魚介類や野菜などの水煮缶。長期保存ができる、下ごしらえがいらないといった便利さはもちろん、その健康&ダイエット効果も注目されています。その中でも、日本人が摂りづらい食物繊維をラクに摂れるのがトマト缶や大豆缶。
そこで今回は、食物繊維の特徴と、トマト缶や大豆缶の魅力をご紹介します。
食物繊維のいいところ!
・食物中のコレステロールを吸着、排出する
・炭水化物といっしょに摂ると血糖値の急上昇を抑制
・便の量を増やし、腸の働きを活発にする
・腸内環境を整える
・満腹感を感じやすい
動脈硬化を予防&血糖値の上昇を抑える
食物繊維は、小腸で吸収されず、大腸まで届くのですが、体内に入ってから大腸に届くまでの間にコレステロールを吸着するので、血中コレステロールの上昇を抑えることができます。血中のコレステロールが多いと動脈硬化の原因になるため、食物繊維を摂ることは、動脈硬化の予防にもつながっているのです。
また、食物繊維は、米などの炭水化物といっしょに摂ると血糖値の急上昇を抑えることができます。
現代人は食物繊維が不足しがち!
日本人の食物繊維の平均摂取量は、1日の目標量18gに達していません。食物繊維は意識して積極的に摂ることが必要です。
EPA&食物繊維でやせホルモンGLP-1が増加!
トマトや大豆は食物繊維がとても豊富。そのほか、アボカドやかぼちゃ、きのこ類、海藻類などにも多く含まれていますが、食物繊維が豊富な食べ物はおなかに溜まりやすいものや、かさがあるものが多く、満腹感を得やすいので、食べすぎを防ぐこともできます。しかも、トマト缶や大豆缶などの缶詰なら、手軽に取り入れることが可能です。
さらに食物繊維は、やせホルモンGLP-1の分泌を増やすことがわかっています。L細胞を刺激してGLP-1の分泌を促すのです。L細胞は、小腸の出口から大腸の入り口にかけて多く存在しますが、ほかの栄養素が小腸を通る間に消化、吸収されてしまうのに対し、食物繊維は吸収されないまま小腸の下部まで届き、大腸で分解され、L細胞を刺激してGLP-1を分泌させるのです。
ダイエット&健康のためにも持っておきたい一冊!
TJ MOOK『水煮缶でラクにやせる&みるみる健康になる』(宝島社)
定価:本体880円+税
さば缶や鮭缶などの水煮缶は、動物性たんぱく質が手軽にとれ、下ごしらえ済みなので調理時間が短縮でき、長期間ストックも可能。そして1缶100〜200円と安価なのもうれしいところ。本誌では、血液をサラサラにするさば缶、抗酸化作用のある鮭缶、免疫力をアップするトマト缶、コレステロールを減らす大豆缶を中心に、68の水煮缶レシピを紹介! おいしくて、手軽で、健康にもいい、水煮缶はわたしたちの強い味方です!
医療監修/小山浩子
構成・編集・原稿/小山暢子
栄養計算/鈴木玲子
イラスト/松﨑弓季
編/FASHION BOX
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