アラサー女性が気をつけたい婦人科系の病気って? 妊活にまつわるQ&Aなども産婦人科医が解説

アラサー女性が気をつけたい婦人科系の病気って? 妊活にまつわるQ&Aなども産婦人科医が解説

働く女性のウェルネスと最新技術
女性の体とウェルネス&フェムテック/病気や妊活について

今、注目を集める女性の健康問題。生理の悩みをはじめ、女性が抱える体や心の悩みは数多くありますが、婦人科系の病気や妊活についてもぜひ知っておきたいところ。そこで、産婦人科医の尾西芳子先生とfermata COOの近藤佳奈さんにお話をお聞きしました。

『steady.』最新号を購入する!

宝島社公式通販サイト「宝島チャンネル」なら電話注文もOK! 雑誌送料は1冊200円!! 詳しくはこちらをクリック
【電話注文専用TEL】0120-203-760
【受付時間】9:00~18:00(土日祝日を除く)

 

女性特有の病気について

婦人科系の病気は、年齢にかかわらずかかることもあり、読者の間でも不安に思っている人が多数。尾西先生に詳しくお話を聞きました!

Q:読者1000人に聞いた 女性特有の病気にかかったことはある?

アラサー女性が気をつけたい婦人科系の病気って? 妊活にまつわるQ&Aなども産婦人科医が解説

ない……72%
ある……28%

アラサー世代の場合、かかったことがない人の方が多いですが、約3割の人は罹患経験が。「まだ若いし……」と思わず、今後の人生を考えて、できることから予防や対策をしていくと安心。

「健康診断を利用して、子宮頸がんや乳がんの検査を受けておくといいでしょう。早期に発見することができます」
(産婦人科医 尾西芳子先生)

アラサー女性が気をつけるべき病気とは?

乳がん
乳腺の組織にできるがん。主な症状は乳房のしこり、乳房にえくぼやただれができるなど。若い世代でも発症しやすいので、検診を。

子宮筋腫
女性の3〜4人にひとりは持っている良性腫瘍。通常は半年〜1年に1度、経過を観察。できる部位によって不妊などを引き起こすかも。

子宮内膜症
本来、子宮の内側にしか存在しないはずの組織が、卵巣など他の場所で増殖したり剝離する病気。不妊の原因になることも。

子宮腺筋症
子宮内膜に似た組織が何らかの原因で子宮筋層内にでき、増殖する病気。月経痛や経血量の過多による貧血を起こす場合も。

卵巣囊腫
卵巣の中に水分や粘液が溜まる良性の卵巣囊腫がほとんど。ごくまれに悪性(卵巣がん)の場合もあるので、注意が必要です。

PCO
多囊胞卵巣症候群のこと。排卵障害のひとつで、発症すると、卵子のもとである卵胞の発育に時間がかかり、不妊の原因にも。

STD
性感染症のこと。クラミジア、梅毒、HIVなど性行為によって感染する病気を指す。症状を感じにくく、進行に気づかない場合が多い。

子宮頸がん
子宮の入り口(頸部)にできるがん。性行為によるヒトパプローマウイルスに感染し発症。ワクチン無接種の人は注意が必要。

こんな自覚症状は注意

□不正出血
子宮頸がん、子宮筋腫、子宮腺筋症

□乳房のしこり
乳がん

□月経痛の悪化
子宮内膜症

□おりものの増加や異臭
性感染症

→病気にならないために検診を
年1回:子宮頸がん検査、子宮卵巣超音波検査、乳がん検査
パートナーが替わるたびに:性感染症検査

《COLUMN》おうちにいながら検査&受診ができるサービスが登場!

体について気になることがあるけれど、なかなか病院に行きにくいという方は、リモートでの診察や郵送による性感染症の検査キットなどを活用してみて。ちょっとした不安を取り除くことができるはず。

アラサー女性が気をつけたい婦人科系の病気って? 妊活にまつわるQ&Aなども産婦人科医が解説
ルナルナ オンライン診療

生理日管理アプリのルナルナと一部連携した、産婦人科向けのオンライン診療サービス。この「ルナルナ オンライン診療」を使えば、スマホから医師による診療や薬の処方を受けられます。コロナ禍においても、安心して受診でき、時間も有効活用できます。

アラサー女性が気をつけたい婦人科系の病気って? 妊活にまつわるQ&Aなども産婦人科医が解説
性病検査STDチェッカー

性病検査STDチェッカーは、郵送の検査キットで、男女それぞれキットを用意。特に女性向けには、クラミジア、梅毒、HIVなどの項目を含んだSTDチェッカータイプSがおすすめ。性感染症の専門員が相談や医療機関との連携にも対応してくれる。

妊活や不妊治療について

女性として今後のライフプランを考えたときに気になるのが、出産にまつわること。妊活や不妊に関する知識も身につけておきましょう。

Q1:妊娠しやすい体を作るためには?

アラサー女性が気をつけたい婦人科系の病気って? 妊活にまつわるQ&Aなども産婦人科医が解説

アラサー女性が気をつけたい婦人科系の病気って? 妊活にまつわるQ&Aなども産婦人科医が解説

「まずは規則正しい生活を心がけること。禁煙も大事です。貧血にならないように、葉酸や亜鉛、鉄分、ビタミンD、タンパク質などバランスよく3食食事をとることで、体を整えて。さらに、下半身を鍛えることも有効だといわれています」
(尾西先生)

Q2:妊娠しやすい期間や気をつけることは?

「排卵2日前から前日が妊娠しやすい期間ですが、それを狙って性交渉をするとお互いプレッシャーとなり、うまくいかないことも。また月によって排卵時期がずれることがあるので、この期間は1日おきに3回程度性交渉をしてみましょう」
(尾西先生)

Q3:不妊治療とは?

「女性が排卵をしているか、男性側の精液検査のチェックからスタート。排卵期にあわせた性交渉のタイミング指導、排卵誘発剤の処方などと続きます。また、徐々に人工授精や体外受精といった高度な不妊治療に進みます」
(尾西先生)

Q4:注目の妊活グッズは?

「妊娠しようと思ってから自宅でできることって限られているのが現状。気軽に試せる妊活サポートアイテムが少しずつ登場しているのをぜひ知ってほしいです!」
(fermata COO 近藤佳奈さん)

アラサー女性が気をつけたい婦人科系の病気って? 妊活にまつわるQ&Aなども産婦人科医が解説
ファーティリリー カップ¥4,950/フェルマータ

性交渉後に膣内に装着することで、精液が流れることを防ぐもの。月経カップの要領で装着するアイテムなので、比較的使いやすいはず。

Q5:高齢出産のリスクとは?

「かつては35歳を超えると高齢出産といわれていましたが、現在は全出産の29%は35歳以上というデータがあります。とはいえ、高齢になればなるほど赤ちゃんの染色体異常や流早産、妊娠高血圧症、妊娠糖尿病の増加などのリスクが」
(尾西先生)

《COLUMN》科学技術でもっと素敵な女性の未来にするために

「女性のウェルネスとは無縁の企業でも、その企業の持つ技術を使ってフェムテックのアイテムが誕生することも。クラウドファンディングによって実現した、腰に巻くだけの骨盤底筋トレーニングデバイスなど、魅力的なアイテムに注目!」
(近藤さん)

痛くない乳がん検査

アラサー女性が気をつけたい婦人科系の病気って? 妊活にまつわるQ&Aなども産婦人科医が解説

代表の東志保さんが、母親をがんで亡くした経験から、乳がん検診をより多くの女性に受けてほしいと思い、開発されたCOCOLY。再現性の高い3D撮影で、マンモグラフィーのような痛みや被ばくもなく、エコー検査のように撮影者のスキルも関係ないので、クリニック難民にならず安心して検査を受けられる。

装着するだけの膣トレ

アラサー女性が気をつけたい婦人科系の病気って? 妊活にまつわるQ&Aなども産婦人科医が解説

お腹につける膣トレ専用アイテム、ペリノス(TM)。電子部品などの開発を行うアルプスアルパインの女性担当者が抱えていた、産後の骨盤からくる体の悩みから誕生。筋電センサの技術を採用。

話題の「吸水ショーツ」をまだ使ったことのない人に、オススメしたいブランド3選♡

アラサー女性の健康問題について『steady.』読者に調査! 8割以上がPMSの自覚あり!?

教えてくれたのは……

アラサー女性が気をつけたい婦人科系の病気って? 妊活にまつわるQ&Aなども産婦人科医が解説
産婦人科医
尾西芳子先生

産婦人科医
尾西芳子先生

【PROFILE】
都内産婦人科クリニックに勤務し、院長を歴任。妊娠・出産から、婦人科系のがんの手術、不妊治療まで幅広く学んだ知識で、患者の診察に当たる。2児の母でもある。

アラサー女性が気をつけたい婦人科系の病気って? 妊活にまつわるQ&Aなども産婦人科医が解説
fermata COO
近藤佳奈さん

fermata COO
近藤佳奈さん

【PROFILE】
「あなたのタブーがワクワクに変わる日まで」を掲げ、「どうにもならない」と思っていた女性たちの悩みを解決できるように働きかけるfermataに参画。事業戦略や営業などを統括する。

『steady.』最新号を購入する!

宝島社公式通販サイト「宝島チャンネル」なら電話注文もOK! 雑誌送料は1冊200円!! 詳しくはこちらをクリック
【電話注文専用TEL】0120-203-760
【受付時間】9:00~18:00(土日祝日を除く)

元アンジュルム・和田彩花|同世代へ自分の体と向き合う大切さをメッセージ! 生理中前向きに過ごすためのアイテムも

PMSをやわらげる生活習慣は? 吸水ショーツなど生理中快適に過ごせる最新アイテムも紹介[産婦人科医 監修]

セクシャルウェルネス事情を『steady.』読者にアンケート! 性交痛を緩和するアイテムも登場[産婦人科医 監修]

イラスト/あきもとみゆき
取材・文/弓削桃代
steady. 2022年2月号

※ 画像・文章の無断転載はご遠慮ください

WEB編集/FASHION BOX

RELATED CONTENTS

関連コンテンツ