発本より「自分のノート」が最強の武器になる!≫

高学歴芸人として知られる大阪府立大学進学の菅広文と京都大学進学の宇治原史規の初の共著。
大学受験から漫才のネタづくり、トークライブの構成、芸人としての戦略立案などを支えた、ロザンの二人のノート術を具体例を示しながら大公開。
ノートがなければ今のロザンはなかった! 二人のノート術を惜しみなく披露した一冊です。
今すぐ実践できるノートの取り方を、例を交えながら、わかりやすく解説。
仕事や人生で悩むビジネスパーソンから受験生まで役立つ、思考法・問題解決法が満載です。

第1章 ビジネスパーソンこそノートを取るべき
第2章 ノート中毒のススメ
第3章 「使えるノート」の作り方
第4章 仕事の質を上げるノートの使い方
第5章 実践! ロザンならノートをこう書く

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構成:大野 真
編集協力:金丸信丈、花塚水結(ループスプロダクション)
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください
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